妊娠の基礎知識

3月生まれにするには?妊娠時期を出産月から逆算

3月生まれにするには、赤ちゃんの妊娠時期はいつになるのでしょう?3月生まれの赤ちゃんはおもに6月が狙い目ですが、出産予定日から逆算して、排卵日を予測し、タイミングを取ることが大切です。生理・排卵日・受精日などの計算式やタイミング法のポイントもあわせて解説します。

竹内 正人

執筆者:竹内 正人

妊娠・出産ガイド

3月に赤ちゃんが産みたい!3月生まれのメリットとは?

春の日差しに祝福される3月生まれ

春の日差しに祝福される3月生まれ

早生まれの中でも1番小さい、3月生まれ。小さい頃は遅生まれと最大で1年の差があるため、できないことも多いかもしれません。その分、同級生の中では1番若いので、年齢を重ねてから特に女性は嬉しく感じる人も多いのではないでしょうか。

また、幼稚園に入れたいと考えている場合、生まれてから就学までの期間が3年と短いので、仕事の再開を予定しているママにとってはメリットとなります。

 

【目次】3月生まれの赤ちゃんを産むには?

  1. 3月生まれベビー 出産予定日&最終月経日 早見表
  2. 最終月経日から計算「ネーゲレの概算法」
  3. ネーゲレ概算法で気を付けたい点2つ
  4. 自分で排卵日を予測する方法
  5. 排卵日を簡単に知りたいなら早見表をチェック
  6. 排卵日が予測できない時は病院へ
  7. タイミングを取るなら排卵日の2日前がベスト
  8. 出産予定日がずれて、早産・遅産の可能性も
  9. 妊娠にまつわるウソ・ホント 知っておきたい豆知識
 

3月生まれを狙うなら妊娠時期は主に6月
出産予定日から逆算する最終月経日&排卵日の早見表

出産予定日
40週(翌年)
最終月経
開始日
排卵日
28日周期
14日後
正期産
37週(翌年)
3月1日 5月25日 6月8日 2月8日
3月2日 5月26日 6月9日 2月9日
3月3日 5月27日 6月10日 2月10日
3月4日 5月28日 6月11日 2月11日
3月5日 5月29日 6月12日 2月12日
3月6日 5月30日 6月13日 2月13日
3月7日 5月31日 6月14日 2月14日
3月8日 6月1日 6月15日 2月15日
3月9日 6月2日 6月16日 2月16日
3月10日 6月3日 6月17日 2月17日
3月11日 6月4日 6月18日 2月18日
3月12日 6月5日 6月19日 2月19日
3月13日 6月6日 6月20日 2月20日
3月14日 6月7日 6月21日 2月21日
3月15日 6月8日 6月22日 2月22日
3月16日 6月9日 6月23日 2月23日
3月17日 6月10日 6月24日 2月24日
3月18日 6月11日 6月25日 2月25日
3月19日 6月12日 6月26日 2月26日
3月20日 6月13日 6月27日 2月27日
3月21日 6月14日 6月28日 2月28日
3月22日 6月15日 6月29日 3月1日
3月23日 6月16日 6月30日 3月2日
3月24日 6月17日 7月1日 3月3日
3月25日 6月18日 7月2日 3月4日
3月26日 6月19日 7月3日 3月5日
3月27日 6月20日 7月4日 3月6日
3月28日 6月21日 7月5日 3月7日
3月29日 6月22日 7月6日 3月8日
3月30日 6月23日 7月7日 3月9日
3月31日 6月24日 7月8日 3月10日
※この早見表は、28日周期(排卵日が14日後)を基本としています。周期が短い方はその分の日数を引き、長い方は日数を足して計算します。

3月生まれの赤ちゃんを授かるためには、何から始めたらよいでしょうか? まずはこちらの「3月生まれベビー 出産予定日&最終月経日 早見表」で確認してみてください。出産予定日から 最終月経日を逆算できます。ウェブにも同じような早見表や、最終月経日、生理周期を入力すると出産予定日を計算してくれる便利なサイトがあります。そちらで計算するのも簡単でおすすめです。

・出産日・出産予定日から受精日を逆算
・妊娠・出産の自動計算ツール


 

3月生まれ赤ちゃんを逆算!「ネーゲレの概算法」とは?

