住まいのプロが提案「イエコト」/住まいなでしこ ~女性目線のすまいのヒント~

玄関灯と節電と

新しい家での暮らしもようやく慣れてきたが、ひとつ頭を悩ませていることがある。玄関灯って、一晩中点灯しておくものだと思っていた。けれど、節電を考えると、どうなんだろう?

岩間 光佐子

執筆者:岩間 光佐子

住まいの設備ガイド

新しい家での暮らしも約一年。
ようやく慣れてきた、というのが実感であるが、
ひとつ頭を悩ませていることがある。

玄関灯、である。

玄関灯や門灯って、
一晩中点灯しておくものだと思っていたけれど、
どうやら、そうでもないらしい。
節電を考えると、どうなんだろう?

つけた方がいいのか、つけない方がいいのか、
これから、どうする?

考え方はいろいろだけど……

イメージ

灯のついたわが家に帰ると、ホッとするが……

玄関灯や門灯、庭灯など、外まわりの照明は、全てじゃなくても基本、一晩中つけておくものだと思っていた。育った家は、夕方になると玄関の灯りをつけ、朝起きたら消す、という暮らし方だったし、夫の実家も門灯は朝までついていた。

だから、門灯のないわが家の場合、引っ越した当日から、玄関灯を一晩中つけていた。けれど、落ち着いて周辺の家を見渡すと、ついている家、つけていない家いろいろで……。

で、他の方々は、どういうふうに考えているんだろう、こんな些末なこと、話題になることもあるかな、とネット検索してみると、いろいろな意見が交わされている。

大雑把にまとめると、一晩中つけておくという理由は、「周囲が暗いから」「真っ暗な家は物騒だから」「そういうものだと思っているから」など。ある時間帯になったら消すという理由は、「家族全員が帰ってきたら明るくする必要がないから」「来客もないから」「電気代がもったいないから」などなど。

「家族や来客のために明るさを確保する器具」と考えるか、「家や周辺を含めて防犯としての役割」や「住まいのシンボル(?)のような意味合い」と考えるか。玄関灯や門灯の役割をどう考えるか、によって変わってくるということ。

ワタシ個人としては、玄関などの灯りの役割は、すべて含まれているような気がするけれど。

周辺環境によっても

玄関灯や門灯、庭灯など外まわりの照明器具としての明るさの必要度は、周辺環境によっても変わってくるだろう。街灯に煌煌と照らされるようなケースと、隣家も離れて薄暗いような立地では、どこまでの明るさが必要かは異なるはず。また、暗い道でのひったくりなど、防犯面から街全体を明るくするため、玄関灯などをつける「一軒(戸)一灯運動」を推進している自治体や町内会もある。プランニングの際には、敷地内のことだけでなく、周囲の条件も加味して選ぶことも大切だ。

つけたり消したりが面倒だったり、うっかり忘れてしまうことが心配であれば、暗くなったら点灯し、明るくなったら消灯するセンサー付きのタイプの照明器具もある。省エネルギーを考えれば、LEDの器具を選ぶという方法も。ライフスタイルや使い勝手も合わせて考慮したい。

組み合わせ技で

で、わが家の場合、周辺は古くからの住宅街なので街灯は少なく、決して明るい、とは言えない。行き止まりの私道に面している敷地近くには街灯はなく、隣地は空き地。やっぱり、防犯上、ある程度の明るさは確保しておきたい。

節電という面から考えれば、一晩中つけておくよりも消した方がいい、ということになるが、玄関灯にはLEDを選んだので、やはり朝まで点灯させておくことに。アプローチ付近の庭灯はある程度の時間になったら消すことにした。

空き地側とカーポートには、人感センサー付きの器具を設置しているが、真っ暗なのは不安なので、ソーラータイプのLEDのガーデンライトを新たに購入。点灯時間が短いが、災害時にも少しは役に立つだろうと、いくつか並べることにした。

LEDの玄関灯とソーラーライトの組み合わせで、この夏は過ごしてみようと思っている。その分の節電は、すだれと団扇で頑張るつもりだ。


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