季節毎の美しい風景と古き史跡、関西のおすすめ名所旧跡
いにしえの頃から都が置かれた近畿地方には、歴史ある寺社や城などの史跡がたくさん揃っています。さらに大都市の都市景観や季節を体感できる風景を楽しめるスポットも多数点在します。季節毎の美しい風景と古き史跡に出会うことができる近畿地方の名所と旧跡をご紹介します。
<目次>
※名所の紹介の後ろにある★マークは、ガイドからのオススメ度を示します。
【京都北部】日本海と山あいの素朴な風景を楽しむ
京都府北部は、日本海と接しており、素朴な海の風景を堪能することができます。また山あいにも素朴な風景が残っていますよ。■天橋立(あまのはしだて、★★★) 松島(宮城県)、宮島(広島県)と並ぶ日本三景の一つ。宮津湾と阿蘇海を隔てる砂嘴(さし)に、8000本もの松の木があり、美しい景観を見せてくれます。
天橋立ビューランドや笠松公園からはこの天橋立を一望することができ、有名な「股のぞき」もここでできますよ。
■伊根の舟屋(いねのふなや、★★)
丹後半島の先端に位置する伊根町。ここには海辺ぎりぎりに建てられた舟屋が立ち並ぶ風景があり、素朴な漁村の風景を満喫することができます。
■福知山城(★★)
明智光秀が築城した城です。天守閣は1986年に再建されたもので、今も福知山のシンボルとして親しまれています。
■安国寺(あんこくじ、★)
綾部にある寺で、室町幕府を興した足利尊氏ゆかりのお寺です。秋の紅葉が美しいことでも知られています。
■美山(みやま、★★) 京都と小浜を結ぶ国道162号線(周山街道)沿いの小さな集落。茅葺き屋根の家が残るかやぶきの里など、静かな農村の風景を体感することができます。
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【京都市内】数えきれないほどの寺と神社を巡る
平安京が置かれた京都市内には、数え切れないほどの寺と神社があります。世界遺産に指定された寺、神社もあり、季節を変えて何度もリピートして雰囲気を楽しみたい街でもあります。■東山
京都御所の東側に位置する東山には、有名寺社が揃います。 「清水の舞台」で知られる清水寺(きよみずでら、★★★)、豊臣秀吉の御台所、ねねのゆかりの寺である高台寺(こうだいじ、★★)、大きな山門や水路閣が印象に残る南禅寺(なんぜんじ、★★)、紅葉の名所として名高い永観堂(えいかんどう、★★)、足利義政が建てた銀閣寺(★★)、朱塗りの門と建物が印象に残る平安神宮(★★)、通し矢で知られる三十三間堂(★★)などがあります。
■御所周辺
鎌倉時代から江戸時代まで天皇家が住まわれた京都御所(★★)の周辺には、世界遺産に登録されている二条城(★★)、下鴨神社(★★)などの有名寺社があります。
■京都駅周辺
京都の玄関口であるJR京都駅(★)は、1997年完成の巨大な駅ビルで中央口の大きな吹き抜けが印象に残る建物。
京都駅周辺には、西本願寺(★)、東本願寺(★)、五重塔がある東寺(とうじ、★★)、紅葉が美しい東福寺(とうふくじ、★★)などの有名寺社があり、変わったところでは、鉄道の歴史をたどれる京都鉄道博物館(★)もあります。
■衣笠(きぬがさ)
京都御所の北西側に位置する衣笠にも、有名寺社が揃います。 足利義満が建てた金閣寺(★★)、菅原道真公を祀る北野天満宮(★)、春は桜で埋め尽くされる平野神社(★★)、美しい石庭で知られる龍安寺(りょうあんじ、★★)、御室の桜で知られる仁和寺(にんなじ、★★)などがあります。
■鷹峯(たかがみね)
京都市北西部に位置する鷹峯には、「悟りの窓」で知られる源光庵、紅葉のトンネルが見られる光悦寺などの古刹が並びます。
■嵐山
