アメリカの西海岸は都市も自然も楽しめる!観光の見どころ
50の独立した州からなるアメリカ合衆国は、国土面積が日本の約25倍で、約3億人の人口を擁するスケールの大きな国。 日本人に馴染みのある観光地は、大きく西海岸と東海岸に分かれ、アメリカ西海岸には、ハリウッドのあるロサンゼルス、カジノとエンターテイメントの街ラスベガス、ゴールデンゲートブリッジで有名なサンフランシスコ、雄大なグランドキャニオンを始めとする10以上の国立公園のほか、イチローが所属していたシアトルマリナーズの本拠地シアトル、世界から注目を集める小さな街ポートランド、異国情緒あふれるサンディエゴ、西海岸の穴場リゾートラグナビーチといった都市が存在します。【目次】
日本からのアクセスも抜群!アメリカ西海岸
アメリカ西海岸はウエストコーストとも呼ばれ、一年を通じて晴れの日が多く、湿度が低い温暖な地中海性気候に恵まれた地域。真っ青な太平洋に面した、太陽がさんさんと輝く景色を求め、世界中から旅行や留学、移住目的で多くの人が訪れます。日本よりも日差しが強く乾燥しているので、旅行の際にはサングラスや帽子などのアイテムや瞳のケアが必要です。カリフォルニア州、オレゴン州、ワシントン州、ネバダ州、アリゾナ州などが含まれるアメリカ西海岸は、1840年代からのゴールドラッシュにより急速に発展した場所。現在アメリカ経済の中心地となっており、スターバックスやボーイング、マイクロソフト、インテル、Google、Yahoo!といった企業の本社があります。
また、ゆる系スタイルで有名なロンハーマンを始めとしたファッションやトレンドの発信地でもあり、サードウェーブコーヒーの本場という顔も。 都市間の移動には主に飛行機を使い、目安としてシアトル~サンフランシスコ間が飛行機で約2時間、サンフランシスコ~ロサンゼルス間が1時間半、ロサンゼルス~ラスベガス間が約1時間かかります。
車と飛行機での移動が便利ですが、長距離バス「グレイハウンド」と電車「アムトラック」も目的に応じて利用するのもいいでしょう。アムトラックは、クルーズのようにゆったり優雅に旅をするもので、スピードは車とほとんど変わりません。グレイハウンドは格安長距離バスなので、節約して旅をしたい人向けです。
■アメリカ西海岸と日本の時差
アメリカは国土が広いため、東西で4つのタイムゾーンに分かれています。東海岸標準時、中部標準時、山地標準時、太平洋標準時、と順に1時間ずつ遅れます。西海岸は太平洋標準時を使い、日本との時差は17時間です。またサマータイム期間中は1時間繰り上がるので時差は16時間になります。
[サマータイム]3月の第2日曜日から11月の第1日曜日まで→日本が16時間進む
[冬時間]上記期間外→日本が17時間進む
■アメリカ西海岸へのアクセス
日本からアメリカ西海岸へはシアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスへの直行便を利用し、いずれも飛行時間は9時間ほど。ラスベガスへの直行便はないため、ロサンゼルスやサンフランシスコなどの都市を経由します。
日本からは、アメリカの15都市に直行便が運航していますが、なかでも一番便数が多いのが、成田・ロサンゼルス間で1日になんと7本も運行しています。
>>西海岸への玄関口、ロサンゼルス国際空港について詳しくはこちら
■アメリカ東海岸へのアクセス
ちなみに、ナイアガラの滝や自由の女神とブロードウェイで有名なニューヨーク、ホワイトハウスのあるワシントンD.C.や、ディズニーワールドとユニバーサルスタジオオーランドなどアミューズメントパークが集まるフロリダなどはアメリカ東海岸に位置します。日本からアメリカ東海岸へは主にニューヨーク、ワシントンD.C.の直行便を利用し約12時間かかります。
■アメリカ西海岸旅行は自由行動が中心のツアーがおすすめ
初めて西海岸を訪れる場合やあまり海外旅行に慣れていない場合、交通手段が確保されていて、自由行動が中心のパッケージツアーを利用するのがいいでしょう。アメリカでは、公共交通機関が日本ほど発達していないため、個人で移動をするのはかなり不便です。
バスや電車も頻繁には来ない上に、特に歩行者が少ない地域では路上でバスやタクシーを待つ行為自体も、あまり安全とは言えません。レンタカーも交通規則をよく知っていて、ハイウェイを走り慣れていないと、地図やナビを見ながらの運転は危険です。
アメリカ西海岸の見どころ!都市別観光情報
続いてアメリカ西海岸の代表的な都市や主な観光地の魅力を順に見ていきます!- アメリカ第二の都市ロサンゼルス
