「クレイパックとは何か?」
メインとなる基材をご紹介しながら説明しましょう。まずはクレイ。クレイとは、粘土のことです。粘土というのは昔から人間の生活の色々なシーンで取り入れられてきました。髪の毛を洗うのにも使われてきたんですよ。アロマテラピーの基材で使用する粘土は土中に混ざった成分で、もともとは岩石です。アロマテラピーケアには、カオリンやモンモリオナイトなどのクレイを使います。
左がモンモリオナイト 右がカオリン
粘土は大変吸着作用に優れているので、毛穴の汚れをとってくれます。特にカオリンは収斂作用に優れ、肌がきゅっと引き締まる感じがするほどです。モンモリオナイトは保湿作用にも優れており、カオリンよりやさしい使い心地です。フェイシャルパックに用いるなら、カオリンは脂性肌か、混合肌にはTゾーンに、乾燥肌にはモンモリオナイトがオススメです。これらは、アロマテラピーショップや薬局で購入できます。自然100%の粘土とエッセンシャルオイル。これを組み合わせたものがアロマクレイパックというわけ。
さて、基本となる材料はクレイの他に水とエッセンシャルオイルがあります。水はミネラルウォーターか精製水を使います。水道水はダメですよ。塩素が入っています。その他フローラルウォーターを入れるという方法もあります。フローラルウォーターは芳香蒸留水とも呼ばれる、香り高い水といった感じ。エッセンシャルオイルを蒸留する際に採れます。水をフローラルウォーターに替えればますます上質のパックに仕上がりますよね。以上これにエッセンシャルオイルを加えて、最低限必要な材料です。
更に植物油(キャリアオイル)やハチミツ、ハーブの粉などを入れてもいいです。植物油はそのオイルが持つ栄養素を摂取できるし、しっとりとします。特に乾燥肌の人は是非入れましょう。ハチミツは肌の炎症を鎮める効果が、またハーブはそのハーブのもつ様々な作用が期待できます。
このように色々なレシピが考えられそうですが、今回はごく基本的な材料で作れるフェイシャルパックのレシピをご紹介します。次のページで。。。