アメリカ

“ジェンダーレス”トイレが流行中! おむつ交換台は男女両方に完備! 「アメリカのトイレ」事情

コロナ禍以前のように街に活気が戻ってきているアメリカ。物価上昇や円安の影響は感じるものの、より日本から渡米しやすくなった今、事前に知っておきたい「アメリカのトイレ事情」をロサンゼルス在住の筆者が紹介します。

芦刈 いづみ

執筆者:芦刈 いづみ

アメリカガイド

アメリカでは、ほとんどのことがコロナ禍以前の状態に戻ってきています。多くの人がマスクをしていません。西海岸のロサンゼルスも活気を取り戻していますが、一部、コロナ禍が原因で廃れたエリアも……。ですが、旅行者が訪れるほとんどの場所は問題ないでしょう。

なお、パンデミック後、物価がずいぶん高くなりました。以前の1.3倍~1.5倍ほどのようなイメージ。加えて、現在円安なので全体的にすべての物価が高いと感じます。
 

ロサンゼルスのトイレ事情

ロサンゼルスのトイレの様子

ロサンゼルスのトイレの様子

筆者は長い間、ロサンゼルスに住んでいますが、トイレを探すのに困ったり、「超汚くて無理!」というトイレに出会ったりしたことはありません。トイレは無料で利用でき、洋式の水洗トイレが設置されています。

トイレットペーパーと便座シートは、どんなに小さな場所でもほぼ完備されており、日本と同様にトイレットペーパーを流すこともできます。手を拭くための紙やエアドライヤーも備え付け。ですが、どんなにいい所でも、シャワートイレ(温水洗浄便座)はめったにありません。
アメリカのトイレは防犯対策として、ドアの上下が大きく開いていることがあります

アメリカのトイレは防犯対策として、ドアの上下が大きく空いていることがあります

一つ気になる点は、トイレの個室がいくつか並んでいる場合、犯罪防止の目的でドアの上下は大きく空いていて、ドアの隙間も1cm程度あること。初めて見るとびっくりするかもしれません。
 

ハイクオリティーなトイレ

手を拭くタオルがきれいに並べられている

手を拭くタオルがきれいに並べられている

ホテルやショッピングモールのトイレは、とてもハイクオリティーです。頻繁に掃除がされていてとてもきれいなのはもちろん、手を拭くための布タオルとハンドソープに加え、ローションも備え付けられている場合があります。

さらに、大きなパウダールームが併設されているところも。そして、ホテルでは、個室がいくつか並んでいても、日本のように上から下まで隙間なくドアでしっかりカバーされていることが多いです。
 

グッドクオリティートイレ

旅の途中、気軽に利用できるのは、カフェやレストラン、ファーストフードと大型スーパーマーケット。基本的には、これらのトイレはとても衛生的で頻繁に掃除がされているという印象です。
 

クオリティーまちまちトイレ

小さなガソリンスタンドやスーパーマーケットでも、ほとんどの場合トイレを利用することができます。ただ衛生面はまちまち。完全に場所によりけりです。

またこういった施設の場合、個室のトイレが一つか二つで、鍵がかかっていることがあります。
鍵が必要な場合は、レジで鍵を借り、終わったらまたレジに返します。他には、パスワードで開け閉めするトイレもあり、その場合は、店員さんにパスワードを教えてもらいます。
 

クオリティーが気になるトイレ

ロサンゼルスの街中にはほとんど公衆トイレはありませんが、公園やビーチ、フリーウェイ脇にあるレストエリアには、公共のトイレがあります。掃除が頻繁にされている印象ですが、便座がないことも多く……つまり“便器だけ”の水洗トイレです。便座シートを敷いても、そこに座るのはかなり抵抗があります……。
 

旅の途中、気を付けたいこと

ロサンゼルス内は、電車やバスなどの公共交通機関で移動できますが、数カ所の大きな駅を除いて、ほとんどの駅にトイレはありません。電車やバスに乗る前には必ずトイレに行っておくことが大切です。

また、車で旅する場合、トイレが1時間先にしかないという場合もあるので、トイレがあるときに、行きたくなくても行っておくのがポイント。大きなフリーウェイ沿いには、次のレストエリアまたはガソリンスタンドまでの距離が書かれていることもあるので、それをチェックしておくと良いです。
 

身体障害者用トイレ

車椅子のまま入ることができるトイレ

車椅子のまま入ることができるトイレ

個室トイレがそのお店に一つしかなくても、どんなに個室の数が少なくても、必ず車椅子で入ることのできるトイレがあります。もちろん、ショッピングモールやアミューズメントパークなどのたくさん個室が並んでいるところでは、車椅子で入ることのできるトイレが複数設置されています。
 

おむつ交換台は男女両方にある

おむつ交換台が設置されているトイレも多いため、子どもと一緒の旅行でも困ることはなさそう

おむつ交換台が設置されているトイレも多いため、子どもと一緒の旅行でも困ることはなさそう

子連れ旅行時にも気になるトイレ事情ですが、アメリカではあまり困ることはないでしょう。おむつ替えの台は男性・女性用、どちらのトイレにもほぼ完備されています。
ベビーカーも一緒に入ることができるファミリー用のトイレルーム

ベビーカーも一緒に入ることができるファミリー用のトイレルーム

ファミリーレストルームには一般用と子ども用、二種類のトイレがある

ファミリーレストルームには一般用と子ども用、二種類のトイレがある

ショッピングモールやアミューズメントパークには、ベビーカーのまま入ることのできるファミリーレストルームもあり、その中には、一般用と子ども用の二種類のトイレと、おむつ交換台が備え付けられています。

さらに、ショッピングモールやアウトレットモール、アミューズメントパークには、ほとんどの場合、授乳やおむつ替え用の授乳室があります。さらに、授乳室に併設して、子どもが遊べるキッズルームがある場合もあります。
 

最近のトイレのトレンド

コロナ禍以降増えている、手をかざすだけで自動で水が流れる洗面台

コロナ禍以降増えている、手をかざすだけで自動で水が流れるタッチレス水栓

コロナ禍以降、センサー付きの自動で水が流れるタッチレス水栓が増えています。また、手で出入口のドアノブを触らなくても、足や腕で開け閉めできるトイレが増えてきました。手を拭いた紙でドアを開けて、簡単に捨てられるように、ゴミ箱が出入り口の近くに置かれているところも多いです。
最近のトレンドである「ジェンダーニュートラル(ユニセックス)トイレ」

最近のトレンドである「ジェンダーニュートラル(ユニセックス)トイレ」

他には、ジェンダーニュートラルなトイレも最近のトレンド。元々男女一つずつしかなかった個室トイレが、今は両方ジェンダーニュートラルになっていることも。これは、特に、カフェ、小さなガソリンスタンドやスーパーマーケットで多く見られます。
 

トイレを探すときに使う英語表現

・トイレはどこですか?
Where is a restroom / bathroom? 


restroomは、外にあるもので、bathroomは家のトイレを指すというイメージです。ですので、スーパーマーケットなどでは、restroomを使い、友達の家などを訪問したときは、bathroomを使うのがベター。ただ、どちらでも通じます。

トイレのカギを貸してください。
Can I have a restroom key?


トイレのパスワードを教えてください。
Can I have a password for men’s / ladies’ restroom?

 

トイレのスタイルや衛生面などは、ほぼ日本と変わりません。ただ、ホテルのトイレにもシャワートイレ(温水洗浄便座)は付いていないので、そこは少し戸惑うかも。ですが、ハンカチやティッシュを持ち歩かなくてもほぼ問題なく、トイレを見つけるのもそんなに難しくはありません。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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