石神井公園、緑豊富な練馬区屈指のお屋敷街(3ページ目)

2年後、3年後には大変貌の噂も
将来性に期待かかる高架化、東急線乗り入れ

商店街内は人通りも多く、バスの通行はスムーズにはいかない

北口、南口ともに商店街、スーパーなどが揃い、病院なども含めて生活に必要な施設は充実しているのですが、駅周辺の道路が細く、また一部歩道などの整備が追いついていない点があるのがやや気になります。

駅の脇では高架化のための工事が始まっている。駅舎もこれを機に一新される予定。現在はかなり古く、初めて見る人には驚き

しかし、そうした不便さを解消、より便利になるのではないかという予測があります。ひとつは1971年の都市計画決定以来進められている西武池袋線の複々線化工事。これについては2005年に石神井公園の隣駅練馬高野台から、次の駅大泉学園付近までの高架延伸の都市計画が決定、2007年からは工事が始まっています。高架化で踏切がなくなることで事故や渋滞が解消されるのはもちろん、混雑の緩和、所要時間の短縮、そして石神井公園駅での乗り換えや駅前の南北の交通広場の一体化などで使い勝手向上もはかられるはずです。同時に狭隘な道路も拡幅される予定です。

朝の通勤時間帯には複数の行き先を選べるようになっている

もうひとつは、今後東急東横線と副都心線との乗り入れで、副都心線増発を図る際のキーになるのではないかという予測です。現在、副都心線は有楽町線経由東武東上線、西武有楽町線経由西武池袋線の2路線とつながっていますが、和光市経由の本数増発は難しいと言われており、となると西武池袋線側の増発、石神井公園始発の増加などがあり得るのではないかというのです。

線路近くで進んでいるタワーマンション工事現場。27階建てになる予定

こうした石神井公園の便利さアップを見越してか、すでに駅近くではタワーマンションの建設が始まっていますし、その他の建設計画の噂もあちこちで耳にします。環境、利便性の割りにはあまり知られてこなかった石神井公園が大変貌する日も近いのかもしれません。

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