だるいときには副作用の心配が少ない「アロマ&ハーブ」を活用
アロマでナチュラルにだるさケアを!
仕事、子育て、人間関係……だるいことが多すぎる日常。みなさんは、どんな風に解消していますか?
薬を飲むほどでもないし、できれば医薬品に頼り過ぎずに解決したいと思う方も増えてきています。そんなときにアロマテラピーやハーブを身近に感じて頂きたいと思います!
(もちろん、症状がひどく長期化してつらい場合は、我慢せずに市販薬を上手に使いましょうね)
エッセンシャルオイル(アロマオイル/精油)やハーブはとても歴史の長いもので、いわば経験の中で実証されてきたものです。もともとは薬も自然のものから誕生しており、ルーツは同じものです。
近頃では医療の現場でも、漢方薬といった生薬も人気です。西洋の生薬といえばハーブ。そのハーブからとったエッセンシャルオイル(アロマオイル/精油)も色々な効果が期待できます。アロマ&ハーブで優しく、快適にだるさを解消して、いきいきとした毎日を過ごしましょう!
1.「仕事始め」のだるさ
お正月明けはもっとも寒い季節でもあるため余計に物事にとりかかるのが億劫ですね
なぜなら、意識的に気持ちを切り替えようとしても難しいものですが、嗅覚は無意識に気分転換を後押しするのです。それは、嗅覚を介して、香りの刺激が脳へ伝わり、気力や気分をつかさどる大脳の部分に刺激を与えるからです。
すぐさま効果を感じないことも多々ありますが、ともかく香りを嗅いでください。脳には嗅覚からの刺激の指令が送られています。リアルな体感としては感じられなくても、ふとした瞬間に気分が変わっています!
刺激&リラックスの「メリハリのアロマ」淡々と過ごそう!
お母さんのように優しいカモミールのアロマ
朝はユーカリやローズマリー、サイプレスなどスッキリ、シャープなウッディ系アロマで脳を目覚めさせ、夜はラベンダーやカモミールローマンなど花のやわらかなアロマを使って神経を休めましょう。朝と夜の差によって体が刺激を受けて、徐々に生体リズムの乱れも整い、だるさが軽減します。
2.「飲みすぎ、食べ過ぎ」のだるさ
胃腸の調子が悪いと美味しいものも美味しくなくなります
疲れた胃はタイムのハーブティー
タイム
ペパーミントは肝臓、胆のうの働きの活性化に役立つため、食べ過ぎ、飲み過ぎの翌日にはぴったりのブレンドハーブティーです。
タイム1に対してペパーミント同量または倍量でブレンドして保存しておくと便利ですよ。食べ過ぎで下痢気味のときはタイムにローズをブレンド。脱水症状を軽減するための水分補給にも役立ちます。
酒量が多い人は「良薬口に苦し」ハーブがおすすめ
アーティーチョークのドライハーブ
アーティーチョークはチョウセンアザミともいい、特徴はその強烈な苦味。アルコール過剰摂取による肝臓のケアに役立てるためには、甘味などは加えず、苦さを感じながら飲むといいようです。飲みにくい場合は、さきほどのペパーミントやローズを混ぜてもOKです。宴会の当日に2~3杯飲んでおくといいでしょう。
アロマトリートメントでお腹を外からいたわりましょう
ブレンドオイルは余ったらお風呂に入れてもOKです
■二日酔いのためのブレンドオイル
カモミール・ジャーマンやペパーミントのエッセンシャルオイル(アロマオイル)をホホバオイルで希釈して、お腹や腰を優しくマッサージします。ホホバオイル大さじ1杯に対してエッセンシャルオイルは1滴です。
3.「生理前や生理中」のだるさ
生理前は狂おしいほど眠いときがあります。
妊娠、出産には多くの栄養と血液を必要とするのため、プロゲステロンは体内に栄養や水分を溜め込む作用をもたらします。これがむくみをもたらし、さらにはからだ全体がだるく感じることになります。
そのため生理前のだるさはむくみを軽減したり、血液循環を良くして体を温めるアロマがいいでしょう。特に冷え性の人は生理中は体温が低くなりがち。お風呂やトリートメントでしっかりと体を保温しましょう。
アロマバスやトリートメントで体を温めましょう
アロマを入れたお風呂で芯から温まりましょう
ホホバオイル大さじ1杯にゼラニウムやグレープフルーツのエッセンシャルオイルを1滴入れて、特に足首を念入りにトリートメントしましょう。
アキレス腱の付近、くるぶしなど、むくみやすい人はここを丁寧にほぐすと、足が軽くなり、心地よいです。
■アロマバス
スィートマージョラムのエッセンシャルオイルを1~3滴バスタブに入れて、よくかき混ぜてお湯につかります。深呼吸をして香りを感じましょう。
4.「疲労の蓄積」によるだるさ
あまりにも肉体的・精神的ストレスが過剰になると、疲れをとるのに時間がかかるようになります。回復力は年齢の影響を受けますが、若い人でも、疲れを溜めすぎると次第に気分まで沈みがちになるので注意が必要です。注意力も散漫になりミスが増え、仕事にも悪影響がでます。過信せず、疲労を回復する時間をとりましょう!疲労回復方法には大きく分けて2つあります。
疲労回復法の種類
- 積極的な疲労回復法
- 消極的な疲労回復法
対して消極的疲労回復法は、睡眠や入浴。普段しているまさに体を休める方法のことです。
まずは消極的疲労回復
睡眠不足に利はありません
夜、ベッドに入る約1時間ほど前にお風呂に入ると、寝つくときにちょうど体温が下がってきて眠りやすくなるといわれます。お湯の温度は、38~40度のぬるめがいいですが、冷え性の人はもう少し高くてもいいでしょう。あまり温度が高過ぎると交感神経が刺激されて、やや神経が興奮気味になってしまいます。
5.「全身のだるさ」は寝室に置くアロマディフューザーでケア
アロマディフューザーのタイマーをセットして眠れば寝ている間にもアロマ効果が得られます
「良い香りだな」と思うと、無意識に深呼吸を促します。そして、深呼吸は緊張感をほぐしてくれるので、自然と「良いサイクル」ができあがり、寝ている間にも全身のだるさをケアしてくれるのです。
是非、寝室に1つ、アロマディフューザーをご用意ください! ほのかに香るナチュラルアロマに包まれて、ゆっくりと休みましょう。
疲労やだるさですぐに眠れなくても、横になって香りを感じていればOK。あまりプレッシャーに感じずにアロマを楽しんでくださいね。疲れを取ること自体がストレスにならないよう、のんびりとした気分でベッドに入るのがいいでしょう。
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