妊娠7ヶ月(24~27週目)の胎児の発達や母体の症状

頭髪が濃くなり、まぶたが上下にわかれて目の球も動くようになります。聴覚が発達し、ママの心音や声も聞こえるようになります。大脳皮質も発達し、自分の意思で上手に体の向きを変えることができます。ママのおなかの右側に寄ったり左側に寄ったりと、大きく動くのが感じられるでしょう。

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妊娠7ヶ月目 妊娠24~27週の胎児の様子・母体の症状や気を付けること

妊娠7ヶ月は定期健診のときに逆子になっていることもありますが、赤ちゃんの体の位置は、まだまだ変わるので、心配ありません。お腹の中ですくすくと育っていますが、まだお腹の外の生活は難しい時期です。

 

妊娠24週目の胎児の発達

妊娠24週(妊娠7ヶ月,七ヶ月,7カ月)エコー写真・超音波写真

妊娠24週(妊娠7ヶ月)のエコー写真・超音波写真

  • 妊娠24週目:受精から154~160日目
  • 胎児の大きさ:頭殿長(座高)32cmほど
  • 胎児の体重:550~750gほど
  • 母体の変化:お腹の張りや胃腸症状が出てくることも

妊娠24週(24w)頃の胎児には、ビックリしたときに起こる反射作用が備わってくるので、大きな物音を立てた時にお腹の赤ちゃんが跳びはねたりします。骨組織が形成されていく骨化も続いていきます。赤ちゃんの丸みを帯びた顔には、形が整ってきたまゆ毛やまつ毛も生えています。歯ぐきの中には乳歯が、さらにその奥には永久歯のもととなる突起もでてきています。

妊娠7ヶ月目に入り、お腹が張るように感じることがあるかもしれません。張りを感じたときは、しばらく休むようにして、それで治まるなら心配は不要。温めるのもおすすめです。あんまり張るときは、念のために診てもらうと安心ですが、子宮は筋肉です。筋肉は縮んで伸びるが原則。張るということは縮むということであり、これからまだまだ大きくなる子宮に張りがあるのは健康な証拠です。

母体には、消化不良や胸やけ、腸にガスがたまる感覚などの胃腸症状が出てくることもあります。妊娠によるホルモンの増加で、腸の動きが緩慢になることが原因で起こる場合が多いです。消化の良いものを食べる、回数わけて少量を食べるなど、自分にあったやり方で不快症状を緩和していきましょう。あたたかいタオルでお腹を温めるの手です。水分の摂取と、医師から安静の指示がない限りは適度な運動も心がけましょう。

▽参考記事
妊娠24週 エコー写真で見る胎児・胎動の様子・早産になったら
 

妊娠25週目の胎児の発達

妊娠25週(妊娠7ヶ月,七ヶ月,7カ月)エコー写真・超音波写真

妊娠25週(妊娠7ヶ月)のエコー写真・超音波写真

  • 妊娠25週目:受精から161~167日目
  • 胎児の大きさ:頭殿長(座高)が34cmほど
  • 胎児の体重:650~900gほど
  • 母体の変化:体調は比較的安定

妊娠25週(25w)の赤ちゃんは、生まれたときに呼吸ができるような準備がより進められていて、鼻の穴が通り、肺では、生まれてきたときに肺がうまく広がるのを手伝うサーファクタントという物質の分泌が始まっています。

胎児の目にはレンズ部分が作られ、眼球の活動が始まって、ものを見ることができるようになります。目は光を感じるようになっていて、その視覚や聴覚に対して脳波が動き出します。実際に目を閉じたり開けたりするような動きも見られます。 大脳皮質の発達によって、体の向きを変えたり、手足を伸ばしたりといった、体全体の動きをコントロールできるように。記憶や感情が出てくるのも、この頃です。

母体の体調は比較的安定していて、楽しい妊娠生活を送れる頃でしょう。旅行などに出かけるのにいい時期ですが、お腹がせり出してくるので足もとが見えにくくなっているため転倒などには要注意。しかし中には、苦しさを感じているお母さんもいます。働いている人で、お腹の張りが頻繁だったり、立ちくらみがしたりと、仕事を続けていくのが難しい人は、医師に相談して「母性健康管理指導事項連絡カードの活用について(厚生労働省))」を書いてもらい、職場に提出すると、通勤緩和や、休憩、自宅療養などの措置が受けられます。