最終月経日から出産予定日を計算

最終月経日から出産予定日を計算


<28日周期で計算するネーゲレ概算法>
ネーゲレ概算法とは、古くから広く用いられている簡易計算法。出産予定日の日数は、生理周期が28日型の場合、最終月経開始日から数えて280日(40週)で計算します。よくセックスをして受精したであろう日から数える人も多いのですが、最終月経日が計算式の基本となります。

あくまでも月経周期が規則正しく、28日周期の人で、14日目に排卵があることが大前提となります。まずは、基本の算出方法を見てみましょう。
 
最終月経の月+9(引けない場合は-3)=出産予定月
最終月経の日+7=出産予定日
 

つまり3月生まれの赤ちゃんを産みたい人は、最終月経の月+9(または-3)=3になればいい訳です。6-3=3のため、ざっくりとですが6月に子作りのタイミングを取れば3月生まれになることが分かります。
<例:最終月経日6月7日の場合>
6-3=3(出産予定月)
7+7=14日(出産予定日)
3月14日が出産予定日となります。

ただし、ネーゲレ概算法は「1ヶ月には28日・30日、31日の月がある」ことが計算できないため、実際にカレンダーで数えてみると数日ズレることもあります。あくまでも概算なので、注意しましょう。

 

要注意!ネーゲレ概算法で気を付けたい点2つ

カレンダーと照らし合わせてみて

カレンダーと照らし合わせてみて


■カレンダーにない日が計算された場合
大の月、小の月があるので、実際にはカレンダー上にない日にちが出てしまうことがありますが、修正の仕方は簡単です。

例えば6月25日が最終月経日の場合、出産予定月=最終月経の6月-3=3月 出産予定日=25+7=32日 3月32日となります。月は31日までのため、31-30=1で1日分を足して、出産予定日は4月1日となります。

■28日周期以外の人の場合
ネーゲレ概算法はとても計算しやすいのですが、月経の周期が28日で設定されています。生理周期が25日の場合は、ネーゲレ概算法で算出した日数から、排卵が早い分の3日を引いて計算してください。反対に、生理周期が35日と長い場合は、ネーゲレ概算法で算出した日数から、排卵が遅い分の7日を足して計算します。

添付の「3月生まれベビー 出産予定日&最終月経日 早見表」でも、同様に周期によって日数を増減すると計算できます。

 

自分で排卵日を予測する方法4つ

まずは自分で排卵日を予測

まずは自分で排卵日を予測


<おすすめ度別4つの方法>
3月生まれベビーを生むためには、排卵日を予測して受精のタイミングを図ることが必要です。排卵日を特定する方法はいくつかあります。1回の生理周期において、排卵は1回、卵子の寿命は約1日と妊娠できる期間は限られているため、いくつか併用することをおすすめします。

【基礎体温】おすすめ度(★☆☆☆☆)
以前までは基礎体温が1か月で最も下降した日が、排卵日と言われていました。しかし最近では、最低体温日が必ずしも排卵日ではなく、この日を含めて前後1~2日の間に排卵が起こるとされています。また毎日正確な測定を心がけることがストレスになるという方も多くいらっしゃいます。プレッシャーを感じないようにあくまでも目安として続けると良いと思います。

【おりもの】おすすめ度(★★★☆☆)
おりものは、受精を助ける役割があり、排卵1週間前~排卵直前になると糸を引くぐらいの粘度の高い、卵白のようなおりものに変化して、精子を子宮に入ってきやすくします。排卵直前でタイミングの取り時です。伸びるおりものが、ペタペタする伸びないおりものに変わったら、排卵は終了しています。

【排卵検査薬】おすすめ度(★★★☆☆)
排卵検査薬は、LH濃度の変動をとらえて表示してくれる検査薬です。このLHの放出は決して穏やかなものではなく、急激に上昇し、一気にピークに達します。これをLHサージと呼びます。排卵日に陽性になるのではなく、LH濃度の上昇(LHサージ)が始まってから36時間以内に排卵が起こるので、陽性が出たらすぐに子作りのタイミングを取りましょう。