大堰川にかかる渡月橋(とげつきょう、★)で知られる嵐山。足利尊氏が建てた庭の美しい天龍寺(★★)、天龍寺の塔頭(たっちゅう)で美しい紅葉に見とれる宝厳院(ほうごんいん、★★)、大沢池を配し、美しい風景を楽しめる大覚寺(★★)、静かに美しい紅葉を眺められる宝筺院(ほうきょういん、★★)など見所がたくさんあります。
また保津川の流れをトロッコで楽しむ嵯峨野観光鉄道(★★)やダイナミックに川を下る保津川下り(★)も楽しいですよ。
■三尾(高雄、槙尾、栂尾)
嵐山の北西、国道162号線(周山街道)沿いにある高雄山神護寺(じんごじ、★★)、槙尾山西明寺(さいみょうじ、★)、栂尾山高山寺(こうざんじ、★★)は三尾と呼ばれ、京都市内でいち早く紅葉・黄葉を楽しめるスポット。高山寺は世界遺産にも登録されています。
■鞍馬、貴船
京都市北部に位置し、自然が残る中に鞍馬寺(くらまでら、★★)、水占いでも知られる貴船神社(きぶねじんじゃ)などがあります。貴船の川床は夏の風物詩として語られ、秋は紅葉・黄葉が見所となります。
■大原
京都市北東部に位置し、歌にも歌われた三千院(★★)、寂光院(じゃっこういん、★)、額縁庭園で知られる宝泉院(ほうせんいん、★★)、不断桜で知られる実光院(★★)などの古刹があります。
■八瀬
京都市北東部にあり、比叡山への入口となる場所に瑠璃光院(★★)や蓮華寺(★)、岩倉に実相院(★)などの古刹があります。
■山科周辺 京都市南東部に位置する山科(やましな)周辺には、世界遺産に指定され、桜が美しい醍醐寺(だいごじ、★★)や、玉の輿伝説が残る勧修寺(かじゅうじ、★)、小野小町邸の後に造られたと言われる随心院(ずいしんいん、★)があります。
■西山
山に囲まれた京都の西側は西山と呼ばれ、桜が美しい勝持寺(しょうじじ、★)、京都の街を見下ろす位置にある善峯寺(よしみねでら、★★)などの見所があります。
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【京都南部】古刹と花の名所が揃います
京都府南部は、世界遺産を抱える宇治周辺や奈良にほど近い木津川沿いまで広がっており、古刹と花の名所が揃っています。■平等院(びょうどういん、★★★) 10円玉に描かれた鳳凰堂で良く知られている平等院。「古都京都の文化財」として世界遺産にも登録された平安時代創建のお寺です。
■三室戸寺(みむろとじ、★★)
宇治にあり、あじさい寺という別名のとおり、初夏はあじさいの花に埋め尽くされるお寺です。春の桜、秋の紅葉・黄葉も目を見張る美しさですよ。
■石清水八幡宮(いわしみずはちまんぐう、★)
大阪との府境に近い八幡市(やわたし)にあり、日本三大八幡宮の一つに数えられる古刹です。徳川家光が建てた本殿が今も残っています。
■光明寺(こうみょうじ、★★) 長岡京市にある古刹で、桜と紅葉の名所として多くの人が訪れます。
■浄瑠璃寺(じょうるりじ、★)
奈良との県境に近い木津川市にある古刹。極楽浄土を表現したとされる庭園や、平安時代末期に京都から移築されたという三重塔があります。
【奈良北部】飛鳥時代、奈良時代の史跡を訪ね歩く
奈良県北部は、飛鳥時代、奈良時代に都が置かれたこともあり、日本史の中で最初に登場する地域として良く知られています。当時の史跡が現代も残り、古き歴史を訪ねる人たちでいつも賑わいます。■東大寺(とうだいじ、★★★) 大仏殿に奈良の大仏が鎮座する寺として有名で、世界遺産にも登録されています。二月堂のお水取りは初春の風物詩として毎年ニュースに取り上げられますね。
■春日大社(かすがたいしゃ、★★)
奈良公園の中にあり、朱塗りの社殿が印象に残る神社で、世界遺産にも登録されています。公園内に棲む鹿は、神の使いとして大事にされており、公園内を自由に動き回る姿は奈良らしい風景の一つです。する風景として良く知られています。