- Apple,FacebookといったIT企業が密集するシリコンバレーのあるサンフランシスコ
- エンターテインメント都市ラスベガス
- 雄大な自然が広がる国立公園やグランドサークル
- エメラルドシティの愛称で知られるシアトル
- 世界から注目を集める小さな街ポートランド
- 異国情緒あふれるサンティエゴ
- 隠れ家リゾート、ラグナビーチ
アメリカ第二の都市、ロサンゼルス
ロサンゼルスは、ニューヨークに次いでアメリカ第2の人口を擁するカリフォルニア州最大の都市です。「アメリカの西の玄関口」ともいわれ、一年を通じて青空が広がります。130キロにも及ぶ海岸線には、ヤシの木が並び美しいビーチが点在。賑やかな街中も、のんびりとしたビーチもどちらも楽しめます。■ロサンゼルスのみどころ 映画の都ハリウッド、パームツリーが海沿いに並ぶサンタモニカやベニスビーチ、流行の発信地でもある有名な超高級住宅街ビバリーヒルズ、歴史あるディズニーランド・リゾート、映画スタジオに併設された遊園地ユニバーサルスタジオハリウッドと見所がたくさん。
なかでもビバリーヒルズは治安もよく環境抜群で、ロディオドライブやメルローズアベニューなど話題のショッピング街もすぐ近く。おしゃれな人気レストランも集まっています。
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最近は、広々としたアート空間が経験できるダイナミックな美術館が多く存在することから、アート探訪に適した街としても注目されているロサンゼルス。
サンタモニカ山の中腹にあるゲティセンターは、石油王ジャン・ポール・ゲッティが集めたコレクションを展示した施設で、中の展示物だけではなく外の庭園も面白く、1日中いても飽きません。近代建築の巨匠、リチャード・マイヤー氏がデザインした白亜の建物が特徴で、広大なキャンパスからマリブを一望でき、夕日を見るスポットとしても人気があります。
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■MBLやNBAのスポーツ観戦も!
野球・バスケットボール・アメリカンフットボール・アイスホッケーはアメリカで人気のあるスポーツですが、なかでも野球やバスケットボール観戦は旅行者にもおすすめ。
[メジャーリーグ]
ロサンゼルスはドジャースとエンジェルスの本拠地で、ドジャースのホームスタジアムがあります。4月初めから9月下旬のレギュラーシーズン中、ドジャースタジアムでは、週に1~2試合が行われます。チケットは、オフィシャルサイトから購入が可能。
[NBAリーグ]
NBAのシーズンは10月から4月で、ロサンゼルスはクリッパーズとレイカースの本拠地です。1年の頂点を決めるNBAファイナルの時期は、決勝チームのユニフォームを身につけたファンたちが町に溢れます。
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■ロサンゼルスの気候
1年中温暖でとても過ごしやすく、3~10月ぐらいまでの日中は日本の夏の格好でOK。湿気はほとんどありません。ただ、ショッピングモールやコンサートホールなど冷房のきいた建物内と、日が落ちてからはかなり冷えるので薄手の上着が必要です。その他の季節も日中は半袖に薄手の上着、夜用に薄手のコートで十分。年間を通して雨や雪が降ることはほとんどありません。
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海と橋が美しい、坂の街サンフランシスコ
アメリカ人が口を揃えて「一番住みたい街」という大人気の街、サンフランシスコ。ケーブルカーが走る情緒たっぷりの坂の上からは、霧の向こうに青い海、赤い橋に緑の丘が。カラフルでメルヘンチックなサンフランシスコは、街全体が訪れる人々の心を虜にするような素敵な雰囲気に包まれています。坂の街としても有名で、地図では数ブロックの近い場所かと思いきや、これが心臓破りの急な坂道だったりしますので、交通機関が発達したのもうなずけます。 ■サンフランシスコのみどころ主な観光スポットは、サンフランシスコ湾にかかる赤い橋ゴールデンゲートブリッジ、かつて牢獄として使われていた刑務所跡アルカトラズ島です。ジャズバーやワインバー、古着屋などが軒を連ねるヒッピー発祥の地と言われるヘイトアシュベリーもぜひ訪れたいエリア。
>>アルカトラズ島について詳しく
旅行者が移動に使うケーブルカーの起点があるユニオンスクエア周辺には高級ブランドショップがひしめき、デパートやショッピングモールがたくさんあります。
>>サンフランシスコでショッピングを楽しむなら!
