自覚症状ってある? 妊娠超初期(妊娠0週・1週・2週・3週目)の特徴
妊娠超初期(妊娠0週、1週、2週、3週目)は症状や兆候はあるの?
<目次>
妊娠0週目:月経期間の1週間のことを指す
妊娠0週目とは、実は妊娠が成立していない、月経期間を指します。妊娠週数は、最終月経の初日からカウントされます。生理が28日周期の場合は、周期14日目が排卵でそこで受精し、さらに1週間後の約21日目に子宮内膜に着床して初めて妊娠が成立するのです。すなわち着床した段階で、妊娠していなかったそれまでの過去3週間が妊娠期間としてカウントされます。結果的に妊娠0週とは生理が28日周期の場合「生理の初日からの7日間」で、ほぼ月経期間にあたります。
妊娠1週目:排卵に向けて卵子が発育する時期
妊娠1週目は、排卵に向けて卵巣で卵胞が発育し、成熟してゆく時期です。卵巣からエストロゲンの分泌が増えるので、心身ともに体調がいい時期でもあります。もし妊娠を望む場合、基礎体温や排卵検査薬を使って、排卵日を把握しておくことも有効です。個人差はありますが、卵子の寿命は約24時間、精子の寿命は約2~3日。そのため、妊娠の確率が高い性交日は、排卵日の3日前~1日後になりますが、その中でも排卵2日前が最も妊娠率が高くなります。
妊娠2週目:卵子の排卵が起き、精子と受精して受精卵に
【妊娠2週目】卵子の排卵が起き、精子と受精して受精卵に
排卵した卵子は卵管にキャッチされ、卵管膨大部で精子と受精します。受精卵は細胞分裂を繰り返しながら、卵管から子宮へと向かいます。
受精による自覚症状は通常ありません。ただ、この時期に排卵痛や排卵出血を感じる人がいます。排卵痛は卵巣あたりがチクチク傷んだり、排卵出血はおりものに極少量の血がまじったりと、その症状は人により様々です。排卵は通常左右卵巣で交互に起こるので、排卵痛を感じる人は、痛みがある側の卵巣が排卵したと考えられます。なお、受精の有無により排卵痛、排卵出血の症状はかわりません。
妊娠3週目:受精卵が子宮内膜に着床して、妊娠が成立
妊娠3週目は、受精卵が子宮内膜に着床して、妊娠が成立する時期です。着床時は一般的に痛みはありませんが、極少量出血する場合があります。着床後1週間以内に受精卵の発育が止まる場合も多いですが、まだ妊娠反応が出ない時期なので、妊娠超初期の流産の場合は、着床した事さえ気づかない場合も多いのです。
妊娠超初期の症状・兆候が現れるのは人それぞれ
【症状・兆候】人によっては妊娠超初期症状が表れる
ただし少量のホルモンに鋭敏な場合、いつもの生理前より胸が張ったり、体がだるくなったり、イライラしたり、眠くなることがあるでしょう。
妊娠5週目に妊娠検査薬ではっきり陽性が出る
市販の妊娠反応はかなり鋭敏ですが、それでも薄く陽性と出るのは妊娠4週に入ってから。生理が1週間遅れた妊娠5週になると、はっきり陽性となります。妊娠超初期の注意点:排卵後から薬や喫煙は控えておくとベター
妊娠超初期でも妊娠の可能性がある場合、排卵後からは薬の内服や飲酒・喫煙を控えておくとよいでしょう。レントゲン撮影を数枚とるくらいならまず問題ありませんが、胃の造影検査などは排卵前に受けるようにしましょう。妊娠を希望する場合:葉酸・禁煙・予防接種が大切
妊娠前の準備としては、葉酸は着床前3カ月からの摂取が勧められています。妊娠初期に罹患すると赤ちゃんに影響する可能性がある風疹の抗体がない場合は予防接種を受けておくとよいでしょう。また、喫煙している方は妊娠前には禁煙しておくことをオススメします。【関連記事】
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