■興福寺(★★) 1300年近くの歴史を誇り、奈良公園の一角を占める世界遺産登録のお寺です。五重塔、南円堂や中金堂などの建物があり、猿沢池から眺める風景は絵になります。
■唐招提寺(とうしょうだいじ、★★)
西の京と呼ばれる地区にあり、鑑真和上が開いた古刹で、奈良時代に建てられた大きな金堂があります。世界遺産に登録されており、2009年11月には10年間に及ぶ大修理が終わった金堂がお披露目されました。
■薬師寺(★★)
西の京にあり、奈良時代に建てられた東塔と、西塔と金堂の建物の並びが絵になる古刹です。少し離れた玄奘三蔵院伽藍では、日本画家 平山郁夫氏作の「大唐西域壁画」を観覧することができます。
■氷室神社(ひむろじんじゃ、★★)
興福寺と東大寺の中間に位置する氷の神様を奉る小さな古刹です。境内のしだれ桜は、奈良市内で最も早く咲く桜とされており、花咲く姿は貫禄さえ感じられます。
■郡山城跡(★★)
金魚の生産地として知られる大和郡山にある城跡です。天守閣は現存していませんが、追手向櫓や隅櫓があり、毎年春になるとたくさんの桜が城跡を飾ります。
■法隆寺(ほうりゅうじ、★★)
斑鳩(いかるが)の地に聖徳太子が建立した寺です。日本で初めて世界文化遺産に登録された寺でもあります。世界最古の木造建築と言われる五重塔と金堂の姿は、訪れる人の心に残りますね。
■桜井周辺 日本三大文殊の一つに数えられ、陰陽師(おんみょうじ)として知られる安倍晴明にもゆかりがある安倍文殊院(★★)では、冬から春にかけてその年の干支を花でデザインしたジャンボ花絵が飾られます。また「大化の改新」の立役者として知られる藤原鎌足を祀る談山神社(たんざんじんじゃ、★★)では、秋になると十三重塔のまわりを美しい紅葉・黄葉が彩ります。
その他に日本最古の神社と言われる大神神社(おおみわじんじゃ、★)や、ぼたんの寺として知られる長谷寺(はせでら、★★)があります。
■飛鳥周辺
飛鳥時代に一大勢力を率いたと言われる蘇我馬子(そがのうまこ)が建立した日本最古の寺院と言われる飛鳥寺(あすかでら、★★)、その蘇我馬子の墓と言われる石舞台古墳(★★)があり、小高い丘となっている甘樫丘(あまかしのおか、★★)からは、万葉集にも歌われた大和三山と飛鳥の風景を見下ろすことができます。
■榛原周辺
三重県との県境に近い榛原(はいばら)周辺には、女人高野(にょにんこうや)と呼ばれ、五重塔が印象に残る室生寺(むろうじ、★★)や、春になると美しい花を咲かせる大宇陀の又兵衛桜(★★)などがあります。
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【奈良南部】山岳霊場の荘厳さに触れる
奈良県南部は、紀伊半島の山岳部にあたり、遥か昔から山岳霊場の修行地として使われてきた地です。手つかずの自然と共に残る霊場への参道と、数多く残る史跡が評価され、「紀伊山地の霊場と参詣道」として世界遺産にも登録されました。■吉野神宮(★)
後醍醐天皇を祀る神社として、明治天皇が吉野の入口に建立した神社です。春は桜に彩られます。
■吉野山・金峯山寺(きんぷせんじ、★★) 吉野山の中心となる古刹です。蔵王堂は、東大寺大仏殿に次いで大きな木造建築物であり、間近で見るとその迫力に圧倒されます。もちろん桜との組み合わせも絵になりますよ。
■吉水神社(★★)
南北朝時代に南朝の皇居が置かれた吉水神社。戦国時代には豊臣秀吉がここに本陣を置いて吉野の花見を楽しんだとの故事もあります。境内の右手からは春になると山全体が桜の花に覆われる「一目千本」の絶景を見ることができます。