グルメなら飲茶がおいしい全米一の規模を誇るチャイナタウンや、カニやエビの直販店もあり新鮮なシーフードが楽しめるフィッシャーマンズワーフ。クラムチャウダーはぜひ食べておきたい!のと、11月中旬から6月頃までは高級食材として知られるダンジネスクラブ(アメリカイチョウ蟹)のシーズンです。サンフランシスコはシーフードが豊富なため、シーフード目当てに全米から集まってくる人で常に賑わっています。
>>サンフランシスコの定番、カニの季節到来!
サンフランシスコは、ロサンゼルスに比べこぢんまりとした街ですが、そのぶん見どころがコンパクトにまとまっており短時間で回ることができます。トロリーなどの公共交通機関も発達しているため、個人旅行や初めて旅行する人でも安心。
サンフランシスコから車で約5時間の世界遺産ヨセミテ国立公園へは、たくさんの旅行会社がオプショナルツアーを催行しています。日帰りツアーまたはレンタカーでどうぞ。
>>サンフランシスコとヨセミテ他周辺のエリアガイド
>>サンフランシスコのおすすめオプショナルツアーはこちら ■サンフランシスコの気候
“霧の町”と言われるほど1年を通して霧がかっている日が多く、5日滞在してもゴールデンゲートブリッジが綺麗に見えたのは1日のみ、なんてことも。北海道よりも北に位置しているため、夏でも涼しいを通り越して寒いことが多いので、必ず長袖を準備しましょう。
■サンフランシスコ旅行お役立ち情報
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眠らないエンターメントシティ、ラスベガス
数々の映画にも登場し、アメリカ人の間でも結婚式や新年を迎える場として大人気のラスベガス。ギャンブルやストリップ・ショーが公認なので、「罪の街(Sin City)」という愛称を持ち、噴水のショーでお馴染みベラージオや、昨年オープンしたばかりの「世界で最も高級なホテル」と称されるウィンなどの豪華ホテルやカジノがひしめいています。 ■ラスベガスのみどころ観光スポットやホテルがすべて、The Strip(ザ・ストリップ)と呼ばれる約3kmの道沿いにあり、すべて徒歩での観光が可能です。旅行者用の観光バスや無料モノレールなどもあり、全米で最も旅行者が歩きやすい町と言えるほど。
世界中から多くの観光客が集まるラスベガスは、ギャンブルやカジノのイメージが強いかもしれませんが、それは一昔前の話で現在は、カジノ以外にもアーティスト集団シルク・ド・ソレイユをはじめとするあらゆるショーやコンサートで年中賑わいます。シルク・ド・ソレイユは、ホテルの常設ステージで現在6演目を上演中。ラスベガスは消費税が7.5%と、ロサンゼルス郡の8.25%に比べて割安なため、ショッピングも人気です。
>>ラスベガス観光で絶対にやりたい10のこと【2018】
>>ラスベガスで名物バフェを極めたい!
