特に女性には人気の街、広尾。便利な立地に、雰囲気あるショップやレストランが建ち並び、インターナショナルな顔を見せる一方で、下町風情が残る一面も……。「住んでみたい街」調査では必ずトップクラスにランクインされる「広尾」の街の魅力を見ていきましょう。

【広尾とその周辺の位置関係は?】

広尾の位置を示す地図
山手線恵比寿、渋谷の内側、青山、六本木、白金に囲まれたエリアが広尾。外苑西通りを挟んで2つの表情のある町だ


六本木、青山、白金、恵比寿が徒歩圏

写真中央が外苑西通り、正面が下町風情を残す広尾商店街。右手に日比谷線広尾駅
女性誌にしばしば登場、全国区の知名度を持つ渋谷区広尾。通っている路線は地下鉄日比谷線だけですが、周囲の六本木、青山、白金、恵比寿などには歩いて10分ほど、タクシー利用でも1000円程度。六本木通りからは渋谷、新橋行きのバスが利用でき、驚くほど便利です。ただし「どこに行くにも坂があるので、歩くにも、自転車利用にも体力が必要」とは広尾歴2年、Kさんの弁。

大使館とガーデンヒルズがムードメーカー

広尾の街角では英語はもちろん、フランス語やドイツ語、フィンランド語など各種の言葉が飛び交う
広尾のインターナショナルなイメージは点在する大使館、そこに居住する外国人によるもの。明治政府が諸外国の大使館開設地として、もともと大名屋敷の並ぶ武家地だったこの地に白羽の矢を立てたのがきっかけで、いまや、この周辺には40カ国以上の大使館があるとか。街を歩いているといろんな言葉が飛び交うのは広尾ならではです。

もうひとつ、豊かな住宅街のイメージを形作っているのは、竣工後20年近く経ちながら、いまだに分譲時より高値が付くという住戸がある「広尾ガーデンヒルズ」。駅からわずか5分、70000m2の敷地は今もきれいに手入れされ、優雅な雰囲気。憧れの広尾生活はやっぱりこここかな~と誰しも思ってしまうほど。このところ、多少値下がりも見られるそうですが、それでも憧れの物件としての地位は揺るぎないところ。

地下に駐車場があるため、敷地内には公園や緑が豊富、風情ある街並みを作っている広尾ガーデンヒルズ
「賃貸なら70m2台の2LDKで30万円~。棟や階数次第ながら、1億を越す住戸が少なくない」とは地元不動産会社。グレードの高い棟のペントハウスでは4億円(!)近くで取引されているとも。ウェイティングリストがあるほどの人気ぶりです。

また、聖心女子大学や東京女学館などの学校や、日赤医療センター、都立広尾病院といった総合病院が多い点も、この街の特徴のひとつです。


外苑西通りを挟んで2つの表情

豆腐屋さんや煎餅屋さんなど、古い店も多い広尾商店街
さて、外苑西通りを挟んで広尾の街の表情は2つに分かれます。古くからの下町風情を残しているのが渋谷側の広尾商店街。2月と8月を除く毎週第3日曜日には朝市が開かれ、つきたての餅が販売されるなどイメージを裏切る光景も。商店街には銭湯も健在ですし、昔ながらの豆腐屋さんや煎餅屋さんなどもあります。そしてなぜか、この商店街にはドラッグストアが5軒もあり、「地元ではシャンプーはここ、洗剤はあそこと買い分ける」そうです。


 
麻布インターナショナルマーケッ

建替えられてきれいになった麻布インターナショナルマーケット。周辺にはおいしいパン家さんやこだわりのワインショップなどもある(クリックで拡大)

外苑西通りから有栖川宮記念公園方面はナショナル麻布マーケット、大使館や豪邸が建ち並ぶ森閑としたお屋敷街。散歩には楽しい場所ですが、商店、レストランなどはなく、また賃貸、分譲ともに物件の数は少なく、かつ高額な物件が多いのが特徴です。

 

ちなみに、どちらのエリアにもないのがレンタルビデオショップ。六本木ヒルズまで行かないと借りられないのは、ちょっと不便ですね。

では、気になる住宅の相場はどうなっているか、次ページで見ていきましょう。