新宿から中央線快速で1駅、4分。中野は駅前にそびえるサンプラザやアニメグッズやフィギュア、時計など多くの個性的な店が集まるブロードウェイなどでおなじみの街。ただ、一部が突出して有名なだけに、そのイメージが強く、住む街としての具体像はなかなか持ちにくいところがあるようです。そこでここでは、足回り、地域ごとに異なる街の表情、動き始めた駅前再開発、住宅事情について順にチェック、住み心地をご紹介していきます。

足回り
中央線快速に東京メトロ東西線始発も利用可、
都心にもっとも近い、通勤ラクラク駅

中央線
本数が多く、利用しやすい中央線。ただし事故で止まることも多いので、その点は覚悟しておくこと
中央線、東京メトロ東西線の2線が利用できる中野駅。中央線では快速はもちろん、特別快速も利用でき、8~9時の通勤時間帯であれば2分~4分おきに電車が来るという便利さ。東京メトロ東西線は中野が始発駅のため、通勤時も座れる可能性が大きいのがうれしいところ。時刻表を見ると三鷹始発もあるものの、2分~5分おきに始発があるのです。また、当然ながら終着駅でもあり、特に大手町21時41分(6月の時刻表より)以降の電車はすべて中野止まり。これなら乗り過ごす心配もなく、帰れるというものです。また、中野駅からだと歩いて15分ちょっとと少し距離はありますが、駅南口方面なら青梅街道まで出れば東京メトロ丸の内線新中野、東高円寺も利用できます。

青梅街道
通り沿いに飲食店やスーパー、店舗の並ぶ青梅通り。かつて青梅の成木から江戸の街作りのための資材が運ばれたことに由来する
道路では南北に早稲田通り、大久保通りと青梅街道、東西に山手通り、環七通りと幹線道路に囲まれた場所にあり、車での移動にも分かりやすい立地です。

中野と周辺道路、周辺駅などとの関係概念図

中野周辺の地図
スペースの都合上、サンモール、サンプラザ、ブロードウェイについては中野を略してある。また、東京メトロ丸の内線についても駅だけの記載としてある

駅南口
地元密着型の商店街に細い路地、
通り沿いを除けば一戸建て中心の古い住宅街が

中野光座
中野五差路の近くにあるかつてのロマンポルノ専門の映画館光座。現在は劇場などとして使われている
サンプラザの反対側、南口エリアは基本的に住宅が中心。中野通り通り沿いは中野五差路(中野通りと大久保通りが交差する)までは商店街が続きますが、そこから青梅街道までの間はところどころに商店はあるものの、通り沿いにマンション、少し入ると規模の小さな一戸建て、集合住宅が混在する住宅街です。

中央4丁目
大久保通りと青梅街道の間、中央4丁目は木造住宅の多いエリア
しかも、街として開発されたのが古く、古い木造住宅が密集して建てられているため、災害時に火災が起きる可能性が高い地域が少なくありません。ただ、これについては南口エリアだけではなく、北口エリアでも同様。というよりも、中央線沿線の杉並区東部から中野区、23区内の環状7号線沿いは災害時に火災の危険性の高い地域なのです。

ニコニコロード
細い通りの両側に個人商店が並ぶニコニコロード。古い店に混じってしゃれたカフェなども
難しいのは、災害時には危険があるかもしれないものの、住宅地としては交通量が少なく静かで、古い商店街などもあり、住みやすそうだという点。大久保通りから青梅街道にかけてのニコニコロード(最寄駅は丸の内線東高円寺)、青梅街道から中野通りへの鍋屋横丁(同新中野)などの商店街は規模は小さいものの、スーパーあり、昔ながらの魚屋さんや八百屋さん、肉屋さんありと店の種類は多く、便利そう。古い街だからでしょうか、金物屋さんや呉服屋さんのような、新しく開発された街には少ない業種も揃っています。

蚕糸の森公園
備蓄倉庫なども設けられた蚕糸の森公園。休日にはフリマなども開かれる
特に青梅街道沿いはアーケードが続き、あらゆる種類の店が軒を連ねています。通り沿いには災害時の緊急避難場所である区立蚕糸の森公園もあり、並木や噴水もきれいです。

のページでは街の中心、北口エリアを見てみましょう。