サーカスなど子ども向けのアトラクションも充実しているため、子供からお年寄りまで家族で楽しめるエンターテイメントシティ。ここ最近は大人向けのオシャレなレストラン兼ラウンジやショーが続々登場し、セレブのチャリティイベントの場としても注目されています。
■ラスベガスからグランドキャニオンやデスバレーへ!
ラスベガスは、グランドキャニオンやデスバレーなどの国立公園が近く、昼はスカイダイビング、夜はギャンブル……とエネルギッシュに楽しむこともできます。 [グランドキャニオン国立公園]
アリゾナ州にある世界遺産のグランドキャニオン国立公園まで、ラスベガスからはセスナで1時間ほど。日帰りツアーで行くことができるので、ほとんどの日本人旅行者がラスベガスとセットで訪れます。車でもラスベガスから約5時間なので、時間のある人は車でグランドキャニオンを訪問し、公園内に数日滞在するのもいいでしょう。
キャンプをしたり、トレイルを歩いたり、夜のグランドキャニオンで満天の星空を見たり、1日ツアーでは味わえない楽しさを体験できます。
>>グランドキャニオン国立公園について詳しくはこちら
[デスバレー国立公園]
ラスベガスからは車で2時間ほどの、「死の谷」という名前が付いたアメリカ滞在の国立公園。ビュースポットとして有名なのが、西半球で最も低い場所「バッドウォーター」、塩で形成された不思議な地形が広がる「悪魔のゴルフコース」、カラフルな山肌が特徴の「アーティストパレット」です。塩分濃度が高く、赤い水が広がるオアシス「ソルトクリーク」や砂丘など、広大なエリアに不思議な景色が見られます。
【グランドサークル】
グランドサークルとは、アメリカのアリゾナ州、ユタ州、ニューメキシコ州、コロラド州にまたがる世界の希少な地形が集まったエリア。ユタ州のもので最も有名なのがモニュメントバレーで、「インディ—ジョーンズ最後の聖戦(1989年)」など映画にも度々登場する大地から突き出した大きな岩を見に、多くの旅行者が訪れます。
あわせて訪れてほしいのが2,000以上のアーチが点在するアーチーズ国立公園。モニュメントバレー、アーチーズ国立公園共にアクセスは非常に悪いですが、これほど迫力がある雄大で力強い風景を見ることができる場所はあまりないので、一生に一回は行って欲しいスポット。 最もアクセスしやすいのはザイオン国立公園で、ラスベガスから約2時間半で行けてしまう上に、まっすぐな1本道で交通量もそれほど多くないので、アメリカでレンタカーを初めて運転する人にもおすすめ。ラスベガス発の日帰りツアーやブライスキャニオンとセットの1泊2日ツアーを利用するのもいいでしょう。
>>グランドサークルについて詳しく
■ラスベガスの気候
夏場は40度を超える日が多く、日差しが刺すように痛いこともありますが、湿気があまりないため日本のような不快な蒸し暑さはありません。
■ラスベガス旅行お役立ち情報
>>初心者のためのラスベガス早分かり入門
>>ラスベガスの市内交通・空港からのアクセス
エメラルドの愛称で知られるシアトル
エメラルド・シティの愛称を持つ美しい街シアトルは、上質なシティ・ライフと豊かな自然が共存する「アメリカでもっとも訪れてみたい街」。アマゾン、マイクロソフトといった誰もが知る一流企業が誕生したビジネス都市であると同時に、グルメ・アート・スポーツ文化も文句なしに洗練された街です。スタバ発祥の地として、またイチロー選手が所属し活躍したシアトルマリナーズでも有名ですね。 ■シアトルのみどころシアトル観光の中心は、1962年のシアトル万博の会場跡地に造られたシアトルセンターと呼ばれる総合公園。30以上もの施設があるこの公園の中で外せないのが、シアトル万博の時に建てられた高さ184mのスペースニードル、科学の不思議を体験できるパシフィックサイエンスセンターです。また、シアトルセンターから少し離れますが、スターバックスコーヒー1号店のあるパイクプレイスマーケットも旅行者に人気の観光名所です。
マウント・レーニエ国立公園に、温帯に発達した雨林と太平洋の荒波が寄せる海岸のコントラストが地球レベルで珍しいオリンピック国立公園。それにセント・ヘレンズ国定火山公園を加えたワシントン州を代表する3大ナショナル・パークも、西海岸の壮大かつ繊細な大自然を感じる人気スポットです。
おいしいものを目指してこの地を訪れるトラベラーもいるほど、キラリと光るシアトルの食文化ですが、ビール愛好家が愛してやまないのは、ワシントン州で生産される高品質なホップを使った地ビールの数々。極上のビールを傾けながら近海でとれた新鮮なシーフードにかぶりつく瞬間は、贅沢なひとときです。
グルメな街として知られるシアトルで、行列のできる人気ピザ店「シリアス・パイ」にも、足を運んでみて!
