収斂作用とは
顔はもちろん、二の腕のたるみなんかも気になる…
収斂(しゅうれん)とは「組織を引き締めすこと」をいいます。「斂(れん)」は「縮む」という意味です。古くは、傷口の表面をくっつける目的で薬用植物が使われてきた歴史があります。もっとも身近な収斂効果をもつものといえば、紅茶などお茶に含まれるタンニン。赤ワインにもたくさん含まれますが、口に含むと、舌がきゅっと縮まる感じがしますね。あれが収斂です。
アロマテラピーで使うアロマオイル(精油)がもたらす「収斂作用」とは、例えばお肌を引き締めて、たるみ、シワを防止したり、軽減する、といった効果が望めるということです。女性には特に嬉しい効果ですね。
収斂作用のあるアロマオイル(精油)おすすめの使い方
収斂作用のあるアロマオイル(精油)は、手作り化粧水に配合する、クレイパックに混ぜる、トリートメントオイルに入れるなどがオススメです。また、お風呂に入れてもいいですね。いずれもスキンケア効果が期待できます。アロマテラピーは全身的に作用するものです。スキンケアといってもフェイスだけでなく、ボディも使えます。顔のしみ、たるみだけでなく、気になる二の腕、お腹、などのたるみにも活用してくださいね。
(アロマテラピーで使う精油(エッセンシャルオイル)は、薬や化粧品、医薬部外品とは違うものです。)
収斂作用に優れる精油(エッセンシャルオイル)
気になるたるみは植物の力で引き締めよう!
■サイプレス
収斂作用でもっとも知られるオイルといっても過言ではありません。ブレンドオイル、化粧水などにオススメです。ウッディ系の香り。
■サンダルウッド
ビャクダンの落ち着いた香り。お肌に優しいので、化粧水にオススメ。
■ジュニパーベリー
肌への清浄効果にも優れるため、たるみ、にきびの改善にオススメ。化粧水、ブレンドオイルに。
■ゼラニウム
スキンケアに向くフローラル系の香り。血色を改善するので、化粧水、ブレンドオイルをはじめ、クレイパックやクリームにと万能選手。
■パチュリー
深い印象的なエキゾチックな香り。化粧水やブレンドオイルにオススメ。
■フランキンセンス
古くからしわ、たるみ改善に用いられてきた歴史ある芳香植物の代表。あらゆるスキンケアに向きます。アロマバスにも。
■ペパーミント
すっきり系の香りが心まで引き締めてくれそう。目に刺激を感じやすいので、顔に使うよりはフットバス、ブレンドオイルなどで足元のケアをするのがオススメです。
■ミルラ
樹脂からとれる香りです。かたまりやすいので、頻繁に空気に触れさせないよう、開封したら早めに使うと良いと思います。保湿クリームやブレンドオイルに。
■ローズオットー
しわ、たるみ、キメの荒さには、ローズがオススメ。高級アロマの代表選手。でもそれだけの価値があることは歴史が証明しています。化粧水をはじめ、あらゆる方法で顔、全身に使いましょう。
■ローズマリー
「若返りの妙薬」として知られるハーブ。ツンとした香りが脳も刺激して、全身を活性化します。しわ、たるみの改善に化粧水はもちろん、ブレンドオイルやアロマバスにも使えます。
■ローレル
爽快感のある香り。ブレンドオイルやアロマバスにオススメです。
■レモン
軽い爽やかな香りが気持ちの良いレモン。ブレンドオイルに向きます。レモンの精油には「光毒性(ひかりどくせい)」があります。肌に塗った数時間はその部分を紫外線(日光)に当てないでください。例えば、夜、レモン配合のブレンドオイルをお肌に使っても、翌朝、外出する分には問題ないと思われます。
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