手荒れの種類別ケア法と対策……手は老化が表れやすく、対策が重要!
手はもっとも年齢が出るパーツ…?
手荒れをすると家事がやり辛くなるだけでなく、見た目も痛々しくなりますが、将来の手肌年齢にも影響をします。手は加齢サインが最も出やすく、年齢より10歳老けて見えると言われます。手を見れば年齢が分かると例えられるほど、日頃からケアの積み重ねが重要なパーツです。
10年後の手肌を思いやって、手荒れ対策だけではなく、美容の観点からもケアを怠らないようにしましょう。定期的に、ハンドクリーム以外の手袋やオイルなどのケアをするのがおすすめです。しかし、本当なら手荒れそのものを避けたいですよね。なぜ手荒れをしてしまうのでしょうか?次に、手荒れ対策の参考にもなる、手荒れをする原因を解説します。
- 手荒れの原因は何? 生活に潜む手荒れ悪習慣を見直そう
- 手荒れの種類とケア1:乾燥、キメの乱れ、赤み
- 手荒れの種類とケア2:あかぎれ、ひび割れ、かゆみ
- 手荒れの種類とケア3: 手湿疹、ステロイド薬が必要な手荒れ
- 手湿疹だと思っていた手荒れ……原因はゴムアレルギーかも⁉︎
- 手荒れ対策6か条! 手の荒れ予防にはケア以外の対策も必須
- ハンドクリーム選びの参考になる「ハンドクリームの配合成分と効果」
- 手荒れ対策・ケアにはハンドクリーム! 効果を最大限にあげる塗り方
- 手荒れを治すハンドケア1.角質除去と化粧水でクリームの浸透アップ
- 手荒れを治すハンドケア2.オイル美容で手の油分を取り戻す
- 手荒れを治すハンドケア3.手作りアロマ浸出油で肌の鎮静化と保湿
- 手荒れを治すハンドケア4.手袋を活用!場面別手袋の種類と使い方
- 手荒れ対策は一年中しよう!手も顔と同じお肌であることを忘れずに
■参考記事
手は顔より10歳老ける!?正しいハンドクリームの塗り
手は年齢を表す!老けて見せないハンドケアの基本
手荒れの原因は何? 生活に潜む手荒れ悪習慣を見直そう
手袋や日焼け止めをしないと、このようにシミができます
【手荒れをする8つの原因】
- 外出時に日焼け止めをしない、手袋で手を保護しないなど常にすっぴんで外気にさらしている
- 水仕事や手を洗う回数が多く、油分を失っている
- 失った油分の補給が足りずオイル不足になっている
- 血流が滞り、老廃物が溜まっている(心臓から離れているので老廃物が溜まりやすい)
- お湯で水仕事をする、お湯で手を洗う
- 加齢により角質層が減少する
- 保湿ケアが足りない&正しいケアができていない
- 洗剤の刺激を強く受けている
いかがでしょうか? 手荒れの原因に思い当たる節はありませんか? 20代でもケアをしなければ指先まで乾燥した手になってしまいます。加齢で手荒れが気になり始めた人はプラスケア行い、手肌の潤いを取り戻しましょう。
■参考記事
加齢も影響!?ガサガサ手荒れの原因と対処法
手は顔より10歳老ける!?正しいハンドクリームの塗り方
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手荒れの種類とケア1:乾燥、キメの乱れ、赤み
ひりひりカサカサ、肌が赤くなった手荒れ
【乾燥、キメの乱れ、赤みの対策】
- 食器洗いはゴム手袋着用する
- ハンドクリームを必ず塗る
- ハンドクリームの正しい塗り方を実践する
- 夜寝る前のハンドクリームは油分が多いものを使う
乾燥した手も即しっとり復活!CA流ハンドケアの流儀
美意識を高める、夜のハンドケア
手荒れの種類とケア2:あかぎれ、ひび割れ、かゆみ
水を使うことが多い家事仕事は手荒れの大きな原因
さらに乾燥が進んでひび割れが深くなると、皮膚の角層下の真皮が破れた状態になってしまいます。痛みを感じ、出血を伴うようにもなり、これが、あかぎれと呼ばれる状態です。
あかぎれが起きる大きな原因には空気の乾燥のほか、水に触れた後のケア不足によって引き起こされる、肌の水分・油分・栄養不足が挙げられます。
【あかぎれ、ひび割れ、かゆみの対策】
- 石鹸で手を洗う時は敏感肌用石鹸にする
- 手を洗う回数を減らす
- 手を洗った後は必ず拭く
- 手を洗った後はハンドクリームを塗る
あかぎれ・手荒れ対策に!おすすめハンドクリーム
手荒れの種類とケア3: 手湿疹、ステロイド薬が必要な手荒れ
指の皮膚ががさがさ、ゴワゴワし、小さな水ぶくれもみられる。水ぶくれの所は炎症が強く、特にかゆい
