スパニッシュ・マージョラムとは
スパニッシュ・マージョラムの効果とは
シソ科
葉から水蒸気蒸留して採油
アロマテラピーのエッセンシャルオイル(アロマオイル/精油)で「マージョラム」といえば「スィートマージョラム」のオイルです。今回のスパニッシュ・マージョラムはまた違う種類です。
同じマージョラムという名前の前に「スパニッシュ」とついているので、「スペイン産」の同じ植物かな?と思われがちですが、学名を見ると全く違いますね。
- スパニッシュ・マージョラムの学名 Thymus mastichina
- スィート・マージョラムの学名 Origanum majorana
ということで、香りも異なりますし、作用も違うということになります。
Thymusとつくアロマの代表格は「タイム」(Thymus vulgaris)です。今回ご紹介しているスパニッシュ・マージョラムはタイムと同じ属名(イブキジャコウソウ属)で、タイムの近縁植物です。ちなみにスパニッシュ・マージョラムもスィート・マージョラムも科名は同じです(シソ科)。
タイムの近縁種という点で配慮すること
タイムには多くの種類があります
スパニッシュ・マージョラムは皮膚や粘膜への刺激に注意して使いましょう。
スパニッシュ・マージョラムの成分と香り
スパニッシュ・マージョラムは名前が似ているので、スィート・マージョラムとよく比較されます。成分面においては共通する部分もありますが、スパニッシュマージョラムにより多く含まれるのが1,8-シネオールです。1,8-シネオールはユーカリのアロマに多く含まれる成分です。そのため香りがシャープで、すっきりとしています。残り香がユーカリを思わせます。また私はユーカリよりもさらにマートル(Mytrus fommunis)に似ているように感じます。
スパニッシュ・マージョラムのアロマの活用方法
柑橘系やハーブ系の香りとのブレンドがおすすめ。画像のメリッサなども相性◎
■材料(約25mlスプレー容器)
- スパニッシュ・マージョラム精油 3滴
- ペパーミント精油 1滴
- 無水エタノール 5ml
- 精製水や飲用水(軟水) 15ml
■そのほかのブレンド例
爽やかな香りがスーッとして心地良いですよ。合わせるのなら、メリッサ、レモン、ローズマリーなどいかがでしょうか。すがすがしい香りで、気分をリフレッシュします。ドライブアロマとしてもオススメ!
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