季節の変わり目と不眠の関係

良い眠りは快適な1日をもたらしてくれます

良い眠りは快適な1日をもたらしてくれます


人間は「季節の変わり目」を無意識に感じ取り、自律神経がバランスを取りながら身体がだんだんと次の季節へ対応できる準備をしていきます。自律神経とは、人間のハードディスクのようなもので生命活動においてとても大切な働きをしています。活動的に動く時に優位に働く「交感神経」とリラックスしているときに優位に働く「副交感神経」がそれぞれ必要な時にスイッチを切り替えて生命活動をコントロールしています。

不眠の原因の1つに、季節の変わり目による気候の変化やストレスによって、この自律神経の切り替えが上手にできず、交感神経が優位になりがちになることが考えられるそうです。よって、「なんだかすっきりしない」「眠っているのに起きたら疲れている」「眠れない」と言った「不眠状態」に悩む方が多くなるそうです。

睡眠中は免疫細胞も育つことから、不眠が続くと免疫力の低下にもつながり、風邪や感染症にかかりやすくなるきっかけにもなってしまいがち。よって今回は、「不眠トラブル」に役立つ「枕にシュッとできる安眠アロマスプレー」の作り方を紹介します。
   

アロマテラピーにおける嗅覚のメカニズムと快眠の関係

眠りについての知識は毎日の健康に役立ちます

眠りについての知識は毎日の健康に役立ちます


快適な睡眠(快眠)については、オールアバウト睡眠にて詳細テーマ別に記載されています。奥が深い睡眠について、たくさんの記事が掲載されていますので、是非参考にされてください。これらの記事を拝見していると、快眠には「自律神経のメリハリをつけることで、眠る時間に副交感神経を優位に立たせる生活リズム」が大切なのが見えてきます。

人間の解剖生理学上のメカニズムとして、嗅覚からの香りの情報は、電気信号として、直に大脳辺縁系という人間が「感情を感じる場所」へ伝わります。香りを嗅いだ瞬間に、幸せな気持ちがふわ~っと脳に広がる感覚を感じませんか?それが直感でその人に必要な「良い香り」だと判断している感覚です。それは人間がその香り(臭い)を嗅いだ瞬間に、その人にとって「良いもの」か「悪いもの」であるかを直感で判断できるメカニズムになっているということです。

つまり、アロマテラピーにおいて、精油(アロマオイル)の香りを嗅いで「良い香りと感じること」は、大脳へ直接「良い香りだな~」という信号を送ることで感情の切り替えにスイッチを入れてくれる働きがあることを表しています。

これは、悪い臭いで例えれば、「危険回避」においてとても重要なメカニズムです。毒物などの危険物質の臭いは、「特定の物質の臭いであること」を脳が判断する前に、直感で「何か危ない臭いだ!」と感じることが出来なければ、回避する間もなく死に至ることも考えられるからです。

大脳辺縁系は「感情を司る部分」であるがゆえに、そこからホルモン分泌の指令を出す脳下垂体にも深く影響しているため、「良い香り」を嗅いで幸せな気分を感じることは「ホルモン分泌」にも深くかかわっているということにもつながります。

また精油(アロマオイル)の芳香分子は、香りを感じるだけでなく、香りを嗅ぎ吸入することでその成分が肺から体内へ取り込まれます。つまり香りだけでなく有効成分も体内へ取り込むことができます。

これらのメカニズムから、アロマテラピーにおいて「良い香りを嗅ぐこと」は「幸せな気分を感じるスイッチを脳に入れ、副交感神経を優位に働かせて、快眠に役立つホルモン分泌が期待できる」とガイドは感じています。
 

アロマ選びは好みの香りでOK⁉  快眠に効果的な香りとは

ラベンダーの香りは眠りに良いことが証明されています

ラベンダーの香りは眠りに良いことが証明されています


では快眠のために、どのようにアロマテラピーを役立てればいいのか?それはとても簡単です。「好きな香り」を選び、その香りを嗅ぎながら眠ることです。「良い香りだな~」と感じながら眠るだけで香りの分子の情報が脳へ幸せな気分を与えてくれるからです。実際に「快眠に役立つ香り」として科学的にもラベンダーやシダーウッドの精油(アロマオイル)が役立つことが証明されています。

<参考記事>
「科学的にも証明済み! 快眠を助ける4つの香り」【睡眠】All About

アロマテラピーに長年触れていると、いくら有効な成分が含まれていても「その香りが嫌い」であれば効果をあまり感じられない場合があることに出会います。嗅覚は直感で香り分子を感じますから「嫌いな香り」だと感じてしまうと、いくら有効成分でも脳がその香りを「良い香り」だと判断しないことで効果を感じられなくなるからだと思います。

例えば、快眠に役立たず「覚醒」に役立つとされているローズマリーペパーミントの香りは、香りの成分から自律神経の交感神経を刺激して「覚醒」してしまうので眠れない方にはおすすめできないのですが、この香りが大好きな方は、このすっきりした香りに癒されてぐっすり眠れて朝の目覚めがとても良いと感じる方も多くいらっしゃいます。

