アロマテラピー/アロマテラピーの基礎知識

アロマオイル(精油)性質・選び方・扱い方

精油の性質をはじめ基本的な精油の選び方、取り扱い・保存方法をまとめました。

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

今やリラックスタイムに「アロマ」は必需品。精油を用意したら、いろんな方法で楽しみたいですね!そんなときに役に立つ精油の選び方や家での保管方法をお教えします。取り扱い留意点も挙げてますので、アロマテラピーをはじめる前に、必ずチェックしてくださいね。

まずは精油って何?

精油はナチュラル100%
精油はナチュラル100%
アロマテラピーでは『精油』というものを使います。英語ではエッセンシャルオイルといいます。植物の香りエキスの塊、とでもいいましょうか。

ラベンダーやローズなどフローラルなアロマをはじめ、オレンジやレモンといった果物のアロマ、ヒノキなどのウッディ系アロマなど、いろいろな種類があります。それぞれに効能があり、目的に合わせてセレクトします。

精油は「油」という文字が使われていますが、油脂とは異なり、べたべたしていたり、のびがいいものではありません。水に混ざりにくい性質は油と同じですが、強い香りをもつことや揮発性が高い(蒸発しやすい)などの性質は油とはまったく異なります。


精油はもともと、錬金術という過程で生まれた「水蒸気蒸留法」という方法で採取されるものがほとんど。先ほどのラベンダーやローズがこれに当たります。また、オレンジやレモンなど果物の皮に香りをもつものは、「圧搾法」という方法が使われます。少数派ですが「揮発性有機溶剤抽出法」という石油系の溶剤から香りを取り出す方法もあります。この方法で採られる香りは「アブソリュート」と呼ばれます。
精油はもともとの植物から極少量しか得られません。諸説ありますが、ローズなら50~100本の花びらから1滴しか精油がとれません。

アロマテラピーの専門ショップでは20~30種ほどの精油が売られています。どれも使ってみたいのですが、では、購入するときのポイントをお教えします。

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