28日周期の場合、だいたい14日目が排卵日となるので、前回生理開始日から数えて 11日目から排卵検査薬を開始します。LHサージは期間が短いため、捉えるのは時間との勝負。1日1回の検査では捉えられない場合もあります。確実性を狙うなら、朝・晩と2回チェックがおすすめです。

【次回月経予定日の14日前】おすすめ度(★★★★☆)
これは周期が決まっている人にしかできない方法ですが、周期が毎月同じであれば28日周期でなくても問題ありません。基本的に、排卵日から次回生理予定日までの黄体期はどんな周期の人でも約14日間と決まっています。つまり自分の月経予定日から、14日前が排卵日となります。

排卵日と性行為のタイミングに気を配る方も多いと思われますが、あまり神経質になるとそれがプレッシャーになってしまうことがあります。月経予定日の14日前を目安に、適度に他の方法を組み合わせて排卵日を予測してみてください。

 

排卵日を簡単に知りたいなら早見表をチェック!

出産予定日
40週(翌年)
最終月経
開始日
排卵日
28日周期
14日後
正期産
37週(翌年)
3月1日 5月25日 6月8日 2月8日
3月2日 5月26日 6月9日 2月9日
3月3日 5月27日 6月10日 2月10日
3月4日 5月28日 6月11日 2月11日
3月5日 5月29日 6月12日 2月12日
3月6日 5月30日 6月13日 2月13日
3月7日 5月31日 6月14日 2月14日
3月8日 6月1日 6月15日 2月15日
3月9日 6月2日 6月16日 2月16日
3月10日 6月3日 6月17日 2月17日
3月11日 6月4日 6月18日 2月18日
3月12日 6月5日 6月19日 2月19日
3月13日 6月6日 6月20日 2月20日
3月14日 6月7日 6月21日 2月21日
3月15日 6月8日 6月22日 2月22日
3月16日 6月9日 6月23日 2月23日
3月17日 6月10日 6月24日 2月24日
3月18日 6月11日 6月25日 2月25日
3月19日 6月12日 6月26日 2月26日
3月20日 6月13日 6月27日 2月27日
3月21日 6月14日 6月28日 2月28日
3月22日 6月15日 6月29日 3月1日
3月23日 6月16日 6月30日 3月2日
3月24日 6月17日 7月1日 3月3日
3月25日 6月18日 7月2日 3月4日
3月26日 6月19日 7月3日 3月5日
3月27日 6月20日 7月4日 3月6日
3月28日 6月21日 7月5日 3月7日
3月29日 6月22日 7月6日 3月8日
3月30日 6月23日 7月7日 3月9日
3月31日 6月24日 7月8日 3月10日
※この早見表は、28日周期(排卵日が14日後)を基本としています。周期が短い方はその分の日数を引き、長い方は日数を足して計算します。


添付の「3月生まれベビー 出産予定日&最終月経日 早見表」にも28日周期の方の排卵日が記載されているので、参考にしてみてください。ネーゲレの概算法と同じく周期が短い方はその分の日数を引き、長い方は日数を足して計算します。

 

排卵日が予測できない時は病院へ

確実性を上げるなら超音波検査

確実性を上げるなら超音波検査


<正確さなら超音波検査>
ある程度自分でも予測は可能だけれど、より正確な排卵日を知って絶対に3月生まれにしたい!という方は、産婦人科で卵胞を見てアドバイスをしてもらうといいと思います。生理不順、基礎体温をはかっても2層にならない、排卵チェッカーが陽性にならない、など排卵時期が自分で分からない方も、一度受診をおすすめします。

【超音波検査】おすすめ度(★★★★☆)
排卵時期が近づいてきたら、経腟超音波検査で卵胞の直径を計って成長の度合いをチェックします。卵胞は月経が終わった頃から毎日1.5mmずつ大きくなり、卵胞の直径が12mm程度になってからは、1日あたり約2mmのペースで成長。約20mmを超えたところで排卵が起こるとされています。

タイミングよく排卵直前に受診できれば1回、まだ排卵までに時間がかかりそうだったら、後日もう1回と、月に2回程度の受診でOKです。

また一般的に時期を指導するタイミング法には、保険が適用される医院が多く、1回の治療費は、2千円~6千円が目安となります。保険外の医院もあるため、事前に問い合わせるようにしてください。

 

排卵当日よりも確率が高い!排卵日から2日前がベストタイミング!

