妊娠13週目 胎児の大きさ・体重・エコー写真
■妊娠13週目- 妊娠4カ月
- 受精から77日~83日目
- 頭殿長(座高)が75mm
- 体重は20gほど
<目次>
妊娠13週目の胎児は親指をなめたり、指を握る反射が備わってくる
お腹の中で胎児は指を舐めたり握ったりしている
呼吸のまねごとを始めたり、脾臓(ひぞう)が働き始める
妊娠13週(13w)になると肺の動きも活発になってきて、羊水を肺の中から出したり入れたりして、呼吸のまねごとも始めています。赤ちゃんの神経細胞も急速に発達しています。内臓では脾臓(ひぞう)が働き始めます。赤ちゃんの脾臓には、骨髄で赤血球がつくられようになるまで、肝臓とともに血液をつくる大切な役割があります。
また赤ちゃんのお腹の中では、腸の位置が正しい位置に動いていきます。大腸は小腸の周りを縁どるようにして落ち着いてきます。小腸はまだおなかの中にぶら下がっていますが、これからきちんとおさまっていくところです。
妊娠4カ月に胎動を感じる人はまずいない
胎動を感じるのが待ち遠しい妊婦さんも多いと思いますが、初めて胎動を感じる時期は、初産婦さんで妊娠18週~20週ぐらいから。また経産婦さんは初産婦さんより早く感じる傾向があります。4カ月くらいで胎動を感じる人もいるようですが、この時期は赤ちゃんは動いていても、まだ小さいので胎動として感じことはまずないでしょう。多分、腸の動きなどでないかと思います。▶胎動とは?いつからどの位置で動く?
妊娠13週だと赤ちゃんの性別はまだ分からない
赤ちゃんの性別は受精の瞬間に決まっています。お母さんの卵子にYの染色体をもつ精子が受精すれば男の子、Xの染色体をもつ精子が受精すれば女の子となります。妊娠7週頃には、目や鼻、くちびるなどが形作られてきますが、性器は男女とも構造上は全く同じで、ともに女性型になっています。 妊娠8週に入ったところでようやく男女の区別ができ始め、アンドロゲンという男性ホルモンの作用によって外性器がつくられ、14週~20週くらいになると、アンドロゲンの大量分泌により脳が男の子型へとなってゆくと考えられています。赤ちゃんの性別がいちばん確認しやすいのは妊娠20週前後でしょう。早ければ、超音波検査で妊娠14週ごろから確認が可能なので、妊娠13週では通常は分からないものの、もう少ししたら性別が分かる方も出てくるでしょう。
▶赤ちゃんの性別が分かる時期って?
妊娠13週目の症状・気を付けること
つわりが終わらないという方へ
一般には、妊娠4週~6週目ぐらいから始まったつわりは、妊娠12週~16週目ぐらいには落ちついてくることが多いでしょう。また辛いつわりのピークは、妊娠7週~11週目頃という人が多くなっています。とはいえ、早々とつわり症状から解放されてしまう人もいれば、妊娠後期や赤ちゃんが生まれるまで、ずっとつわりが続いていたという人もいて人それぞれです。妊娠13週(13w)でつわりが終わらないという方は、いつまで続くんだろうとつらい日々かと思いますが、残念ながら今のところつわりは治せず、ただ終わるのを待つしかありません。それでも、つわり症状を軽くするために対処法はあります。つわりで苦しんでいる妊婦さんは、不快症状と付き合う工夫をしてみましょう。
▶つわりを軽減する10の対処法
お腹の膨らみ
妊娠13週(13w)になると、お腹が少し出てきたかなと感じるお母さんも出てくるでしょう。血液の流れを悪くしないために体を締めつける服装はやめ、適度にゆったりとした洋服を身につけるようにしていきましょう。外から見ると下腹はまだ膨らんできませんが、子宮は骨盤内でグレープフルーツほどの大きさになります。膀胱を圧迫することで頻尿となり、腰痛が出てきやすくなります。体操や運動をしたり、温めたり、マッサージをしてもらったりなど解消法を見つけておきましょう。妊娠中は冷やさないようにしてください。
便秘気味になりがちです
便秘には繊維質の多いものをとったり、朝に水や牛乳を飲んで腸を刺激するなども有効
便秘気味のときは意識して、繊維質の多いものや炭水化物をとるようにしてみましょう。赤ちゃんのエネルギー源としても大切です。朝に水や牛乳を飲んで腸を刺激するなども有効です。
便秘がちになるのは、分泌量が増えたホルモンが、胃腸の動きを緩慢にさせるからです。食べ物がゆっくりと腸の中を移動し、その分、腸で水分がいつもよりも吸収されるため、排泄物が通過しにくくなっているからです。便秘で苦しいときは受診したときに医師・助産師に相談してみましょう。酸化マグネシウムなどの緩下剤が処方されることも多いでしょう。
▶妊娠中の便秘はどうしたら解消できる?
食事ではカルシウムや亜鉛などの栄養素を積極的に摂取を
カルシウムと亜鉛をとろう!
また亜鉛も意識して摂取しましょう。赤ちゃんの心臓や脳の成長に不可欠な栄養素であるうえに、不足すると母体の免疫力の低下やつわりがひどくなる原因にもなります。肉類や牛乳に多く含まれ、九州もされやすいです。魚介、海藻、野菜、豆類などもおすすめです。
▶妊娠中の食事疑問!OK・NGな食べ物・飲み物
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