ブーム到来のハッカ油。そもそも何か?

ハッカ油のボトル

天然100%ハッカ油の魅力と活用法をお伝えします

ハッカ油(薄荷油)の使い方を解説します!「ハッカ」って昔の飴のイメージ程度の印象かもしれませんが、意外に日々の生活に使える万能アロマなんです!なかには局方(薬グレード)のものもあり有能なのがわかります。天然100%ハッカ油の魅力と活用法をお伝えします。

ハッカ油とは、いわゆるアロマテラピーで使うエッセンシャルオイル(アロマオイル/精油)と同じものです。つまり油脂ではなく、植物から香り成分を抽出したもの。そのため香りが強く、揮発性が高い性質があります。アロマテラピーをご存じであれば、ラベンダーやイランイランといったエッセンシャルオイル同様に使えばOK。

一般にアロマ専門ショップで売られているエッセンシャルオイルは色のついた遮光性のビンに入っているのですが、ハッカ油は透明なガラス瓶に入っているものも多いようです。でも、中身はエッセンシャルオイルなので、日光に当てず箱に入れるなどして保管するといいでしょう。エッセンシャルオイルは紫外線、熱、水気に弱く、劣化の原因になります。


原料の和ハッカについて

ハッカにはさまざまな種類がある

ハッカにはさまざまな種類がある

さてハッカ油の原料について説明しましょう。ハッカ=ミントですが、ハッカは交雑しやすい性質があるので、細かく分類するとたくさんの種類があります。ガムや歯磨き粉のフレーバーで目にするペパーミント、スペアミントが代表的ですが、今回ご紹介してるハッカはこの2種とは異なり和名を「和ハッカ(ワハッカ)」とか「和種ハッカ(ワシュハッカ)」といいます。

  • 和ハッカの学名…Mentha arvensis
  • ペパーミントの学名…Mentha piperita
  • スペアミントの学名…Mentha spicata
いずれもシソ科で、乾燥した葉っぱを水蒸気蒸留法という方法で香り成分が抽出されます。


かつて北海道が一大産地だった

富良野のラベンダー、北見のハッカ

北海道といえば富良野のラベンダー、北見のハッカ

和薄荷はかつて北海道の北見市で世界市場の70%以上を生産していたのをご存知ですか。気候風土が栽培に適していることからハッカ産業が栄えました。

和ハッカからは主としてハッカ脳を析出することを目的としていました。ハッカ脳とはエッセンシャルオイル(精油)をじっくり時間をかけて冷却して得られた、メントール成分の結晶です。無色で針状をしていて、メントール分が約99%含まれます。昔から湿布や軟膏に使用されており、現在も化粧品や食品へも活用されています。

ハッカ油はハッカ脳の副産物として生産されていたのですが、1950年代から輸入品の進出や合成品が出回りはじめ、産業は一時衰退しました。

ですが現在では北見市をはじめ北海道では和ハッカが特産品として作られており、特に最近はデパートの催事なでの直売、テレビなどメディアで取り上げられ、再び脚光を浴びるようになってきています。


ハッカ油の香り

和ハッカはセイヨウハッカ(ペパーミントやスペアミント)と比較してメントールが多く含まれます。そのためメントールの際立った爽快感が香りの特徴。でも、きついというよりは和種らしく日本人の好むさっぱりとした軽やかな香り。苦手な人は少ないアロマの1つです。ちなみにスペアミントはメントールよりカルボンという成分が特徴で、甘い香りがします。


ハッカ油を使う前に確認しましょう

ハッカ油いろいろ

ハッカ油いろいろ

■中身を確認する
ハッカ油は比較的、アロマ専門ショップではないところから売られていることも多いアロマの1つ。買う前に不安であれば、中身がエッセンシャルオイル(精油)100%かどうかを確認するといいでしょう。アロマオイルという名前の場合は、類似品(フレグランスオイルやポプリオイル)であることも多いです。

■肌への使用は薄めて使う
ハッカ油を肌につける方法がネットで書いてるものもあるようです。もちろんそれは可能ですがエッセンシャルオイルは原液のまま(ビンから出して薄めずに)肌につけることはあまりしません。考え方はいろいろですが、濃度が高いので薄めて肌に塗るのが一般的です。特に肌が弱い方、子どもなどは必ず薄めましょう。

■分量に気を付けて
香りがとても強いうえ、ハッカ油の性質としてはメントール系の香りがすーすー鼻に届きやすいので、分量に加減が必要です。目から涙出たり、くしゃみが出る人もいます。


>>次ページでは「ハッカ油の使い方」を紹介します。