妊娠22週 エコー写真で見る胎児の大きさ・体重・「22週の壁」とは
■妊娠22週- 妊娠6カ月
- 受精から140日~146日目
- 頭殿長(座高)25cm~28cm
- 体重は400g~500g程
- 子宮底長が18.2cm~22.2cm程
<妊娠22週 目次>
妊娠22週頃は胎児の顔立ちがはっきりしてくる
妊娠22週(22w)頃の赤ちゃんの皮膚は、赤みがかかり、やや透けて見えるものの、かなり厚くなってきています。顔には、まゆ毛やまつげが生え、上下のまぶたも整います。ようやく顔立ちがはっきりとしてきます。つめも完全にできあがって、伸び続けています。「22週の壁」!? 妊娠22週未満は「流産」、以降は「早産」
妊娠22週未満は「流産」、22週以降を「早産」と決められていて、まだ生まれてくるには早すぎますが、新生児治療の対象となる週数に入ってきました。ネット検索の中で「22週の壁」と言う言葉が生まれているようですが、医学的にはそのような用語はありません。妊娠22週を境にして、流産から早産と言われるようになるため、できた言葉だと思います。妊娠22週頃は胎児の呼吸器発達が進む
妊娠22週目は、胎児の呼吸器の発達が進んでいる
内臓や各器官もだいぶ完成に近づき、それぞれの動きが活発になります。
妊娠22週頃は、聴覚が発達。大きな音にびっくりするように
妊娠22週(22w)頃になると、中耳の骨が固くなってきて、より音の伝導もよくなってきました。赤ちゃんは音の情報を脳に伝えることができるほど聴覚が発達していますが、脳には他の情報がないので、それが何の音かの判断はまだできません。まだ「誰かが話をしている」「犬が鳴いている」などの区別はつきません。でも、大きな音にびっくりする反射が起きたり、音の大小などは記憶されていきます。
妊娠22週の妊娠生活
規則正しい生活を心がけ、胎動などを通し妊娠生活を楽しもう
胎動を通して赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しみましょう
胎動で赤ちゃんとのコミュニケーションを楽しむことも、段々とできるようになってきます。ママが「キック」と言っておなかを軽くたたくと、赤ちゃんがママの声と振動に反応して蹴り返してきます。ただ、反応が早い子もいれば、ゆっくりの子、しない子もいます。それは、それで心配ないので、あせらず気楽に楽しみましょう。
▷胎動の種類・いつからどの位置で動く?
静脈瘤は産後に治る
妊娠中は、大きくなってきた子宮が血管を圧迫し、下半身の血液循環が悪くなるため、静脈瘤ができやすくなります。予防には、マッサージや足を高くして寝るなど、血液循環を良好にする工夫をしたり、市販の弾性ストッキングが有効です。静脈瘤は産後に治るのであまり心配しなくても大丈夫です。またお母さんの体は今までのどの時期よりもタンパク質が必要になります。ただし、肉類に含まれるリンを過剰摂取すると、足の甲や足首のむくみ、こむら返りの原因にもなります。肉類ばかりではなく、魚や大豆などの植物性タンパク質も利用しましょう。
▷妊娠中の体の疑問・悩み
おりものの分泌量が増えてくる
妊娠がすすみ、おりものの分泌量が増えても、多少不快症状はあるでしょうが、かゆみなどがなければまず心配はありません。分泌量が増えることで、産道になる腟の感染を防いでくれる役割があります。赤ちゃんを育み守るため、ママの体は本当にうまくできています。妊娠週数別記事
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