排卵日を意識し過ぎないように

排卵日を意識し過ぎないように


排卵日をより正確に予測し、夫婦生活を持つのに最適なタイミングを知ることが大切です。排卵日当日に性行為をすれば妊娠しやすい!と思っていませんか? 実は、最も妊娠しやすい日は、排卵日ではなく排卵の2日前、次が排卵日の前日です。

卵子が受精できるのは、排卵から24時間までですが、精子は女性の体内であれば約3日~5日程度生存が可能です。つまり、精子を先に送り込み卵子を待たせるのが得策と言えます。データによると妊娠率が1番高いのは、排卵日の2日前、次が前日。排卵日当日には、すでに妊娠率が低下してしまっています。

 

出産予定日がずれて、早産・遅産の可能性もあるので注意

元気に生まれてくれることが1番大切

元気に生まれてくれることが1番大切


280日(40週)は、あくまでも分娩予定日ですから、実際の出産はこの日でないほうがずっと多く、でちょうどその日に産まれる人は5%もありません。

妊娠37週から41週までの35日間は正産期と呼ばれ、この範囲内であれば、他に特別な問題がない限りあまり心配する必要はありません。もし出産予定日が3月20日の場合でも、37週0日出産なら2月27日生まれに、41週6日出産なら4月2日生まれとなる可能性があります。

また、初産、経産婦に関わらず、37週未満の早産の可能性は5~7%、予定日の40週0日を超える可能性が約40%、予定日から2週間遅れた42週以降の過期産が約2%となります。

 

妊娠にまつわるウソ・ホント 知っておきたい豆知識

夫婦の疑問を解決!

夫婦の疑問を解決!


Q:精子は長く禁欲したほうが妊娠の確率があがるの?
A:長期間の禁欲は逆にNGです

長く禁欲した方がいいと思われている方がいますが、精子は毎日作られていて溜めてしまうと新しい精子が作られにくくなります。さらに古い精子から出る活性酸素によって精子の質も逆に悪くなります。妊娠率を高めるには頻回の射精がよく、毎日が理想ですが、現実的には1~2日おきがいいでしょう。禁欲期間は必要ありません。


Q:射精後は足を高く上げていると、妊娠率が上がりますか?
A:根拠がなく、妊娠率は変わりません

射精後、ある程度じっと寝ている方がいい、腰や足を高く上げるといい、というし諸説がありますが、実際には妊娠率は変わりないので体位のことは気にしないようにしましょう。

ただし、子宮がお腹側でなく背中側に傾いている子宮後屈と言われている方は、うつ伏せが効果的とも言われています。

Q:排卵日と関係ない日に性交しても、意味がないですよね?
A:直接妊娠につながらなくても、子宮の状態を整えてくれます

確かに妊娠が可能な時期は、1ヶ月の内で限られています。しかし、そこでしかタイミングと取らない人と、定期的にセックスしている夫婦では、妊娠率が格段に違います。

それは精子がフレッシュであること以外に、子宮の着床する環境が整いやすいからです。排卵期前にセックスをして子宮環境を整えておき、その状態で排卵期にタイミングを取ると、妊娠率がアップします。

Q:タイミングで男女の産み分けをしたいです!
A:タイミングでは産み分けできません

精子の性質を活かすことで、男女の産み分けができると言われることがあり、排卵日何日前なら女の子、何日前が男の子と諸説言われていることもあります。しかし実際には、それで産み分けの可能性が上がることは証明されていません。

 

12ヶ月子作りタイミング記事一覧

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