>>シアトルで食べたい街1番の人気ピザ"シリアス・パイ"
■シアトル旅行お役立ち情報
>>シアトルの魅力を感じられるオプショナルツアー
>>立地良し、インテリア良し!シアトルのおすすめホテル
世界から注目を集める街ポートランド
シアトルの下の方に位置するオレゴン州のポートランドは小さな街ですが、美容スーパーフードのメッカとして、『全米住みたい都市1位』として、またコーヒーの聖地として世界中から注目されています。車や歩行者よりも自転車が優先される街はコンパクトに設計されていて、旅行客でも気軽にサイクリングや街歩きを楽しめます。>>美容スーパーフードのメッカ「ポートランド」の魅力
日本からポートランドへは、成田空港から直行便で9時間程度。シアトル、サンフランシスコ、ロサンゼルスといった主要都市からポートランドへの直行便も多く飛んでいますが、時間に余裕があれば、陸路での移動もおすすめです。 ■ポートランドのみどころ
街と自然の融合が美しいポートランドの街はコンパクトにまとまっており、車で20~30分走れば大自然が広がります。ポートランドの象徴であるマウントフットを初めて見た人は「富士山?」と見間違えてしまうほど、親しみが持てる風景です。
ここに住む人々は環境や食への意識が高く、オーガニックの野菜や果物が並ぶファーマーズマーケットが毎日どこかで開催されています。スーパーやファーマーズマーケットに並ぶ安全で新鮮な食材を使ったオーガニックレストランが注目を集め、コーヒー、ビール、ワインに至るまで、手作りにこだわったお店が並び、クラフトビールの醸造所を備えたビール店は50軒以上も。 市内は、街の中央を流れるウィラメット川を境に東西、中央を走るバーンサイド通り(Burnside St.)を境に南北に分かれます。街の西側には、歩行者に優しい街として設計されたダウンタウンがあり、付近はライトレール(マックス)、ストリートカー、バスなどの公共交通機関が充実しています。 ■ポートランド旅行お役立ち情報
>>アメリカ西海岸の人気都市!ポートランドへのアクセス
>>アメリカ西海岸発!炭酸コーヒーがブームの予感
>>グルメ旅ならここ!食でめぐるポートランド観光ツアー
>>ポートランドの観光名所/ウエスト編
異国情緒あふれるサンディエゴ
メキシコのティファナ市へたったの30キロという国境近くに位置するサンディエゴは、入り江に沿って広がる美しい街で、アメリカで最も天気が良い場所として知られ、一年中温暖で過ごしやすい魅力溢れる観光地。青い海と緑あふれる入り江が絵に描いた様に美しいサンディエゴの街は、映画「トップガン」や「ジュラシック・パーク2」のロケ地としても有名です。 ロサンゼルス方面から海沿いを走る列車で3時間、車なら2時間ほどで、サンディエゴに入ると緑が生い茂り、窓からは海岸線が見渡せ開放感いっぱいに。何となく違う国に迷い込んだ気分になるサンディエゴは、街の至るところに歴史的な建造物が点在し、スペインとメキシコの面影が残り異国情緒たっぷり。カリフォルニアではロサンゼルスに続き2番目、全米では7番目の大都市であるにも関わらず、街全体がゆったりとした雰囲気に包まれており、ビーチ沿いの歩道はローラーブレードを楽しむ人々やサーファーで溢れ、「これぞ南カリフォルニア」という風景です。年間を通じて温暖な気候なので、冬でも半袖で過ごす事も。