▽参考記事
妊娠25週 エコー写真で見る胎児の大きさ・体重・早産になったら

▽参考サイト
「母健連絡カード」(母性健康管理指導事項連絡カード)について/女性にやさしい職場づくりナビ・厚生労働省

妊娠26週目の胎児の発達

妊娠26週(妊娠7ヶ月,七ヶ月,7カ月)エコー写真・超音波写真

妊娠26週(妊娠7ヶ月)のエコー写真・超音波写真

  • 妊娠26週目:受精から168~174日目
  • 胎児の大きさ:頭殿長(座高)が36cmほど
  • 胎児の体重:750~1000gほど
  • 母体の変化:妊娠ホルモンの影響を一番受けやすい時期

妊娠26週(26w)頃の胎児は、脳が急成長したことで、耳や目で得た情報を処理する脳波が出生の時と似たものになってきました。また、赤ちゃんが自分の意思で体全体の機能をコントロールできるようにもなって、体を伸ばしたり縮めたり、手を握ったりと、細かい動きも上達。この時期の赤ちゃんは逆子でいる場合が結構多いですが、赤ちゃんはその位置を自分でぐるぐる回転しながら選んでいるため、心配は不要です。

外の世界に備えて、肺呼吸をする力を少しずつ身につけてきています。肺の中に空気はありませんが、呼吸様の運動をしています。赤ちゃんが男の子の場合は、男性ホルモンのテストステロンをつくる睾丸の細胞の数が増え、精巣も体の中から陰嚢の中へと下降を始めました。

妊娠すると、胎盤からのホルモンがインスリンの働きを抑えるため、母体高血糖の傾向になります。妊娠26週前後から、妊娠性ホルモンの影響を受けやすくなるので、この頃に妊娠糖尿病のスクリーニング検査として50gぶどう糖負荷試験を行う施設が多いでしょう。スクリーニング陽性の場合は後日に75g糖負荷試験を行い、血糖値が基準を超えた場合は、妊娠糖尿病と診断されます。

▽参考記事
妊娠26週 エコー写真で見る胎児の大きさ・体重・早産になったら

妊娠27週目の胎児の発達

妊娠27週(妊娠7ヶ月,七ヶ月,7カ月)エコー写真・超音波写真

妊娠27週(妊娠7ヶ月)のエコー写真・超音波写真

  • 妊娠27週目:受精から175~181日目
  • 胎児の大きさ:頭殿長(座高)が38cmほど
  • 胎児の体重:800~1200gほど
  • 母体の変化:手足のむくみがあるが血圧が高くなければ心配ない

妊娠27週(27w)頃の胎児は、脳の発達が進んで表面にさらにしわが増え、脳神経の数は大人を大幅に上回っています。やがて少しずつ減っていき、産まれる直前に大人とほぼ同じ数に落ち着きます。舌の上とほほの内側には味を感じるセンサーである味蕾(みらい)があり、この頃にはしっかり機能して味が分かるようになっています。

赤ちゃんの五感の中でいちばんゆっくり発達するのが視覚です。そして、光の明暗を感じる網膜が妊娠27週頃に形成されてきます。目を守るまつ毛も生えてきています。 ずっと閉じていたまぶたを、時々開けるようにもなってきました。

手足のむくみは、血圧が高くなければ、妊娠にともなって血液の量が増えてきているためで、赤ちゃんが育っている証です。特におしっこが出ている場合は心配ないでしょう。また、自分のお腹は、同じ週数のお母さんと比べて大きい/小さいんじゃないかと気になりだすのもこの頃ですが、比較する必要はありません。お腹の見え方は人それぞれ、超音波検査にも誤差があります。これまで通り、できることを続けていきましょう。

