ラバンジンの効能と使い方
ラバンジンは真正(トゥルー)ラベンダーよりお花の色が薄い。
学名 Lavandula hybrid
科名 シソ科
花と葉から水蒸気蒸留で採油する
地中海地方原産の低木のラバンジンは、いわゆるもっともメジャーなラベンダー(真正ラベンダー Lavandula angustifolia/L.officinalis/L.vera)と、スパイクラベンダー(フレンチラベンダー Lavandula latifolia)の交雑(交配)種です。
交雑種とは、品種改良のため、異なる種の植物を受粉させたもの。ラバンジンはもともとは自然交雑で生まれたもののようですね。外観はラベンダーと似ていますが、花色が少し落ち着いています。学名の後半にあるhybridaは、「雑種」という意味をもちます。
※ラベンダー(真正ラベンダー)については万能オイルとしてメジャーな「ラベンダー」を参照してください。
ラバンジンのエッセンシャルオイル(精油、アロマオイル)にはいくつか種類がありますが、グロッソ、スーパー、アブリアリスと書かれたタイプがよく見かけられます。10mlで1500円から2500円ぐらいが相場で、それぞれ香りが微妙に違います。できればサンプルを試して、好みのものを入手するといいでしょう。
比較!ラベンダーとラバンジン
こちら真正ラベンダー
カンファーはケトン類の1つ。有名なエッセンシャルオイルではローズマリーに含まれている成分です。カンファーの含有量はラバンジンの種類により若干、異なります。カンファーはスパイクラベンダーからの影響です。
ラバンジンの香りの特徴
ラベンダーの香りに似ています。比較すればその違いがわかりますが、知らされずに香りを試したら、ラベンダーかな?と思う人もいるでしょう。ラバンジンは、ラベンダーを「薬草っぽく」した香りで、フローラル感に欠けます。ラベンダーにすっきりさ、シャープさがプラスされ、ハーブの要素が強調された香りです。一般に、その香りはラベンダーに劣ると表現されることもありますが、ハーブの要素が強調される分、その影響でナチュラル感が増すように感じます。
確かにふんわり広がる花の要素は少ないですが、さっぱりとしているので、高温多湿の季節などにもいいかもしれません。
その香りの良さを引き出すには、他のエッセンシャルオイルとブレンドするのがオススメです。続いてアロマ効果とブレンドについて説明します。
ラバンジンのアロマ効果と活用法
寝室で香りを広げれば、睡眠中に呼吸を安らかにしてくれます
のどや鼻といった呼吸器系の不調にいいといわれます。芳香浴で用いるといいでしょう。アロマライトやディフューザーで香りを広げます。
■おすすめのブレンド
- ラバンジン&ローズマリー
- ラバンジン&ローズウッド
- ラバンジン&タイム
- ラバンジン&ペパーミント
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