新しい家の間取りを検討している時、
広さとか動線とか、収納とか、考えることがたくさんあって、
音のことって、あまり考えなかったかもしれない。

実際に暮らしてみると、
心地よい音もあれば、あれっ?ていう音もある。
事前に予想できたこともあるし、
全然予想外、のことも……。

構造や工法、間取りも関係あるだろうし、
感覚的なこともあるだろうし。
音はなかなかムズカシイ。

屋根を叩く雨音に感動

わが家は2階リビング。屋根形状を利用した吹き抜けになっていることもあってか、雨音も聞こえやすく、引っ越して初めての雨の日には、軽快なリズムの雨音にかなり感動したものだ。マンション暮らしが長かったせいか、屋根に落ちる雨の音を聞いたのは久しぶりだったし、自然を身近に感じられるわ、と嬉しく思っているのも事実。

とはいえ、最近の異常気象の際の暴風雨では、激しすぎることも。屋根材にガルバリウム鋼板を用いていることもあるだろうけれど、静かな音楽など聞いていられないほど、土砂降りの音が降ってくる時もある。年に数度のこととはいえ、寝室じゃなくて良かったな、というのが本音かも。

対面キッチンでも会話できないことも

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カウンター越しにダイニング・リビングにつながるが、電子レンジが動いている時は、自然と大きな声になる

リビング・ダイニングにつながるキッチンは、セミオープンの対面式。コンロ前は壁で仕切られているが、シンク前はカウンターを設け、コミュニケーションをとりやすいプランとなっている。

以前の住まいは独立型のキッチンだったので、セミオープンならおしゃべりしながらでも調理できるかなぁ~と思っていたが、実際にはそうでもなかった。お湯が沸く音だったり、電子レンジの動作音だったりが結構大きく響いて(古い家電製品ということもあるが)、リビングにいるオットとは会話が成り立たないことも……。テレビの音のせいもあるし、たいした話をしているわけではないので、モンダイはないのだけど、予想していたよりは聞こえないものだな、というのが実感だ。

寝室上のキッチンは注意を

2階のキッチンの下は寝室を配している。他の部屋との関係等々もあり、間取り的には満足しているし、ある程度の予想もしていたが、キッチンで水を使っていると、やっぱり、それなりの音は聞こえてくる。

プランニングの時は、オットとふたり暮らしだし、ライフスタイル的にキッチン作業している時にどちらかが寝ていることも少ないだろうから、大丈夫かな、と思っていたが……。たとえば、どちらかが先に寝た後に寝酒の用意をする時とか、どちらかが先に起きて朝食の準備をする時とか。気になってしかたがない、という音ではないし、気配がわかる、という意味では、メリットなのだけれど。

個人的には、いろいろな音があることが日常かな、と思うので不満などないが、音に関する感じ方はそれぞれだし、人によっては気になることもあるかもしれない。小さなお子さんがいたり、高齢の方がいらっしゃる場合は、部屋の配置や配管の位置等々には配慮が必要だろう。日々の暮らしのスタイルをイメージして、検討することがポイントだ。

いろいろな音がある中で、普通よりもちょっと大きめかも しれないが、ワタシには好きな音がある。ゴロゴロガラガラと響く、玄関の木製引き戸の開閉音だ。どこか懐かしく、落ち着いた音に、ホッとした気持ちになれるのだ。ただし、深夜に帰宅したときは、お隣に聞こえないように、そ~っと開け閉めすることに。でも、お酒が入っていると、なかなか……。


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