▽参考記事
妊娠27週 エコー写真で見る胎児の大きさや体重・早産になったら
 

妊婦健診は2週に1回へ

妊娠7ヶ月に入ると、妊婦検診の頻度は2週に1回のペースに

妊娠7ヶ月に入ると、妊婦健診の頻度は2週に1回のペースに

妊娠7ヶ月に入ると、妊婦健診の頻度は2週に1回に変わります。これから妊娠9ヶ月までは2週間に1回のペースのままで、臨月(妊娠36週以降)は週に1回が基本です。ただし、出血やおなかの張り、痛みなど、心配なことがあれば、次の妊婦健診を待たずに受診しましょう。

厚生労働省の「標準的な“妊婦健診”の例」によると、妊娠7ヶ月頃に行われる健診の内容は、以下のようなものです。

<妊娠週数に関わらず、毎回共通する基本的な項目>

  • 健康状態の把握……前の健診からとくに変わったことがなかったか、体調は悪くないか、今心配なことがないかなどの問診
  • 検査計測……腹囲、子宮底長、血圧、浮腫、尿検査、体重などのチェック
  • 保健指導……妊娠期間を健やかに過ごすための、食事や生活に関するアドバイスなど

<妊娠24~35週の間に行う医学的検査>
いずれも期間内に一度行います。

  • 血液検査……血算、血糖をみられる。妊娠中期、後期は貧血検査
  • B群溶血性連鎖球菌……腟分泌物の検査
  • 超音波検査……妊娠中期はおなかの上にプローブをあて、子宮内の様子を主に観察

<妊娠初期から妊娠30週までに行う検査>

  • 血液検査……初期は血液型、貧血、風疹抗体の有無、梅毒、B型肝炎、C型肝炎、HIV(エイズ)、トキソプラズマ抗体、不規則抗体、T型白血病(ATL)など。中期、後期は貧血検査
  • 性器クラミジア……膣分泌物の検査

▽参考記事
定期妊婦健診とは?頻度・費用・内容・服装を徹底解説
 

妊娠7ヶ月は貧血の出やすい時期

妊娠7ヶ月頃は貧血が出やすい

妊娠7ヶ月頃は貧血が出やすい

妊娠中は血液量が増えてくるので、相対的に血液が薄まり貧血になります(妊婦性貧血)。食事や鉄剤など何らかの手段で鉄剤の補給が必要でしょうが、血液が薄くなると血液がサラサラと流れやすくなるので、赤ちゃんにとって実は合目的変化であり、極端な貧血でなければ心配ありません。

妊婦さんが、ふらつきや立ちくらみなどを感じる場合は、脳貧血といわれるものでしょう。脳貧血は、妊娠中は子宮の赤ちゃんへ送る血液量が増えるため、お母さんの頭部に流れる血液が一時的に足りなくなるために起こります。名前は(脳)貧血ですが、血が薄くなる本来の貧血ではありません。対策は急に起立しないこと、ふらっとしたときは横になること。心配はありません。

▽参考記事
妊娠中の体の疑問・悩み
 

妊娠7ヶ月は適度な運動を

経過が順調ならば、妊娠中もウォーキングなど適度な運動を

経過が順調ならば、妊娠中もウォーキングなど適度な運動を

健康で妊娠経過が順調ならば、妊婦が運動しても何の問題もありません。適度の運動であれば、ほどんどの妊婦には体によいとされています。ウォーキング、スイミング、ヨガ、エアロビクスなど、妊娠中に運動をすることはすでに一般的ですが、妊娠中の運動は有酸素運動が最適です。

有酸素運動とは、リズミカルに繰り返して体を動かし、酸素を使ってエネルギー源として体内に蓄えられている脂肪を燃やす運動のこと。サイクリング、エアロビクス、ジョギング、水泳などがこれにあたり、効果を上げるには20~30分続けて運動する必要があります。酸素を取り込んでエネルギーに変換する能力が高まることで、お母さん、赤ちゃんともに大きなメリットがあります。

妊娠中の運動で最もおすすめできるものは、ウォーキングです。正しい姿勢で速めに歩けば、効率よくカロリーを消費できて体重管理に役立つほか、腰痛や肩こり、便秘、むくみなどのマイナートラプルも解消するというおまけつきです。コツコツ続ければ体力もアップ。お産を乗り切るのにも、産後の回復をよくするのにも、そして体力勝負である育児にも、威力を発揮すること閻違いなしです。

▽参考記事
妊娠中・妊婦におすすめの運動と注意点
 

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