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アロマでエコ虫除け!蚊やゴキブリを寄せ付けない

アロマで虫除けをするには、広く香りを広げるか、肌に塗って実践します。エッセンシャルオイルは香りが濃縮されたもの。種類によっては虫を寄せ付けない力をもつものがあるのです。今回はアロマで虫除けをして、快適空間を作る工夫をお教えします。

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

アロマの虫除け効果

アロマの虫除け効果とは

天然素材で駆虫!

植物の香りがもつ効果のなかに、「忌避(きひ)効果」というのがあります。

■忌避とは…忌み嫌って避けること

つまり、虫がその匂いを嗅ぎつけ、こりゃ嫌な匂いだ、ってことで逃げちゃうってことです。殺虫とは違いますね。

エッセンシャルオイルは香りが濃縮されたもの。種類によっては虫を寄せ付けない力をもつものがあります。そんなナチュラルな効果を利用して、今年の夏は虫を退治してみませんか。小さな子どもや、ペットのいるお宅など、ナチュラルなものを使いたい方に特にオススメです。

さて、アロマで虫を寄せ付けないためには、広く香りを広げるか、肌に塗って実践します。香りの空間を作るためには、ディフューザーがあると便利ですよね。香りが広がり、虫が寄ってこないスペースを作ります。

エッセンシャルオイルの滴数は、お部屋の広さ、換気にもよりますが、はじめは、合計で5~6滴ぐらいから始めてみては?
アロマで虫除け

アロマで虫除け

   

虫除けアロマリスト

植物の知恵を拝借

植物の知恵を拝借

蚊が嫌う香りは次のアロマ。
  • ゼラニウム
  • レモンユーカリ
  • 上記2種は含まれるシトラールという成分がいいらしいです。レモンユーカリは、ユーカリの1種。よく使われるユーカリにレモンの香りがプラスされたような印象。
  • ラベンダー
  • レモン
  • 上記2種はとてもメジャー。蚊対策にも使えるんです!

    これらをアロマライトやデフューザーで香らせます。100円ショップなどでスプレー容器を買ってきて、手作り蚊よけスプレーも作れます。子どもたちと一緒に作っても楽しいですよ!お出かけにも携帯できますね。作り方は以下の要領です!
 

蚊を寄せ付けないスプレー

■材料
ゼラニウム 4滴
(またはレモンユーカリ)
ラベンダー 4滴
無水エタノール 5ml
ミネラルウォーター 15ml

■作り方
(1)無水エタノールを5mlはかって、スプレー容器にいれます。
(2)エッセンシャルオイルを1滴ずつ入れます。
(3)最後にミネラルウォーターを15ml入れます。

■使い方
  • 網戸や空間にスプレーします。1時間に1回はスプレーした方が良いかもしれません。香りはすぐに蒸発します。ベビーカーにもOK。
  • 大人なら腕につけても大丈夫です。肌の弱い人はエッセンシャルオイルの分量を1/2以下にしてください。赤ちゃんや子どもの肌にはつけないでください。またスプレーするときには、目の中に入らないようにしましょう。
  • 防腐剤が入っていない上、水が入っていますので、早めに使ってください。
 

クリームで予防&アフターケア

美肌効果も!一石二鳥なアロマ軟膏

美肌効果も!一石二鳥なアロマ軟膏

次にご紹介するクリームは、蚊が嫌う香りも配合され、かつ、さされた後のかゆみ、炎症にも効果的なもの。小さい容器に入れて携帯しておくと便利。いつでもどこでも、刺されたら即、塗りましょう。香りでリラックスもできます!

■材料
カモミールジャーマン 1滴
ゼラニウムまたはティートゥリー 1滴
ラベンダー 1滴
ミツロウ3~4g
ホホバオイルなどのキャリアオイル10~15ml

■作り方
(1)耐熱性の清潔なビーカーにミツロウとキャリアオイルを入れます。
(2)湯せんにかけます。やけどに注意。
(3)とけたら、湯せんをはずします。
(4)しばらくして、やや熱が取れたかな?というところで、エッセンシャルオイルを1滴ずつ入れます。清潔なガラス棒(なければ新しい竹串などで代用)で混ぜます。
(5)そのまま固まるまで放置します。

■使い方
  • 刺されたところに塗ります。ラベンダーの抗炎症作用、カモミールはかゆみに効果的です。化膿などしている場合は配慮してつけてください。
  • 赤ちゃんの肌には使えません。子どもの場合も、肌が弱いなどあれば使用しないか、大人の判断で使ってください。
  • キャリアオイルを多く入れると、やわらかいクリームができます。暑いときは、やわらかいクリームは携帯すると容器から流れでることも。気をつけてください。
 

ゴキブリが嫌がる香りって?

ゴキブリにも苦手な匂いがあるみたいですよ!
  • クローブ
  • クローブ(ちょうじ)は殺虫剤にも配合される植物。エッセンシャルオイルの中では、ちょっと珍しいオイルです。
  • ペパーミント
このスッキリ系の香りがゴキブリは苦手なんでしょうか?

特に、クローブはゴキブリを殺すことができるぐらい強力なパワーをもっているらしい。ゴキブリが食べればいいですが、クローブの匂いが嫌いってことは、そのまま置いておいても食べないでしょうね(おそらく…)。なので、市販のゴキブリを駆除するもののサポートとして、ご紹介する香りを使ってみてください。

これらのエッセンシャルオイルをコットンなどにしみこませて、布でしばります。サシェの要領(香り袋)です。もちろん、乾燥させたクローブ(香辛料売り場で売ってます)も一緒に入れてOK。それを置いておくだけ。例えば、冷蔵庫の横の隙間とか、シンクの下、引き出しの奥などです。温かいところにゴキブリは出没します。外からの、ゴキブリの侵入を防止するためにベランダにクローブのオイルを数滴しみこませたコットンを置いておくのもいいですね。

クローブの香りはベースノートなので、しばらく持続します。ですが、やはり数週間たてば香りを補うか、新しいコットンに変えましょう。ゴキブリ駆除のものは人目につくと嫌なものですが、これなら、もしお客さんに見られても安心。

※くわえるかどうか知らないのですが(笑)犬や猫などペットが舐めたり、誤って子どもが触らないようご注意!

清潔で快適な空間づくりにアロマを活用してくださいね!

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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