妊娠25週目エコー写真で見る胎児の大きさや体重・万が一出産になったら
■妊娠25週- 妊娠7カ月
- 受精から161日~167日目
- 頭殿長(座高)34cm
- 体重は650g~900g程
- 子宮底長が20.6cm~24.6cm程
<目次>
妊娠25週の胎児は、皮膚を通して毛細血管が見え、赤っぽい色に
妊娠25週(25w)頃の赤ちゃんは脂肪をつけ始めていますが、まだふっくらというわけではなく、皮膚はしわしわです。でも、皮膚を通して毛細血管が見えるので、赤っぽい色になってきました。まさに赤ちゃんになってきています。妊娠25週は胎児の肺の成長が活発になり、呼吸の準備がすすむ
妊娠25週頃の胎児はおっぱいを飲む準備ができてくる
肺の成長が活発に進んでいて、サーファクタント(界面活性剤)の分泌も始まります。サーファクタントとは、肺胞がくっつくのを防ぎ、赤ちゃんが生まれてきたときに、肺がうまく広がるのを手伝ってくれる呼吸には欠かせない、大切な物質です。
胎児の眼球活動が始まる
妊娠25週(25w)頃の胎児の目にはレンズ部分が作られ、眼球の活動が始まるため、ものを見ることができるようになります。実際に目を閉じたり開けたりするような動きも見られています。 目は光を感じるようになっていて、その視覚や聴覚に対して脳波が動き出します。脳と結ばれた感覚システムが発達していきますが、このシステムが使われるのは生まれた後になります。さらに、大脳皮質の発達によって、体の向きを変えたり、手足を伸ばしたりといった、体全体の動きをコントロールできるようになります。記憶や感情といったものが出てくるのも、この頃です。
胎児にはおっぱいを探す仕組みができてくる
妊娠25週(25w)頃の胎児の口と唇の周りの神経が鋭敏になってきました。これは、赤ちゃんが生まれたときに、お母さんの乳頭を探してきちんと哺乳ができるためと考えられています。妊娠25週目の症状・気を付けること
体調は比較的安定している頃
妊娠25週頃の母体の体調は、比較的安定
ただし、子宮のいちばん上の部分を子宮底といいますが、この子宮底がお臍よりも高くなって、お腹がせり出してくるので足もとが見えにくくなってきます。つまずいて転んだりしないように、気をつけるようにしましょう。
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「母性健康管理指導事項連絡カード」の活用を
逆に、「まだ妊娠25週(25w)なのにこんなに苦しくて大丈夫かな?」とも感じているお母さんもいることでしょう。働いている人で、お腹の張りが頻繁だったり、立ちくらみがしたりで、そのまま仕事を続けていくのが難しい人は、医師に相談して「母性健康管理指導事項連絡カード」を書いてもらい、職場に提出すると、通勤緩和や、休憩、自宅療養などの措置が受けられます。詳しくはインターネットで調べるか、都道府県の労働局雇用均等室へ問い合わせてください(母性健康管理指導事項連絡カードの活用について(厚生労働省))。
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