ベテランママでもわかっていないことがある"妊娠週数の数え方"。一番わかりにくい「妊娠1ヶ月」を理解するツボをお教えしましょう。

妊娠の第1日は最終生理の初日です

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妊娠0週0日は卵子が育ち始める日です。
産科学では、妊娠の第1日は"赤ちゃんの命が芽生えた日"ではありません。ここが妊娠週数の数え方を正しく理解するコツです! それではいつなのかというと、"最終生理の初日"が妊娠第1日に当たるのです。

つまり、妊娠第1日には、赤ちゃんはいません。卵巣の中にある、まだ成熟していない卵子が、妊娠第1日目の赤ちゃん(正確には赤ちゃんの半分)なのです。赤ちゃんがまだいないのに、妊娠期間としてカウントされているのですから奇妙な感じがしますね。 詳しくは妊娠期間『十月十日(とつきとおか)』と週数の数え方もお読み下さい。


「卵子の成熟の始まり」が生命の始まり?

この数え方は、卵子という「赤ちゃんの前身」も命と考えているようにみえますね。将来赤ちゃんになるかもしれない卵子は、月経初日あたりから成熟の行程を開始します。

月経が始まったということは前の周期の終了を意味しますから、次の周期の始まりでもあります。そう考えると、最終生理の初日がすべての始まりの日と言ってもおかしくないですね。


時代で変わった精子の立場

受精日はどこかというと、妊娠2週に入る時点になります。このように考えると、月経周期のある女性は誰でも毎月2週間は妊娠していることになります。本当に不思議な妊娠1ヶ月です。

卵子の存在を知らなかった昔の日本人には、「命は精液にあり、女性はそれを受け取り育てる器に過ぎない」という考えがありました。ところが今や精子が来ない前から妊娠週数をカウントするのですから、命の見方が昔とはずいぶん変わりました。

赤ちゃんに焦点を当てる発生学では、受精を起点とする「胎齢(受精齢)」という数え方を使っています。でも妊婦さんが目にする数え方はほとんどがこの産科学の数え方です。


次の生理が来るはずの日は妊娠4週0日

卵管の中で受精した卵子は受精卵となって、子宮への旅を続けます。妊娠3週になるころにはもう子宮の中にいて、ふかふかになった子宮内膜に根付こうとしているでしょう。そして妊娠4週0日(4週の1日目)になると、周期の正確な人は「生理が来ない」と気づきます。この時にはもう妊娠1ヶ月は終わりです。


妊娠4週から「妊娠2ヶ月」に入ります

妊娠は週数ではなく、月数で表現することもできます。こちらの方が一般的で、直感的にわかりますね。

月数で表すと、日本では妊娠3週6日までを「妊娠1ヶ月」、妊娠4週0日から妊娠7週6日までを「妊娠2ヶ月」とします。ですから、妊娠が分かったときは、ほとんどの人が妊娠2ヶ月ということになります。


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illustration : 平井さくら
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