妊娠5週のエコー写真で見る胎嚢の大きさや発達
まだ超音波検査で心拍は確認できません

妊娠5週(5w)の胎児・胎芽・胎嚢のエコー写真・超音波写真

妊娠5週(5w)の胎児のエコー写真・超音波写真


■妊娠5週目(妊娠2ヶ月:受精から21~27日目)
■胎芽(胎児)の大きさ:頭殿長(座高)が2mm足らず

妊娠5週(5w)は、まだ超音波検査では心拍が確認できない週数ですが、赤ちゃんは内胚葉、中胚葉、外肺葉と3つの細胞のグループにわかれて発達してゆきます。そのうちの1つ、心臓や血液、骨、筋肉を作る中間グループ (中胚葉)の細胞は、赤ちゃんの栄養が蓄えられている卵黄のうとつながって、循環システムを確立しようとしています。

なお本来、妊娠8週目未満の赤ちゃんのことを「胎芽」、それ以降を「胎児」と呼びます。妊娠初期に「胎芽」を包む袋を「胎嚢」と呼びます。妊娠4週の後半になる頃からエコー写真で「胎嚢」が確認できるようになります。

 

妊娠5週目の赤ちゃんの様子
心臓につながる大動脈や肝臓が形成されます

心臓につながる大動脈や肝臓など各器官が形成されます

心臓につながる大動脈や肝臓など各器官が形成されます

妊娠5週(5w)になると、心臓につながる大動脈の形成もスタートします。大動脈は体の中でいちばん大きい動脈で、血液を心臓から胎内のすべての器官や組織へと運びます。脳のもとになるものも現れてきました。

その他、体のさまざまな器官作りが始まります。腕・足のもとになる突起状のものができ、胃、腸、肝臓、膵臓などの消化器系の臓器や肺の原型、へその緒も形成されだします。この週の終わりころになると、赤ちゃんの心臓から、形成された臓器にいよいよ血液を送り出そうとします。

 

耳や目になる小さなくぼみが出てきます

妊娠5週(5w)の赤ちゃんの顔は、耳ができる場所にくぼみが現れ、耳になる組織ができてきます。あごやほほ、口、舌、首、耳、脳の神経などのもとも作られます。咽頭や気管を作る組織の溝、泌尿器系や生殖器系となる尿生殖器の溝、肺の芽も現れてきます。

頭部にはのちに目となる小さなくぼみも出てきます。体には腕となる基部が盛り上がってきます。体の成長が脊髄の成長に追いついてくるのに従い、おしりのしっぽも目立たなくなってきます。

 

妊娠5週目の妊婦の様子・気をつけること
超音波検査で「胎嚢」が確認できれば安心です

今の妊娠検査薬は、妊娠していれば5週でうっすらと陽性に出てくるでしょう

今の妊娠検査薬は、妊娠していれば5週でうっすらと陽性に出てくるでしょう

今の妊娠検査薬は、妊娠をしていれば、妊娠5週(5w)でははっきりと陽性に出てくるでしょう。いつも正確であった生理が1週間以上遅れている場合、妊娠の可能性が高いといえます。まずは、妊娠検査をしてみましょう。

ただ、もし陽性ではない場合でも、排卵がいつもの周期より遅れ、そこで妊娠をしている可能性があるので、感冒症状があっても、むやみに薬などを服用しないようにしてください。

産院を受診された方は、まだ超音波検査では赤ちゃんはまだ見えないと思いますが、子宮内に赤ちゃんが入っている袋「胎のう」が確認できれば、異所性妊娠(子宮外妊娠)の心配はありません。

 

情緒不安定になるのも意味のあることです

この時期には、不機嫌になったり、わけもなく涙が出てきたりと、情緒不安定になることがあるかもしれません。そのほとんどは、体内のホルモンの影響によるもので、特別なことではありません。

自分の意志でコントロールできるものでもないので、そのままのあなたを受け容れてゆくのがいいでしょう。パートナーにもそのことを理解してもらえるといいですね。できるだけ自分の好きなことをして、リラックスして過ごすようにしましょう。

その他、おっぱいが少し張ったように感じたり、普段よりトイレが近くなることがあるかもしれません。まだ早いですが、つわりを感じ始める妊婦さんもいます。

 

妊娠5週でつわりなど妊娠初期症状が出る人も

生理が遅れて「もしかして妊娠?」と思う、妊娠4週・5週・6週目ぐらい頃から、胃の不快感や吐き気を伴うつわり・悪阻が始まります。50~80%の妊婦さんにはなんらかの症状がありますが、つわりがないという人も約20~50%くらいいるようです。

つわりは妊娠12~16週目ぐらいには落ちついてくる場合がほとんどです。また、つわりの辛いピークは妊娠7~9週目ごろという人が多いでしょう。

いつまで続く?つわりの時期・症状と対処法

 

妊娠初期の流産について

妊娠初期に起こる流産の原因は、そのほとんどが受精卵の異常であり、染色体や遺伝子に異常があってうまく細胞分裂ができなかったために偶発的に起こるものです。受精卵の時点で運命が決まっており、いくら母親が注意していても、流産を避けることはできません。

妊娠初期の流産の症状・原因・手術方法

また、生化学妊娠・化学(的)流産(ケミカル・アボーション)とは、受精卵が着床をして妊娠反応が陽性になった後、超音波検査で子宮の中に胎嚢が見えてくる前に、発育が止まり、生理用の出血が起こることをいいます。妊娠検査薬の感度が高くなることで、陽性反応がでるようになり、この概念が一般にも知られるようになりました。

生化学妊娠・化学(的)流産(ケミカル・アボーション)の原因や症状とは?

 

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