(出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/471220)
手のひらの小さな水ぶくれがやぶれてジュクジュクしている。まわりも赤く、がさがさしている。かゆみが強い
(出典:https://allabout.co.jp/gm/gc/471220)
【手湿疹とは】
別名「主婦湿疹」とも言われ、水を使うことが多い人に見られます。初めのうちは、指や手ががさがさして皮がむけている、少しかゆいなどの症状があります。
【手湿疹の原因】
- 手を洗う回数が多い
- スポンジやたわしをよく使う
- 刺激が強い洗剤や石鹸を手袋なしで使用
- 水を使う時間が長い
ステロイド薬は市販でも販売されていますが配合量が少ないため、効果が低くなります。そのため、手のような皮膚が厚く、手を洗うたびに落ちてしまうパーツは治りにくいことも。医師処方のステロイド薬は配合量も市販より多く効果も高まるので、皮膚科を受診するようにしましょう。病院では医師が症状に応じてステロイド使用の期間を指示しますが、軽ければ1週間、ひどいときは3~4週間の塗布が必要です。
■参考記事
ひょっとして手湿疹? 冬場のひどい手荒れ
手湿疹の治し方…症例写真・症状・原因・治療法
手湿疹だと思っていた手荒れ……原因はゴムアレルギーかも⁉︎
治らない痒み、ぶつぶつはアレルギーのせい?
症状はかゆい、赤くなる、盛り上がった湿疹(膨疹)、水ぶくれ(水疱)などです。接触じんましんとも言われ、悪化すると全身にこの症状が広がります。気になる人はゴム手袋の使用を中断し、ビニール手袋へ切り替え、直ちに医師へ相談をしましょう。
■参考記事
ラテックスアレルギーの症状・原因・検査・治療
手荒れ対策6か条! 手の荒れ予防にはケア以外の対策も必須
水は押さえながら、吸い取るように拭きましょう
- 手洗いの回数を減らす
- 低刺激の手洗い石鹸を使う
- 手洗いと食器洗いはぬるま湯でする
- 手を拭くときは水を吸い取るように押さえ拭きをする
- 日中の外出時は日焼け止めを塗るかUVカット手袋をして、紫外線対策をする
- 食器洗いをするときはゴム手袋着用をする
手洗いは風邪や感染症の予防には欠かせないため、洗わないわけにはいきません。必要以上の手洗いはしないこと、ぬるま湯で洗うことを心がけて、必ずケアをするよう意識しましょう。
■参考記事
手は顔より10歳老ける!?正しいハンドクリームの塗り方
ハンドクリーム選びの参考になる「ハンドクリームの配合成分と効果」
クリーム選びは肌質や得たい効果で選ぶと探しやすい
ハンドクリームは種類が多く、何を選べばいいのか分からないと悩んでしまいますよね。そこで、クリーム選びの参考になる、ハンドクリームによく配合されている代表的な成分とその効果をご紹介します。
- 白色ワセリン、プロペト
- ビタミンA(レチノール)
- ビタミンE(トコフェロール)
- 尿素(ウレア)
- ヘパリン類似成分
- コラーゲン、スクワラン、ヒアルロン酸、コンドロイチン硫酸、アラントイン
- ホホバオイル・ユーカリオイル・カミツレ・芍薬などの天然植物エキス
■参考記事
保湿クリーム選び方ガイド 乾燥肌対策!マニア厳選の一品
ヴァセリンとワセリンの違いは?ワセリンの魅力と万能な使い方も伝授
手荒れ対策・ケアにはハンドクリーム! 効果を最大限にあげる塗り方
ハンドクリームを塗るのは最低限やらなければいけないケアです。しかし、ハンドクリームを塗っているのに手荒れをする人もいます。それは、正しく塗れていないことが考えられます。実は間違っているハンドクリームの塗り方
クリームの量はパール粒ほど
人肌と同じくらい温めることで伸び良くなり、肌なじみも高まります
こすりながら塗ると肌への摩擦負担が出てしまうので注意しましょう
見落としがちな指と指の間も保湿しましょう
指先を軽くつまんでピンッと勢いよく離すようにすると、マッサージ効果で指先の血流が促進されます
■参考記事
手は顔より10歳老ける!?正しいハンドクリームの塗り方
手荒れを治すハンドケア1.角質除去と化粧水でクリームの浸透アップ
手も顔と同じで、お肌のターンオーバー(肌の生まれ変わりのこと)があります。しかし、手は代謝が遅いため角質ケアと化粧水(ローション)パックで手のターンオーバーを促してあげましょう。ボディスクラブで角質除去
角質を落とすと保湿力もアップします!
