【関西】全国区の人気を誇る紅葉の風景や、様々な場所で紅葉が楽しめます
関西地方の紅葉は、古都奈良・京都の紅葉が全国的に有名ですが、奈良・京都以外にも見ておきたい美しい紅葉・黄葉がたくさんあります。■石山寺(滋賀県)
(例年:11月中旬~下旬) 源氏物語でおなじみ紫式部ゆかりのお寺。境内の山全体が赤や黄色に色づき、夜のライトアップの美しさは訪れた人たちを魅了します。
■永源寺(滋賀県)
(例年:11月上旬~下旬)
湖東三山の一つとして、琵琶湖の東側にあるお寺で、石段や境内を美しい紅葉が彩ります。
■日吉大社(滋賀県)
(例年:11月中旬~下旬) 比叡山のおひざ元にある古刹で、紅葉に包まれる風景を望むことができます。
■京都駅周辺(京都府)
(例年:11月中旬~下旬) 紅葉に覆われた通天橋が美しい東福寺、五重塔と紅葉を一緒に見られる東寺など、名刹で紅葉が楽しめます。
■京都市内東部(京都府)
(例年:11月中旬~下旬) 東山、白川エリアに清水の舞台で知られる清水寺、南禅寺、高台寺、「もみじの永観堂」と呼ばれる永観堂、法然院、詩仙堂、曼殊院、銀閣寺など紅葉が楽しめるたくさんの古刹が揃います。東山の上にある将軍塚からは京都市内が見下ろせ、山科にも醍醐寺、毘沙門堂と見逃せない紅葉があります。
■京都市内北部(京都府)
(例年:11月中旬~下旬) 大原、鞍馬、八瀬、鷹峯エリアに三千院門跡、鞍馬寺、瑠璃光院、岩倉実相院、源光庵などの紅葉の美しい名刹があります。鞍馬・貴船へ向かう叡山電鉄では、紅葉のトンネルの中を電車で通過することもできます。
■京都市内西部(京都府)
(例年:11月中旬~下旬) 衣笠、嵐山エリアに金閣寺、龍安寺、仁和寺、天龍寺、ライトアップが美しい宝厳院、宝筺院、大覚寺、大河内山荘など紅葉が楽しめる名刹が揃います。また嵐山の奥には、京都でいち早く紅葉・黄葉が楽しめる三尾(高雄・神護寺、槙尾・西明寺、栂尾・高山寺)があり、保津川下りや嵯峨野観光鉄道で紅葉を眺めながら移動することも可能です。
■洛西周辺(京都府)
(例年:11月中旬~下旬) 西山の上にある善峯寺で京都市街を見下ろしながら紅葉が楽しめたり、もみじのトンネルが楽しめる長岡京の光明寺、向日市の向日神社などたくさんのスポットがあります。
■箕面大滝(大阪府)
(例年:11月中旬~下旬)
大阪の北側、箕面山の麓で流れ落ちる箕面大滝。迫力の滝を紅葉が彩る風景が見られます。
■奈良市内(奈良県)
(例年:11月上旬~下旬) 鹿でおなじみの奈良公園、大仏様がいらっしゃる東大寺、春日大社、興福寺などで美しい紅葉が楽しめます。
■談山神社(奈良県)
(例年:11月中旬~11月下旬) 大化の改新の舞台として知られる談山神社。他では見られない十三重塔との紅葉が印象に残ります。
■長谷寺(奈良県)
(例年:11月上旬~下旬)
花の寺として知られ、五重塔と本堂が紅葉に包まれる素晴らしい風景が見られます。
■吉野(奈良県)
(例年:11月上旬~12月中旬)
春の美しい桜で良く知られる吉野は、秋を迎えると山全体が紅葉に包まれます。上千本から下千本まで標高差があるので、桜と同様に長い期間どこかで紅葉が楽しめます。
■高野山(和歌山県)
(見頃:10月下旬~11月上旬) 根本大塔などの朱塗りの建物との紅葉のコントラストや、山内を通る道沿いで印象に残る紅葉の風景が楽しめます。
■六甲山周辺(兵庫県)
(例年:11月上旬~下旬)
海と山が近い神戸。手軽なハイキングコースでも知られる六甲山は、秋を迎えると六甲山頂と有馬温泉を結ぶ六甲有馬ロープウェイや六甲高山植物園などいろいろな場所で紅葉を楽しむことができます。
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【中国地方】山陽と山陰の境にある中国山地の山間で紅葉が楽しめます
中国地方(山陽・山陰)では、山陽と山陰を切り分ける中国山地の山間を中心にたくさんの紅葉の名所が揃います。■蒜山高原(岡山県)
(例年:10月下旬~11月上旬) 中国山地の中では、高原が広がる風景は少なめ。そんな高原の一つ、蒜山高原では周囲の山々と高原が色づく風景が楽しめます。
■旧閑谷学校(岡山県)
(例年:11月上旬~下旬)
江戸時代の岡山藩の藩校、閑谷学校の建物が今も残っており、周囲の木々の紅葉と建物の調和が美しいです。
■宮島(広島県)
(例年:11月中旬~下旬)
安芸の宮島として知られる嚴島神社のすぐそばにある紅葉谷公園で鮮やかな紅葉が楽しめます。三重塔と紅葉の組み合わせは印象に残ります。
■大山(鳥取県)
(例年:10月下旬~11月上旬)