■サンディエゴのみどころ ゴルフやサーフィンなどのアクティビティも豊富で、サンディエゴ動物園やシーワールド・サンディエゴといったテーマパークもみどころ。風が心地よく開放的なこの街で、メキシコへの国境越えのようなエキサイティングな経験や、トロリーに乗って街を散策するのもおすすめ。ダウンタウンにはショッピングセンターや世界各国のグルメなレストランが数多くあり、博物館やオペラ、バレエ、ミュージカルなども楽しめ、文化や芸術面も充実しています。
>>海がテーマの巨大遊園地、シーワールド・サンディエゴについて詳しく
サンディエゴはもともと軍港として栄えた街で、海軍基地には軍人と結婚した日本人女性もたくさん生活しています。日系マーケットやレストランが比較的多くあり、日本語の情報新聞も無料で配布されるなど、意外と日本ととても近い街です。
■メキシコとスペインの面影
サンディエゴはかつてメキシコに統治されていたカリフォルニアを一番身近に感じられ場所。メキシコ国境まで車で15分なので、街にはメキシコの雑貨や食品を売る店や、スペイン語の看板が並び、スペイン語が飛び交います。
ビクトリア様式の建築物が点在し、最古のスペイン人伝道所もある歴史的重要文化指定地域になっている「ガスランプクォーター」地区は、都会的な部分とは対照的に、ひっそりと昔の面影を残しながら、昼はレストランやブティック、夜はバーが賑わいをみせる街一番のエンターテイメント地域です。
ダウンタウンから20分ほどの場所に「ラ・ホヤ」というリゾート地がありますが、海岸線があまりにも美しい事から、スペイン語で宝石を意味するこの地名が付けられたそう。ここは高級リゾート地として有名で、サンディエゴのビバリーヒルズといったところ。仕事をリタイアした人がロサンゼルスから離れて家を建てるエリアでもあります。アザラシが見られるスポットもココです。
>>GW旅行にオススメ!国境の街サンディエゴについて詳しく
>>サンディエゴのおすすめオプショナルツアー
穴場リゾート、ラグナビーチ
「本当のビーチを楽しみたいならオレンジ郡!」と言われるように、サーフィンのメッカであるハンティントンビーチや、息を呑むほど夕日が美しいニューポートビーチ、人気テレビ番組の撮影場となったラグナビーチがあるオレンジ郡。西海岸の有名な観光地は一通り回った、観光客の少ないリゾート地でゆったりとした時間を過ごしたい、そんな方にオススメなのが、アメリカ西海岸の穴場リゾート、ラグナビーチです。 ロサンゼルス国際空港から車で約1時間半で到着するラグナビーチは、芸術家のコミュニティとして栄え、アートの香り高い美しい海岸のリゾート。数ある南カリフォルニアのビーチの中でもとりわけ優雅な場所です。ロサンゼルスから近い割に観光地としてはそれほど有名ではないので、どのシーズンでも空いています。こぢんまりとした街で、レストランやショップなどがすべて徒歩圏内にあるのも魅力です。朝は海辺を散歩し、昼はアートが溢れる街を探索、そしてロマンチックな夕日鑑賞の後は、美味しいディナーを。身も心もすっかりリラックスできるでしょう。
>>西海岸の穴場リゾートで過ごす優雅な休日
アメリカ西海岸旅行モデルコース
訪れたいところをピックアップしたら、日程を含めて旅行計画を立てましょう!アメリカ行きの格安航空券は、最低滞在日数が3泊と決まっているため、旅行会社の航空券+ホテルのパッケージツアーも3泊5日からが一般的です。ここでは、3日5日でアメリカを満喫するコースと、5泊6日で楽しむモデルコースをご紹介。旅行計画の参考にしてくださいね。
>>広いアメリカを満喫!おすすめの旅行モデルコース
>>大満足!西海岸のオススメ旅プラン