■竹林院群芳園(ちくりんいん ぐんほうえん、★★)
吉野・中千本にある古刹の竹林院にある庭園、群芳園。豊臣秀吉の吉野の花見に際し、千利休が造った美しい庭園が今に残っています。
■吉野の桜(★★★)
山全体が桜の花に覆われる吉野山。標高の低い所から下千本、中千本、上千本、奥千本と分かれていて、春の進みに応じて桜の花が日々駆け上がるかのように山を薄桃色に染めていきます。花矢倉展望台からは、桜の花に染まった吉野山の風景を見下ろすことができますよ。
■天河大辯財天社(★) 吉野の南、天川村にあり、日本三大弁財天に数えられる神社です。天河神社とも呼ばれ、毎年春・夏・秋には能楽が奉納されます。
■谷瀬の吊橋(★)
十津川が作り出した深い谷にかかる鉄線の吊り橋です。297メートルの長さがある吊り橋の幅はわずか80センチメートル。スリル満点ですよ。
■大台ヶ原(★)
三重県、和歌山県との県境に近い上北山村にあり、標高1600メートルに達する手つかずに近い大自然のパノラマを堪能することができます。
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【滋賀県】琵琶湖のある風景と周囲の史跡を訪ね歩く
日本一大きな湖、琵琶湖がある滋賀県。時代の変遷と共にこの地に根を下ろした名所・旧跡が湖岸沿いにたくさん揃っています。■比叡山延暦寺(ひえいざん えんりゃくじ、★★) 京都との県境にある比叡山全体が神域となる延暦寺。「古都京都の文化財」の一つとして世界遺産にも登録されています。
根本中堂や釈迦堂などの巨大な木造建築物があり、寺全体を覆う木々までもが荘厳な雰囲気を漂わせています。
■三井寺(みいでら、★)
大津にある古刹で、飛鳥時代の一時期、大津に都が置かれた時に創建されました。「残したい日本の音風景100選」に選定された「三井の晩鐘」があることで知られており、春は桜、秋は紅葉が境内を彩ります。
■石山寺(★★)
『源氏物語』の作者、紫式部ゆかりの寺です。春の桜、秋の紅葉・黄葉は訪れる人を魅了します。
■永源寺(★★)
八日市の山寄りにある室町時代創建の古刹です。秋の紅葉が美しいことで知られています。
■彦根城(★★★) 日本国内では5つしかない国宝の指定を受けた城です。最近では大人気のキャラクター「ひこにゃん」のおかげで、さらに知名度が上がりました。広い城内は江戸時代を彷彿とさせる雰囲気の場所がたくさんあり、しばしば映画のロケでも使われています。
■長浜城(★★)
交通の要衝である長浜に豊臣秀吉が築き、山内一豊が城主となった城が長浜城。琵琶湖の畔にある天守閣は長浜市歴史博物館として中を見学することができます。
■伊吹山(いぶきやま、★★)
滋賀と岐阜の県境にある滋賀県最高峰の山です。山頂近くは夏になるとたくさんの高山植物を見ることができます。
■海津大崎(かいづおおさき、★)
琵琶湖北部、高島市マキノにある景勝地です。春になると琵琶湖と桜の美しい組み合わせを楽しめます。
■堅田・浮御堂(かたた・うきみどう、★)
平安時代創建の満月寺にあるお堂。琵琶湖に浮かぶように造られたお堂は琵琶湖を代表する風景の一つとなっています。
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【大阪】水の都と名城、都市景観を楽しむ
古くから商都として賑わう大阪府。名城や洋風の建物など古くからの建築物が残っており、都市景観を楽しんだり、史跡を訪ね歩くこともできます。■大坂城(大阪城)(★★★) 石山本願寺の跡地に豊臣秀吉が築いた大坂城(大阪城)。現在の天守閣は、昭和初期の1931年に再建されたもので、大阪のシンボルとして親しまれています。
■大阪天満宮(★★)
