<目次>
不快な「髪の匂い」の原因とは?
電車やオフィス、飲食店などいろいろな匂いが髪につきます。
- 外部からの要素(タバコ、アルコール、食べ物、けむりなど)
- 髪の毛が洗えない状況下での汗、皮脂、雑菌
- 帽子をかぶっていて汗が蒸れた場合
- もともとの体臭
服の繊維と同様に、髪の毛は多孔質といって、表面に小さな穴がたくさん開いているので、どうしても香りの分子がそこに付着しやすいようです。
自分が出す汗や体臭は、食べ物や生活スタイルも影響します。体質となると遺伝的要素もありますね。
外出先や病気の時に役立つ「アロマヘアスプレー」
今回はいずれの原因であっても「不快感を軽減する」という点でアロマテラピーをオススメしたいと思います。髪の匂い自体をとるためには洗髪がベストでしょう。でも、病気や外出先など今すぐには洗えない状況では、ひとまず役に立つものがあれば便利。それがアロマで作ったヘアスプレーです。
精油(アロマオイル)にはいろいろな植物がもつ作用があるので、デオドラント以外でも以下のようなプラスアルファの効果も期待できますよ。
- 抗菌
- 抜け毛予防(頭皮の活性化)
- ふけの予防
- メンタルへの効果 など
抜け毛、ふけなどについてはアロマテラピーはサポートになる、という程度に判断して頂くといいと思います。
アロマヘアスプレーの作り方……デオドラント効果あり!
簡単にアロマヘアスプレーが作れます。携帯用ならば下記の半量で作って、小さなスプレー容器に入れるといいでしょう。- 無水エタノール(または95度以上のウォッカ)5ml弱に精油を5滴以下で入れます。
- 精製水(軟水のミネラルウォーター)を45~50ml加えて、よく振り混ぜれば完成です。
精油(アロマオイル)は1滴でも構いません。香りが薄く感じたら5滴ぐらいまで入れて構いません。(⇒計量する器具について)
アロマヘアスプレーの使い方
髪にスプレーする前に良く振って中身を均一にしてください
スプレーするときに目の中に入らないよう、人にかからないよう注意してください。衣類や帽子についても特に問題はありません。このスプレーには水が多く入っているため、夏場は早めに使いましょう。
アロマヘアスプレーにオススメの精油
よく耳にする精油ばかりで作りやすいですよ!
メントールの香りがイヤな匂いをマスキングします。匂い+匂いで変な匂いになるのでは?という心配はご無用。なぜなら、アロマテラピーで使う精油は天然100%の香り。ある程度、時間がたてば消えてなくなります。人工的に作られた香りは、上手に香りが持続できるように作られてあります。
ペパーミントの香りはインパクトが強いため、不快な匂いを忘れさせてくれます。また脂っぽい髪の毛をさっぱりとさせる効果も期待できます。
すーっとする薬草のようなさわやかな香りのローズマリーは、甘くなく刺激もきつ過ぎない、バランスのとれた香りです。ふけの予防、頭皮細胞の活性化などが古くから知られいて、シャンプーなどにもよく入っています。ヤル気も起こしてくれるグリーンノートの強い香りです。
抗菌に最適なウッディ系の香り。ティートリーは雑菌を繁殖させない意味で入れるといいでしょう。
上記の精油(アロマオイル)は、ラベンダー以外はスッキリ系の香りばかり。もう少し甘い香りが欲しい場合は「カモミールローマン」や「イランイラン」もオススメです。
さらに精油ブレンドで、もう一工夫!
ビーカー等がなければ小さじでもOK。ただし使用後はよく洗浄しましょう。
■マイルド系の香りブレンド
- ラベンダー1、ペパーミント1、ティートリー2
- ラベンダー1、ローズマリー1、ティートリー1
- ローズマリー2、ティートリー1
- ペパーミント1、ティートリー1、ローズマリー2
- ラベンダー2、イランイラン1、ペパーミント1
- ラベンダー2、カモミールローマン2
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