一人暮らし、夏の夜の恐怖は平べったくて黒い、あの虫

ガーデニングでハーブを育て、それがゴキブリ対策になるなら一石二鳥というものだ
大阪府では6月1日からゴキブリ駆除月間が始まった。窓口で駆除用薬剤を無料配布するという自治体もあるそうで、あの天下無敵の大阪のおばちゃんだって、ゴキブリは嫌いなのである。特にひとり暮らしで夜中に一人、あいつと立ち向かう身であれば、なんとかゴキブリの出ない住まいを選びたいと思うのは当然だ。
しかし、残念ながら、完全にやつらをシャットアウトできる住まいはない。最先端のトリプルオートロックでもやつらを阻止することはできないのだ。だが、少しでも出にくくする、あるいは繁殖させない方法ならないわけではない。ここでは、ゴキブリとの対面を限りなくゼロにするノウハウをまとめよう。

湿っぽい立地は×、風通し、日当たりの良い2階を選ぼう

まずは立地選び。やつらは湿っぽい乱雑な環境を好む。ということは、坂の下や川沿いの湿っぽい場所よりは、高台の風通しの良い、からっとした立地が◎。湿度という意味では1階よりは2階が、日の当たらない部屋よりは陽光さんさんの家が良い。これはゴキブリ対策というだけでなく、この時期発生しやすいカビやダニ対策としても有効だ。特に、一部のダニはゴキブリの餌でもあるため、ダニがいるとゴキブリが増えるという恐ろしい循環になるので注意したい。

作りつけ収納の多い部屋で隠れ家をなくせ

次に室内。やつらが生存、繁殖するためには餌と水、そして隠れる場所の3条件が必要になる。つまり、やつらをわが家から追い出すためには、この3条件をできる限り室内から除去すればよいことになる。

そこで、まず家探しの時点で心がけたいのは、作りつけ収納の多い、家具を置かなくて住む部屋を選ぶということ。家具を置いてしまうと、どうしても家具と壁、家具と家具の間に隙間ができる。平べったい体のやつらは1.5ミリあれば忍び込めてしまうため、人間の感覚では「まさか……」と思うような隙間にも入り込んでしまうのだ。ちなみに、彼らは1.5ミリから1センチの隙間を心地よく感じるそうで、これが2センチ以上になると敬遠するようになる。もし、家具を置かざるを得ないなら、部屋は狭くなるが2センチ以上放して置くというのも手だ。

ペットの餌、水、ビールの空き缶……たいていのモノがやつらの餌

餌、水を与えないためにゴミや食品を出しっぱなしにしないのは原則中の原則。意外に忘れがちなのはペットの餌や水、植木鉢にビールの空き缶などだろうか。乾物も袋のまま放置しないようにしたい。人間やペットの毛、爪、衣類の汚れ、昆虫の死骸など、人間にとっては食品でないものも彼らにとっては餌のひとつ。まめな掃除が必要というのはそのためだ。作りつけ収納の多い部屋は、でこぼこや隙間がなく掃除がラクという点でも、ゴキブリ嫌いにはお勧めといえるだろう。

とはいえ、収納を盲信してなんでもかんでも詰め込んでしまうと、今度はソコがやつらのマイホームになってしまう。最低でも週に1~2度は扉を開けて風を通すと同時に、汚れた衣類はそのままにしないこと。ダンボールはやつらに好かれる素材なので、クロゼット内に引越しダンボール積みっ放しは厳禁だ。

ミント、ローズマリー、ニーム、自然の力で撃退しよう

やつらが嫌うのはミントやローズマリーなど香りの強いハーブやヒノキ、ヒバ、杉などの木の香り。ゴキブリ以外の害虫にも対処したいというなら、最近話題のニーム(インドセンダン)がお勧め。植えておくだけでゴキブリなどが近づかなくなるそうだ。大量発生中なら市販の殺虫剤を使うしかないが、それ以外なら掃除+ハーブでしのげればベストだろう。

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