大阪の代表的な夏祭り、天神祭で知られ、「天神さん」として親しまれる古刹です。
■大阪市中央公会堂(中之島公会堂)(★★)
堂島川と土佐堀川にはさまれた中之島は大阪の経済の中心地。この地に大正時代に建てられた中之島公会堂は、レンガ造りの美しい建物です。現在は大阪市中央公会堂となっています。
■空中庭園(★)
JR大阪駅の北側、新梅田シティの梅田スカイビルの最上階にある展望スペース。大阪の街を美しく見下ろすことができます。
■四天王寺(★★)
聖徳太子が建立した古刹で、五重塔や金堂などたくさんの伽藍が立ち並ぶさまは壮観です。
■通天閣(つうてんかく、★★)
大坂城と並ぶ大阪のもう一つのシンボル、通天閣。高さ100メートルの展望塔で、幸せを呼ぶと言われるビリケンさんの像がある展望階からは大阪の町並みを見下ろすことができます。夜のネオンもきれいですよ。
■あべのハルカス(★★) 高さ300メートル、日本で一番高いビルとして注目を集めています。最上階にある展望台「ハルカス300」からは大阪の街並みを360度見回すことができます。街並みに輝く灯りたちが織りなす夜景も必見です。
■杭全神社(くまたじんじゃ、★)
大阪市平野区にある古刹。坂上田村麻呂の孫である坂上当道(さかのうえのまさみち)の創建で、毎年7月に行われる夏祭りでは、平野の街の中を9つのだんじり(地車)がだんじり囃子を鳴らして華麗に動き回ります。
■箕面公園(みのおこうえん、★)
大阪府北部の箕面市にあり、紅葉の名所として知られています。日本の滝100選にも選ばれた箕面大滝など自然を満喫することができます。
■住吉大社(★★) 大阪での初詣客のランキング上位に登場し、日本書紀や古事記にも記されている古刹です。真っ赤な反橋(太鼓橋)と江戸時代の建物である本殿が印象に残りますね。
■大山陵古墳(仁徳陵古墳)(だいせんりょうこふん(にんとくりょうこふん)、★)
堺にある日本最大の前方後円墳で、エジプトのピラミッド、中国の秦の始皇帝陵と並ぶ世界三大墳墓の一つとされています。2019年に百舌鳥・古市古墳群の一つとして世界文化遺産に登録されました。古墳の中には入れませんが、堺市役所などから全貌を眺めることができます。
■岸和田城(★★)
だんじりが激しく動き回る岸和田だんじり祭で知られる岸和田にある岸和田城。天守閣は1954年に再建されたもので、春は桜が境内を彩ります。
《大阪府の名所に関する記事》
【兵庫】異国情緒あふれる港町と、豊かな自然に出会う
瀬戸内海と日本海の両方に接している兵庫県。港町で異国情緒あふれる風景を眺めたり、豊かな自然や文学の舞台になった史跡に出会うことができます。■北野・異人館めぐり(★★) 港町神戸を代表する風景の一つに挙げられる北野の異人館。テレビドラマの舞台にもなった風見鶏の館、萌黄の館、ラインの館などたくさんの異人館が集まっており、中を見学できるものも多いです。
■生田神社(★★)
神戸の中心部にあり、日本書紀にも記される古刹。街の真ん中にある木々と朱塗りの建物は訪れる人の心を癒してくれます。
■六甲山(ろっこうさん)
神戸の背後に迫る山々の総称で、六甲山牧場(★)、六甲高山植物園(★)、オルゴールの博物館であるホール・オブ・ホールズ六甲(★)、昭和初期開業のクラシックホテルである六甲山ホテル(★)など見所が多く、六甲ガーデンテラス(★★)や、摩耶山掬星台(まやさん きくせいだい、★★)などの展望台からは、港町神戸の町並みと夜景を堪能することができますよ。
■有馬温泉(ありまおんせん、★★)
六甲山の北側にあり、遥か昔から湯治に訪れる人で賑わう温泉です。異なる泉質のお湯が湧き出していて、日帰り入浴施設の金の湯、銀の湯や旅館などで温泉を満喫することができます。
