妊娠38週 胎児の体重・エコー写真・子宮口の開きや出産の流れ
■妊娠38週目
- 妊娠10ヶ月
- 受精から252~258日目
- 頭殿長(座高):49cm
- 体重:2300~3300gほど
- 子宮底長:29.9~33.9cmほど
<妊娠38週>
妊娠38週目のへその緒の長さは50~60cmに
へその緒は切らなくても、ちょうどお母さんの胸まで届く長さになって いるんです
胎児は70種類以上の反射を持って生まれてくる
手の平に置かれた物をギュッと握る「手掌把握反射」
口の中へ物を入れた時に強く吸い付く「吸綴(きゅうてつ)反射」や、手のひらに指などをおくと握るような動作をする「手掌把握反射」、大きな音がした時などにビクッとしがみつくようなポーズをする「モロー反射」などです。
あなたもお母さんのお腹の中でそんな練習を繰り返しながら生まれてきて、今まで生き抜いててきました。そして、また新たな命を生み出そうとしています。
妊娠38週の胎児の涙を流す機能はまだ未熟
これまで色々な発達をしてきた赤ちゃんですが、未熟なところもいくつかあります。そのひとつですが、赤ちゃんは生後数か月は涙を流す機能を持っていないことが多いです。目が乾燥しないように涙は分泌していても、産声をあげるときにはほとんどの赤ちゃんは涙を流さないんです。妊娠38週目に気を付けること
恥骨や足の付け根の痛みを感じたら休もう
痛みを感じたらゆっくり休んで
その時は、局部を温めて循環をよくしたり、体位を変えてみたり、体操をしたり、横になって休むようにしましょう。お腹が頻繁に張るようになり、それが不規則に続くでしょうが、体調にあわせて散歩などの適度な運動は続けておきましょう。
妊娠38週頃は「おしるし」があるかも
破水したり、陣痛の間隔が短く規則的になったら、産院へ連絡しましょう。産院は24時間連絡OKです。
赤ちゃんを包む卵膜と子宮の壁の内側がズレることで、少量の出血がみられ、おりものと混じってドロッとした茶色っぽい「おしるし」が見られることがあります。ただ、「おしるし」があったからといって3日以内に陣痛が始まるわけでもありません。特に痛みがなければそのまま待って心配ありません。
破水したり、陣痛の間隔が短く規則的になったら、産院へ連絡しましょう。産院は24時間連絡OKです。
子宮口の開きや出産の流れ
子宮口とは子宮の一番下の部分で、赤ちゃんの出口となるところです。出産が近づくと妊婦健診の際に内診をして、「子宮口はまだ閉じてますね」「子宮口3㎝開いてますね」などと言われることがあります。出産が近づくと子宮頸管が柔らかくなり、少しずつ赤ちゃんは下の方に降りてくるのですが、それにより子宮口が刺激され徐々に開きはじめます。10分間隔の陣痛が始まってから、子宮口が全開大するまでが分娩第1期です。お産のはじまりの準備期にあたり、初産婦で平均10~12時間と最も時問がかかります。子宮口が全開大に近づいたら、分娩室に移動します。
▷参考(「出産の流れ」)
妊娠週数別記事
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