化粧水(ローション)パック
コットンを乗せた後にビニール手袋をつければ、化粧水が蒸発しにくくなります
■参考記事
手は年齢を表す!老けて見せないハンドケアの基本
手荒れを治すハンドケア2.オイル美容で手の油分を取り戻す
好きな香りのアロマオイルを使ってもOK
■参考記事
手は年齢を表す!老けて見せないハンドケアの基本
手荒れを治すハンドケア3.手作りアロマ浸出油で肌の鎮静化と保湿
炎症を押さえてくれるオーガニックなハーブ
【カレンデュラの効能】
外相、しもやけ、火傷、湿疹など創傷治癒力。肌に優しい抗炎症作用で、赤ちゃんのオムツかぶれにも使用される
【ジャーマンカモミールの効能】
肌荒れ、かゆみ、やけどのケア。抗炎症作用に優れているため、ひび割れに効果的
【用意するもの】
- カレンデュラのドライハーブ
- ジャーマンカモミールのドライハーブ
- 空き瓶
- ホホバオイルなどの植物油
- カレンデュラとジャーマンカモミールのドライハーブを空き瓶に詰めます。割合は同じ量でも、欲しい効能のハーブを多めにしても、好みでOKです
- ホホバオイルをハーブが浸かるまで瓶に注ぎます
- 常温で2週間置いて出来上がりです!
すごく簡単に作れるのですが、完成までに2週間かかるため、冬に入る前に作りましょう。
■参考記事
手荒れひび割れに役立つアロマケア&ハンドクリーム
手荒れを治すハンドケア4.手袋を活用!場面別手袋の種類と使い方
メッシュ状の手袋でバスタイムも手指を保護
- デスクワーク、水を使わない家事=綿手袋
- 料理&洗濯物を干す=薄手のビニール手袋
- 洗い物=ワセリンまたはハンドクリームを塗ってビニール手袋
- お風呂=メッシュ状の手袋
- 就寝時=シルク手袋
ハンドクリームより効果的!シーン別手袋活用のススメ
手荒れ対策は一年中しよう!手も顔と同じお肌であることを忘れずに
ハンドケアは冬だけではなく夏も必須です。冬だけしか顔のケアをしないという人はいませんよね。健やかな若々しい肌を保つためには、普段からの積み重ねが重要です。そして、気がついたときにこまめにケアをすることもハンドケアでは重要な要素です。ハンドクリームを塗り忘れることが多い人はハンドクリームを1か所に置くのではなく、リビング、寝室、洗濯置き場にも置きましょう。テレビを観ながら、寝る前に、洗濯後にと、各スポットに置くことで気がついたときに塗ることができ、習慣づけることができるからです。ハンドケアは始めは面倒ですが、慣れると実は簡単だと実感します。寝る前のハンドクリームは好みの香りにすると、就寝時はリラックス効果を得ることもできます。今夜から早速ケアを開始し、手荒れ知らずの健やかな手を目指しましょう。
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