そんな私自身の経験からも、まずは好きな香りを嗅ぐことから試してみてはいかがでしょうか?好きな精油(アロマオイル)を枕元に2、3滴垂らして眠ればそれでOKです。
 
オーガンジーの巾着に香りづけOKのペーパーフラワーを入れたサシェ!アロマスプレーや精油(アロマオイル)で簡単に香りづけが楽しめます

オーガンジーの巾着に香りづけOKのペーパーフラワーを入れたサシェ!アロマスプレーや精油(アロマオイル)で簡単に香りづけが楽しめます

枕やシーツに精油(アロマオイル)を垂らすのに抵抗がある方は、ティッシュに2、3滴精油(アロマオイル)を垂らしてそれを枕カバーに入れて眠るのも効果的です。


サシェに直接精油(アロマオイル)を2、3滴垂らして枕元に飾って眠るのもいかがでしょう?
 

枕にシュッ!アロマオイルを使ったスプレーの作り方

精油(アロマオイル)を垂らすだけでもOKですが、寝室にアロマスプレーを常備しておくととても便利です。スプレーは寝具や空気中に噴霧できるので、除菌にも役立ち一石二鳥です。精油(アロマオイル)を直接垂らすよりも香りが柔らかく感じられるので、体調に応じて使い分けるのもおすすめですよ。今回は枕元で香りが残るように、アルコール濃度20%のアルコール水でスプレーレシピを紹介しています。

<アロマスプレーの作り方>
可愛いお気に入りの瓶でアロマスプレーを作れば寝室の素敵な飾りにもなりますよ

可愛いお気に入りの瓶でアロマスプレーを作れば寝室の素敵な飾りにもなりますよ


■ 材料と道具
(材料:アロマスプレー 50ml分)
・無水エタノール 10ml
・精製水      40ml
・好みの精油(アロマオイル)20滴(2%濃度)

※4種類くらいがブレンドしやすいです

(道具)                            
・ スプレー容器 50ml ※持ち運びにはペットボトル素材のものが便利
・ ラベルシール(精油のレシピ、作成日を記載しておく方がベター)
・ ビーカー 1個(50ml以上のサイズの方が便利)
・ ガラス棒

■作り方
先ず最初に無水エタノールに精油を滴数垂らし、精油を無水エタノールで希釈することが、アロマスプレーをきれいに作るコツです。
 
ビーカーに無水エタノールを入れて、精油(アロマオイル)を最初に垂らしましょう

ビーカーに無水エタノールを入れて、精油(アロマオイル)を最初に垂らしましょう

(1)無水エタノール10mlをビーカーに入れて、目的の精油を20滴入れ、ガラス棒で優しくかき混ぜる。




 
精油(アロマオイル)を滴数入れたら、精製水を加えて優しくかき混ぜればOK

精油(アロマオイル)を滴数入れたら、精製水を加えて優しくかき混ぜればOK

(2)そこに精製水を40ml加えて、もう一度ガラス棒で優しくかき混ぜればOK!




 
お好みのスプレー容器で楽しくスプレー作りを楽しんでみてくださいね

お好みのスプレー容器で楽しくスプレー作りを楽しんでみてくださいね

(3)スプレー容器に移し替えれば出来上がり!




 
アロマショップでは50mlサイズのスプレーボトルが手に入りやすいです

アロマショップでは50mlサイズのスプレーボトルが手に入りやすいです

<参考記事>
出会いの季節にピッタリ! 香るアロマスプレー
マスクにシュッ! アロマで不快感を解決








 

アロマスプレーのおすすめレシピ

精油(アロマオイル)のブレンドは、同じ精油(アロマオイル)でもそれぞれの滴数を変えるだけで様々な香りが楽しめます。レシピを参考に各々の香りを作ってみてくださいね

精油(アロマオイル)のブレンドは、同じ精油(アロマオイル)でもそれぞれの滴数を変えるだけで様々な香りが楽しめます。レシピを参考に好みの香りを作ってみてくださいね

<総滴数20滴の場合>
・ラベンダー      10滴     
・ローズウッド     5滴
・フランキンセンス   5滴

今回は、ガイド自身が大好きな快眠のための香りレシピを紹介しました。ローズウッドと同じ滴数でブレンドしたフランキンセンスの香りがラベンダーやローズウッドの香りと相性が良いところがガイドの好みです。フランキンセンスは微量なので色については気にせずに使用しています。

ラベンダーやローズウッドはデオドラント効果にも優れた精油(アロマオイル)なので、ちょっとした除菌目的のスプレーとしても効果が期待できます。眠るときだけでなく、朝起きたときに寝具にシュッとひと吹きしたり、様々活用しています。

精油(アロマオイル)には「色」があるものもあります。特に柑橘系や樹脂系は黄色や茶色っぽい色がついているものがありますので、スプレーにしても若干色がついてしまうことも考えられますので、色の無い精油(アロマオイル)を選んで作成することや、こまめに洗濯するなど寝具は自己管理で注意していただくことをお願いいたします。

アロマテラピーを上手に活用して快眠生活に役立てて頂けたら幸いです。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。