みんなもともとは女の子

おなかの赤ちゃんは男の子でしょうか? 女の子でしょうか?

実は赤ちゃんの性別は受精の瞬間に決まっています。お母さんの卵子にYの染色体をもつ精子が受精すれば男の子、Xの染色体をもつ精子が受精すれば女の子となります。

どちらの性になるかの情報を積んだ受精卵は細胞分裂をくり返します。妊娠7週ごろには、目や鼻、くちびるなどの顔は形づくられてきてきますが、男女とも構造上はまったく同じで、性器はともに女性型になっています。

アンドロゲンという男性ホルモンが外性器と脳を男の子型に

妊娠8週に入ったところで、ようやく男女の区別ができ始めます。男の子の場合は、Yの染色体上にあるSRY遺伝子(性決定遺伝子)の作用で未分化性腺が精巣へと分化しますが、Y染色体のない女の子は卵巣へと分化するのです。

精巣からはアンドロゲンという男性ホルモンができてきます。この男性ホルモンの作用によって、本来大陰唇になるはずだったところは陰嚢に、クリトリスになるはずだったところはペニスになります。そして、14~20週くらいになると、アンドロゲンが大量に分泌されるようになり、脳が男の子型へとなってゆくと考えられています。

この時期は、ちょうど神経細胞に細胞死が起きる時期にあたり、アンドロゲンシャワーといって、子宮の中で浴びるこのアンドロゲンが、赤ちゃんの脳に作用して細胞死を促進したり、抑制したりすることで、男の子と女の子の脳の構造の違いをつくっているというのが、脳の性分化といって今の脳科学の考え方です。

超音波検査では妊娠24週前後がいちばん確認しやすい

産前にお母さんに告げる、告げないは別として、医師は超音波検査の中で、性別を確認します。早ければ、妊娠16週ごろから確認が可能です。いちばん確認しやすいのは妊娠24週前後でしょう。

でも、赤ちゃんが背を向けていたり、股を堅く閉じていたり、陰部を足で隠していたりして、見せてくれないこともあります。また、女の子でも、へその緒を股間に挟んでいると、男の子と間違うケースもあります。ただし、超音波の精度も良くなってきているので、性別を見間違うことは、まずなくなってきています。

赤ちゃんの性別を知りたくない場合は予め話しておく

性別は、生まれるまで楽しみにしておくのもいいし、早めに聞いて、赤ちゃんグッズ選びの参考にするのもいいかもしれません。

性別を知りたいときは、超音波検査をする前か、検査中に「もしわかれば性別を教えてもらえますか」と、尋ねてみましょう。もしその時に、まだ知りたくない場合は、検査前に「先生、性別は教えないでくださいね」と、話しておいてください。そうでなければ、余計なおせっかいで、ついぽろりと話してしまったり、超音波画面にはっきり外陰部を映してしまうかもしれませんので。

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