2013年5月に、オールアバウトが運営するマーケティング・チャネル「生活トレンド研究所」が、「夏の健康」に関するアンケート調査をインターネット上で行いました。対象はフルタイムで働く20~40代の男女で、962名から有効回答を得ました。

食欲のない夏におすすめの食事、食べ方

ジメジメとした梅雨の時期があけると、今度は日照りが続く暑い夏がやってきます。夏は体がだるくなり、食欲が落ちる方が多いですが、これは普段の食生活を見直し改善していくことで症状が表れにくくなります。

一日の活力源、朝食の大切さ

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一日の活力となります

まず一日の活力の源、朝食はきちんととらないと立ちくらみや熱中症になりやすいと考えられています。野菜や乳製品を中心とした簡単なメニューでかまいません。野菜が入ったポタージュやジュース、ヨーグルトをパンやシリアル(玄米や雑穀などが入ったものだと尚可)などと一緒にとるようにしましょう。

枝豆、トマト、ゴーヤーといった夏野菜、また柑橘系の果物はビタミンCが豊富です。主に自律神経の働きをととのえる効果があり、疲労回復にもつながります。紫外線を多く浴びる肌の状態を正常に保つ働きや、免疫力をアップさせ夏風邪を予防する効果も期待されます。

ビタミンB類、クエン酸の力

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麺類だけではエネルギーになりません

暑い夏によく食べる冷たい麺類の主栄養素である炭水化物は体内で分解されてブドウ糖となります。これを活動エネルギーに変えて体内に吸収させないと、人間は暑い夏を元気に過ごすことができません。それにはビタミンB1やB2、クエン酸などの力が必要です。

これらの栄養素が不足すると疲労物質である乳酸がたまり、夏バテが起こりやすくなります。麺類は豆腐、豚肉、葉もの野菜、酢、レモンなどと一緒に食べるのが良いでしょう。

ビタミンB1は豚肉、レバー、玄米、豆類などに多く含まれ、ビタミンB2は卵、大豆、乳製品、葉もの野菜などに多く含まれます。つまり冷たいそうめんやうどんを食べる際には一緒にサラダや茹でた豚肉、豆腐などを一緒に食べることで効率よくエネルギーを体内に取り込むことができるのです。
クエン酸は梅干しやレモン、酢などに多く含まれています。具沢山の冷やし中華は理にかなった献立といえるでしょう。クエン酸は気になる汗のにおいを軽減させる働きもあります。

香味野菜の活用法

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いつものおにぎりにひと工夫

自宅でお弁当を作って昼食をとる方も多いですが、おにぎり一つを例に挙げても、精白米を玄米に変えてみたり、中に入れる具材を、にんにく、ねぎを入れた肉みそや梅干しおかかなどに工夫したりすることで栄養価がアップし、かつ疲労回復効果が得られます。にんにくやねぎに含まれるアリシンという成分はビタミンB1の体内への吸収を促進させてくれます。

また食欲を増進させたり食物の消化吸収を促進させたりする香り成分を多く含む生姜やミョウガ、らっきょうを甘酢漬けにしてお弁当にちょっと入れてみましょう。おかずにもなりますし、夏バテ防止にもってこいです。食べ物を腐りにくくしてくれる殺菌効果も期待できます。

夏の飲み物の選び方

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体の状態に合わせて選択しましょう

冷たい飲み物ばかりとると胃酸が薄まり、食物の消化が悪くなったり、胃腸壁の状態が悪くなったりすることも多くなります。食事の時には温かいスープやお茶などをとるようにしましょう。

普段喉が渇いた時には、ミネラルウォーターやお茶など無糖のものを飲む方が多いですが、大量の汗をかいた場合、体からは水分の他、ナトリウムやカリウムなどのミネラル類も出ていきます。この出た分の栄養素を補うのに効果的なのがスポーツドリンクです。ただ糖分が高いので、低カロリーのものを選ぶか、市販のものを薄めて飲むのが良いでしょう。常時摂取する必要はありません。

普段は無糖のもの、強度の運動をしたあとはスポーツドリンクを飲むといったように、適宜コントロールして飲料を飲むように心がけます。これが熱中症予防にもつながっていくのです。

それでは、これらの食材、食べ方を取り入れた、食欲のない夏におススメ、朝・昼・晩のバランスレシピをご紹介します>>