■明石海峡大橋(★★)
本州と淡路島の間にある明石海峡に、本四架橋ルートの一つとして1998年に開通した世界最大の吊り橋です。神戸側は舞子公園から、淡路島側は淡路サービスエリアからその雄姿を眺めることができますよ。
■鳴門岬(なるとみさき、★★)
淡路島と四国・徳島を結ぶ大鳴門橋を淡路島側から間近に望めます。
■姫路城(★★★) 日本で初めて世界遺産として登録された姫路城。江戸時代以前からの天守が残る城の中では一番規模が大きく、姫路のシンボルとして親しまれています。
■竹田城跡(★★)
戦国時代に廃城となった山城の遺構がほぼそのままの形で残り、秋から冬の早朝にかけて発生する雲海の中に城跡が浮かんだように見える現象から「天空の城」や「日本のマチュピチュ」と呼ばれ、多くの人が訪れるようになりました。
■城崎温泉(きのさきおんせん、★★)
志賀直哉の小説「城の崎にて」の舞台になった城崎温泉は、日本海に注ぐ円山川沿いに古くからある温泉。風情豊かな温泉街にある七つの外湯を浴衣姿でめぐる外湯めぐりが楽しめます。
■出石(いずし、★★)
皿そばで知られ、但馬(たじま)の小京都とも称される古い町並みが残る出石。明治時代に造られた時計台、辰鼓櫓(しんころう)は、出石のシンボルとして親しまれています。
■湯村温泉(★)
鳥取県の県境にほど近い山あいにある湯村温泉。1150年近くの歴史を持つ静かな雰囲気の温泉です。テレビドラマ『夢千代日記』の舞台にもなりました。
■餘部鉄橋(あまるべてっきょう、★)
リアス式海岸の続く地形に鉄道を通すため、明治時代に造られた餘部鉄橋。真っ赤な鉄骨で組み上げられた橋は長らくの間、絵になる風景として親しまれてきましたが、現在は新しい橋へ架け替えられました。
《兵庫県の名所に関する記事》
【和歌山】美しい海の風景と世界遺産を巡る
紀伊半島の東側を占める和歌山県。太平洋に面した場所では、美しい海の風景が楽しめますし、内陸部には世界にも認められた静かな霊場とそこへ至る参詣の道の雰囲気を体感することができます。■和歌山城(★★) 豊臣秀吉の弟、秀長が築城した城で、徳川御三家の紀州藩の居城として使われました。戦災で焼失後、1956年に再建した天守閣の雄姿と西の丸庭園が絵になります。
■紀三井寺(きみいでら、★★)
奈良時代創建の古刹。近畿地方での早咲きの桜の名所として知られています。
■白浜
美しい海の風景と温泉が楽しめる白浜。美しい砂浜の白良浜(★★)や印象に残る形をした円月島(★★)、海の浸食で出来た千畳敷(★★)、三段壁(★★)などの景勝地を訪ねるのが楽しいですよ。
■橋杭岩(★)
本州最南端の街、串本にあり、対岸の大島まで850メートルにわたって岩がそそりたっています。
■熊野那智大社、那智の滝(★★★) 熊野三山の一つで、日本三名瀑の那智の滝を御神体として抱える神社です。そばにある青岸渡寺(せいがんとじ)の三重塔と那智の滝の組み合わせは素晴らしい風景ですよ。
■熊野本宮大社(★★)
奈良県に近い田辺市本宮町にあり、熊野三山の一つとして熊野詣の目的地とされた古刹です。静かな森に囲まれる中で参拝することができます。
■川湯温泉、湯の峰温泉(★)
熊野本宮大社の近くにある温泉で、川湯温泉は川岸を掘ると湧き出す温泉です。また湯の峰温泉は日本最古の温泉として風情の残る温泉街が印象に残ります。
■高野山
真言密教の修行道場として弘法大師が開いた高野山。世界遺産にも登録されています。下界と隔たれた山の中に大門(★)、金剛峯寺(★★)、根本大塔(★★)、金堂(★)などの建物が建ち並び、うっそうとした森の中にある奥の院(★★)には弘法大師の御廟所があります。春は桜、秋は美しい紅葉・黄葉を楽しむこともできますよ。
《和歌山県》