日頃、そうそう掃除が行き届かないのが、窓。
雨戸がなく海に近いわが家の場合、
窓ガラスの汚れっぷりは、かなりモノだ。
雨の日はもちろん、台風でも来たら、
次の週末は、窓掃除となるのは必須。
そして、窓ガラスの手入れと同様に億劫なのが、網戸の掃除。
なかなかキレイにならないし、
はずしたり、つけたり、面倒だし。
家を建てる時には、あまり気にしなかったモノだったけど、
毎日、目にする、結構重要な建材かもしれない……。
汚れが気になる網戸
リビングの木製網戸。台風時には、デッキのテーブルや椅子と共に、室内に退避させる
雨戸がないので、外側の網戸は汚れやすいだろうな、と覚悟していたが、内側の固定網戸も、予想以上に埃がつくのには、正直、ビックリした。通風のために窓を開けていることが多いので、それなりに汚れてしまうのは、しかたがないのかもしれない。とはいえ、せっかく窓からの眺めを重視して、プランニングしたのに、網戸が汚いと景色もいまひとつ。眺めを楽しむためには、地道に、水拭きに励むしかないようだ。
冬場に仕舞うことができれば……
網戸は一年中つけたままのわが家だが、使わない季節には、網戸を仕舞う、というお宅もある。窓を開閉することが少なくなる冬の間、不要なものは物置やガレージなどに、仕舞っておくというわけだ。雪の多い地方では、劣化を防ぐため、取り外しておくケースも。確かに、冬の間、汚れている役目の無い網戸は、なんとなく見苦しい、と感じることもあるし、収納しておけば、網戸も長持ちするかもしれない。換気のために、季節を問わず窓を開けることが多いわが家の場合は、冬でも網戸はあった方がいいだろうな、とも思うが、あまり開けない窓の網戸は、取り外しておくのも、キレイに保つためのひとつの方法かも……。とはいえ、仕舞っておくためのスペースを確保することは、到底無理な話なのだが。
強風で動くことも
最近は、異常気象などで強風も多い。強い海風を受けるわが家では、風の向きによっては、引き違い窓の網戸が勝手に動いてしまうことがある。はずれ止めがあるので、はずれてしまうことはないと思うが、何かの拍子に動いてしまうらしく、バタンという大きな音でビックリすることも。何度か、ビックリ、を経験した後、台風時などは、網戸をロープで固定するか、はずして家の中に避難させることが、「わが家の決まり」になった。特に、リビングの木製サッシの木製枠の網戸は、傷みも気になるので、早めに取り込むことに。大型サイズの網戸は、オットとふたりがかりでの移動が必須だし、けっこうな力もいる。労働の後のお酒は美味しいが、網戸で占領されたリビングを眺めながら食卓を囲む姿は、かなり笑える光景だろう。
一戸建て生活3年弱の今でも、暮らしてみなければ分からないことは、本当にたくさんある。まさか、網戸で、こんなに頭を悩ますとは考えもしなかったが、予想外の発見を、面白がれる余裕を持てるように、とりあえず、体力だけはつけておかないと、と思う今日この頃なのである。
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