日本三景を訪ねて、天橋立を望む

天橋立の地図

今回の行き先は【京都】
日本三景を訪ねて、天橋立を望む

日本国内の名所・旧跡の中で、「日本三景」と称される松島(宮城県)、天橋立(京都府)、宮島(広島県)は、旅が好きな人にとって一度は訪ねておきたい名所。どの名所も風光明媚な美しい風景が印象に残りますね。

今回は、日本三景の中から天橋立(あまのはしだて)をご紹介します。美しい海の真ん中に細く延びる松林を見下ろす風景は、素敵な旅の想い出になりますよ。

 

自然の摂理が生み出した稀なる景観

天橋立(1)/傘松公園より

傘松公園から望む天橋立(2004年7月撮影)

天橋立Yahoo! 地図情報)は、京都府北部の宮津市にあります(兵庫県ではないのです)。

日本海に面する丹後半島から続く若狭(わかさ)湾の奥深く、宮津湾の真ん中を分断するかのように細い陸地が延びる風景は、他では見られない貴重なもの。

この貴重な風景は、日本海の荒波が削って流れてきた砂と宮津湾に流れ込む野田川から流れてきた砂が宮津湾の真ん中でぶつかりあい、気の遠くなるような年月を経て砂嘴(さし)と呼ばれる細長い陸地ができたことで生まれました。

自然の摂理が生み出したこの不思議な景観に対し、浦島伝説も記された古文書「丹後風土記」の中では、イザナギとイザナミの2人の神様が天上から大地に架けた橋が倒れてしまい、天橋立が出来た……という神話まで言い伝えられています。

 

天橋立(2)/松林

天橋立の中。8000本にも及ぶ松林が続きます

天橋立の全長はおよそ3.6km。8000本にも及ぶ松林の中を歩いたり、レンタサイクルで走り抜けることができますし、両岸の間に運行されている観光船で海から眺めることもできます。

レンタサイクルショップの中には、片道をレンタサイクルで天橋立の中を走り抜け、対岸でレンタサイクルを乗り捨てた後は観光船で戻って来る……というプランが組める所もあります。観光にあてられる時間を考えてコースを選ぶと良いでしょう。

 

国内でも珍しい可動橋、廻旋橋

廻旋橋

天橋立駅から天橋立へ向かう時に渡る小天橋。船が通る時に橋が動く廻旋橋です

高い位置から俯瞰すると陸続きのように見える天橋立ですが、実は南側に位置する文殊(もんじゅ)地区では陸続きとなっていません。大天橋と小天橋という2つの橋を渡ります。

小天橋は赤い欄干が印象に残る小さな橋なのですが、この橋がかかる水路(文殊水道)は観光船が行き来するため、船が通る時は橋桁が90度回転して航路を確保する廻旋橋(かいせんきょう)となっています。国内でも珍しい橋なので、船が通る時は注目ですね。

 

続いては、天橋立の全景を俯瞰できる場所に向かいましょう。次ページに続きます。