妊娠菌や赤ちゃんの性別など……妊娠に関するジンクス・迷信は様々ありますが、ほとんどが医学的根拠がありません。今回は中でも綺麗な子が生まれるジンクス・迷信について、その由来や真偽について紐解いていくとともに、子どもの外見と親の遺伝についてもご紹介します。
   

妊婦がトイレ掃除をすると綺麗な子が生まれる?

綺麗な子が生まれるジンクス トイレ掃除をする

「妊婦がトイレ掃除をすると綺麗な子が生まれる」は本当?

全国的に昔からいわれているジンクスです。昔は、トイレは体の中から出た分身を溜めておく神聖な場所とされていて、そこを清めることから「トイレ掃除をすると綺麗な子が生まれる」といわれていたようです。

床と同じ高さにある和式トイレの掃除は、今の洋式トイレよりもしゃがむ姿勢をとります。また、汲み取り式のトイレは臭いが強烈。きつい姿勢や臭いを我慢して掃除をすることで、妊婦の母性が増すともいわれていました。

昔は、妊婦が腰を曲げる仕事をすると安産になるといわれていて、そのような点からも「妊婦にトイレ掃除は良い」とされていたのかもしれません。医学的な根拠を求めるのは難しいですが、個人的にはありうるといいたいところです。

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妊娠中にアワビを食べると綺麗な目の子が生まれる?

綺麗な子が生まれるジンクス アワビを食べる

「妊娠中にアワビを食べると綺麗な目の子が生まれる」は本当?

アワビは昔から広い地域で食べることが推奨されていた貴重な食材。実際に、アワビには疲労回復に効く健康ドリンクや目薬にも含まれているタウリンが多く含まれています。目の新陳代謝を促進する働きがあるタウリンのほか、目に関係のある亜鉛やビタミンAなども含まれていて、実は理にかなったジンクスともいえますが、医学的な根拠はありません。

「妊娠中にタコやイカを食べると赤ちゃんに異常がでる(ぐにゃぐにゃになる)」という迷信もありますが、もちろん、タコやイカなどを食べると赤ちゃんが異常になることはありません。妊娠中に「〇〇を食べてはいけない」「食べると〇〇になる」という迷信には、お腹の中の赤ちゃんや妊婦に悪い影響を及ぼさないようにとの願いが込められたものが多いのでしょう。
綺麗な子が生まれるジンクス アワビを食べる イカ、タコ

妊娠中の生魚には注意が必要!

ただし、妊娠中に生魚を食べる際は注意が必要です。水銀に関しては、マグロの刺身は週2回1人前程度が目安。感染の点からも新鮮なものを選ぶことが基本です。

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女の子はお父さんに似るといいって本当?

綺麗な子が生まれるジンクス 女の子はお父さんに似た方がいい?

女の子はお父さんに似たほうがいい?

「男の子はお母さんに似る、女の子はお父さんに似る」とはよく聞くと思いますが、医学的根拠はありません。一般的に、パパは娘に、ママは息子に甘いことから、パパとママ双方の願望から生まれたジンクスなのかもしれません。

似るというのが「顔」だけを指すなら、生まれた時はパパに似ているというのは有意的でしょう。なぜなら、お腹の中で10カ月もの期間を赤ちゃんと結ばれていたママほどには赤ちゃんと絆を感じられないパパ。生まれてきた赤ちゃんが「パパそっくり!」と言われたら、疑ってはないにしろ自分の子どもであることを再確認でき、父親としての実感も増し嬉しいものです。生まれたばかりの赤ちゃんがパパに似るということは、子どもにとっても生き抜いてゆくための知恵なのかもしれません。

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母親・父親から遺伝を受け継ぐ仕組み、顔立ちに影響する遺伝子

子どもは、ママとパパから、顔つきや体格、体質、性格などを受け継ぎます。こうしたカラダの形や性質を決める情報のもとが「遺伝子」です。この「遺伝子」はカラダの全ての細胞の核内にある46本のひも状の「染色体」に含まれています。

子どもは、ママの卵子とパパの精子から、それぞれの遺伝子が載った22本の常染色体と性染色体1本ずつを受けとることで、ママとパパから遺伝情報を半分ずつ伝えられています。

「染色体」をひもといてゆくと、2本のDNAが連なっていて、そこに約2万2千の「遺伝子」が散りばめられています。それでもDNAの連なりのうち遺伝子が占める部位は数パーセントでしかありません。

顔立ちや、体格などは、多数の遺伝子から影響を受けています。最近になり、顔つきや身長などと関連する一部の遺伝子が報告されています。さらに、両親から受け継いだ遺伝子のうち、どの遺伝子が発現し、どの遺伝子がしないのかを決めるオンオフのスイッチの役割を、DNAの遺伝子でない部分が担っていることもわかってきました。この仕組みを「エピジェネティック」と言い、妊娠中のママの栄養状態などが深く関連していることが知られていましす。

それでも、大半の遺伝子の働き、両親からの遺伝を受け継ぐ深遠な仕組みの多くはまだわかっていない未知の世界です。


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