<目次>
キャロットシードオイルとは? アロマオイルの効能・使い方
ニンジンの花
セリ科
シード(種子)を蒸留して採油
ノラニンジン(野良人参)の種から採れるエッセンシャルオイル(アロマオイル/精油)です。ニンジンの果実の中に種がおさまっています。ちなみに食用にする根の部分からはオイルはとりません。
ニンジンという植物のルーツもまた複雑ですが、ノラニンジンと通常、食卓に並ぶ野菜のニンジンは種(しゅ)、亜種(あしゅ)の関係とされ似たようなものといえます。アロマテラピーで使われるオイルは文献などでは伝統的にノラニンジン種子からとなっています。食べるニンジンの種子にも芳香成分は含まれ、オイル分をとろうと思えばとれるようです。
キャロットシードオイルの香り
種もニンジンっぽいアロマがします
キャロットシードオイルの効能
体に対しては、消化器系や呼吸器系の不調を軽減する、また月経不順に効果が期待できるなどと言われます。またお肌に対しては、はりや弾力を回復させ、アンチエイジングに効果を発揮すると言われます。キャロットオイルと間違わないで!
さて「キャロットオイル」というのがあります。これはベースオイル(キャリアオイル/植物性油脂)にニンジンの果肉を漬け込んで成分を浸出したもの(浸出油)です。ニンジンの根のもつβ-カロテンをはじめとしたビタミンなどの栄養素を活用する、これはいわば油です。種子から水蒸気蒸留法で採取したエッセンシャルオイル(アロマオイル/精油)の「キャロットシード(オイル)」と、ニンジン(根)そのものを油に漬け込んだキャロットオイル(油脂)を混同しないようにご注意ください!
ココナッツオイルに混ぜて匂いをごまかす!
今話題のココナッツオイルは甘いスィーツのような香りがします。ココナッツの香りでごまかして(笑)お肌を健やかに保ちましょう。ココナッツオイルは肌を柔らかく、なめらかに保湿に優れるといわれます。もちろんそれは髪の毛も同様で、ぱさつく髪の毛をしっとりさせる効果が望めます。■混ぜる分量
- ココナッツオイル大さじ1杯
- キャロットシードオイル1~2滴
よくかき混ぜたら、お肌に優しく塗り、心地よい力加減でトリートメントしてもOK。髪の毛も同様です。
(参考:キャリアオイル辞典 ココナッツオイルについて)
キャロットシードの香りを心地よく使うためのブレンド例
ニンジンの葉
- カモミール・ジャーマン
- ラベンダー
- ゼラニウム
- ベチバー
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