アロマオイル・エッセンシャルオイル

ヒノキオイルの使い方・効能とは? アロマオイル辞典

ヒノキオイルの使い方・効能についてお話します。ヒノキの温かく、深みのある樹木のアロマはただすっきりとしたウッディ系アロマではなく、とろりとしたまろやかさも魅力の1つかと思います。今じわじわ話題になりつつある「和のアロマ」とも呼ばれています。

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

 

ヒノキとは……ヒノキオイルの使い方と効能

ヒノキオイルの使い方と効能

ヒノキオイルの使い方と効能

学名 Chamaecyparis obtusa
ヒノキ科
多くは木部(枝葉も使うことがある)
蒸留して採油

ヒノキ(檜、桧)は日本と台湾にのみ分布する針葉樹です。吉野、飛騨など各地に名産地があります。

漢字で「檜」とか「桧」と書かれますが、前者(檜)は旧字、後者(桧)は新字です。ヒノキは樹木の中でもっとも、親近感、好印象、高級感などを持っている方も少なくないはず。

エッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)は可燃性ですが、ヒノキは精油成分を含むため火がつきやすいことから古代に火おこしに使われたとわれ「火の木」となったといわれます。また「日の木」の説もあります。


強度、耐朽性に優れ、建築材として何百年から何千年と使うこともできるといわれ、耐久性、保存性に優れる木材として日本では大変珍重されれています。有名な神社仏閣、仏像などもヒノキを原料とし、今に伝えられています。

またその木部が持つ天然の香りは、ヒノキ風呂をはじめ、ヒノキの木材は酒器、まな板、装飾品など日常品においても珍重されています。
 

ヒノキオイルの香り

世界でも有数の古い建築物として知られる法隆寺はヒノキ材とのこと

世界でも有数の古い建築物として知られる法隆寺はヒノキ材とのこと

その香りは甘いような、フレッシュなような、渋いような…複雑でいて、あ!ヒノキだ!とわかるシンプルさも持ち合わせています。

日本人はヒノキの香りに慣れ親しんでいるので、あまり解説は不要でしょうが、温かく、深みのある樹木のアロマはただすっきりとしたウッディ系アロマではなく、とろりとしたまろやかさも魅力の1つかと思います。
 

ヒノキのエッセンシャルオイルの使い方・効能

木部にオイル分をたくさん含みます

木部にオイル分をたくさん含みます

■森林浴体験でリフレッシュ

α-ピネン、ボルネオールを含み、森林浴効果が期待できます。気分転換や疲労回復をしたいときにオススメ。

アロマディフューザーで香りを広げましょう。

■空気をクリーンに!

抗菌に優れるといわれます。何百年も朽ちずに残るヒノキ。それはオイルのもつ抗菌、殺菌効果も影響してると考えられます。まな板に使われるのもそういった理由からです。アロマスプレーで環境をクリーンにしましょう。

【ヒノキのアロマスプレー作り方】
  1. 100円ショップなどで売っているスプレー容器でOK
  2. そこに無水エタノール5mlを入れて
  3. ヒノキオイルを4~5滴
  4. ミネラルウォーター45mlをプラスして良く振り混ぜたら完成。

ガラス窓、鏡を拭くときにスプレーして、乾いたダスターでぬぐうほか、エアコンのフィルターにスプレーしてもいいでしょう。


ヒノキの香りを満喫したい場合は、ヒノキオイルだけで。少し他の香りをブレンドしたい場合は次を参考に。

ヒノキのエッセンシャルオイル 1:レモンのエッセンシャルオイル 1
ヒノキのエッセンシャルオイル 2:薄荷オイル1

※数字は比率
 

ヒノキオイルで実践!おうちでヒノキ風呂

気分は温泉旅館

気分は温泉旅館

誰に教えても興味を持たれるのはやはり【ヒノキ風呂】

家に居ながらにして、気分だけ?!いえ、本当にひのき風呂を体験できますよ!

バスタブに1~3滴ヒノキのエッセンシャルオイルを入れて、よくかき混ぜて入浴します。
 

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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