美しい山容から伯耆富士として親しまれている大山。季節が進むとともに山の上から紅葉が下りてくる美しい風景が見られます。
■由志園(島根県)
(例年:11月中旬~12月上旬) 中海に浮かぶ大根島の中にある庭園で、春のぼたんが良く知られている由志園。秋は園内の木々が色づき、ライトアップで幻想的な紅葉を見ることができます。
■鰐淵寺(島根県)
(例年:11月中旬~下旬)
出雲大社の背後にある山の奥深くにある鰐淵寺。山陰随一の紅葉と言われる美しい風景が見られます。
【四国】山を彩る紅葉と島で見られる紅葉に注目
四国では、四国の真ん中にある四国山脈の中に紅葉を楽しめるスポットが点在しています。また瀬戸内海の島々でも紅葉が楽しめますよ。■大歩危・小歩危(徳島県)
(例年:11月中旬~下旬)
吉野川の上流にあり、奇岩・巨岩が立ち並ぶ渓谷を紅葉が彩ります。
■石鎚山(愛媛県)
(例年:10月下旬~11月上旬)
四国を含めた西日本最高峰の山で頂上から順に紅葉が下るさまを間近で見ることができます。頂上には登山装備が必要ですが、中腹の成就社までは石鎚登山ロープウェイとリフトで行くことができます。
■寒霞渓(香川県)
(例年:11月中旬~下旬)
小豆島にある紅葉の名所。ロープウェイの車窓から瀬戸内海と共に美しい紅葉を楽しむことができます。
【九州】山間の渓谷美と紅葉、庭園と紅葉など多彩な組み合わせが楽しめます
九州で紅葉が楽しめる場所は、九州の中央を縦に貫く九州山地の山間に多くあります。また他にも庭園と紅葉など様々な組み合わせで紅葉が楽しめます。■秋月城址(福岡県)
(例年:11月下旬~12月上旬) 朝倉市にある秋月藩の城跡で、黒門や垂裕神社の周囲にある紅葉が鮮やかに色づきます。
■御船山楽園(佐賀県)
(例年:11月中旬~下旬) 武雄にある美しい庭園で、池と断崖絶壁が織りなす中を美しい紅葉が彩ります。特筆すべきは夜のライトアップで日本最大級の規模で幻想的な紅葉を楽しめます。
■九年庵(佐賀県)
(例年:11月中旬~下旬) 神埼にある実業家 伊丹弥太郎氏の別荘と庭園で、紅葉と庭園の苔が美しい名所。紅葉の美しい時期に数日だけ一般公開されます。
■雲仙(長崎県)
(例年:10月下旬~11月上旬)
温泉など地球の恵みを体感できる地で、ロープウェイに乗って眼下の紅葉を見下ろすことができます。
■菊池渓谷(熊本県)
(例年:10月下旬~11月上旬)
阿蘇の外輪山を水源とする菊池川の上流で、両岸を紅葉が彩る風景を見ることができます。
■九重“夢”大吊橋(大分県)
(例年:10月下旬~11月中旬)
日本で一番の高さを誇り、日本で2番目に長い歩行者専用橋が、紅葉の美しい九酔峡にかかっており、橋の上から吊り橋のドキドキと共に紅葉を楽しめます。
■湯布院(大分県)
(例年:11月上旬~中旬)
別府と並ぶ温泉地として知られており、由布岳が見守る美しい町並みのあちらこちらで紅葉を楽しむことができます。金鱗湖のまわりを彩る紅葉は見ごたえがあります。
■高千穂峡(宮崎県)
(例年:11月中旬~下旬)
阿蘇の火山活動で生まれた柱状節理の岩が立ち並ぶ美しい渓谷を紅葉が彩ります。
《九州地方の紅葉・黄葉の名所に関する記事》
【黄葉の風景】いちょうの黄葉も秋ならでは
紅葉と聞くと、葉が赤く色づくイメージが強いですが、いちょうのように黄色く色づく葉があることで、さらに秋の風景が引き立ちます。■神宮外苑(東京都)
(見頃:11月中旬~12月上旬) 神宮球場や国立競技場、秩父宮ラグビー場などの多彩なスポーツ施設が集まった明治神宮外苑の中を通る広い通り。両脇にあるいちょう並木が見事な黄色に染まります。ライトアップも行われます。
■日本大通(神奈川県)
(見頃:11月下旬~12月上旬) 横浜スタジアムから象の鼻パークまで伸びる広い道路をいちょう並木が彩ります。横浜三塔の一つ、“キング”と呼ばれる神奈川県県庁舎の重厚な建物といちょうの組み合わせは絵になります。
■堀川通(京都府)
(見頃:11月中旬~下旬)
京都の街中を縦に伸びる“通”の一つで、広い道路の両脇に並ぶいちょう並木が鮮やかに街を彩ります。
【紅葉と桜】紅葉と一緒に桜が咲く風景を見られる所があります!
紅葉は秋を代表する風景の一つですが、国内にはなんと春をイメージする桜の花と紅葉を一緒に見られる名所がありますよ。■鬼石・桜山公園(群馬県)
(紅葉の見頃:10月下旬~11月下旬、桜の見頃:11月中旬~12月上旬) 神流川の上流にある里山を生かした公園で、冬と春の2回花を咲かせるフユザクラの名所。フユザクラの開花時期によりますが、紅葉と桜を同時に見ることができます。
■小原の四季桜(愛知県)
(紅葉の見頃:11月中旬~下旬、桜の見頃:11月上旬~下旬) 香嵐渓の奥に位置する豊田市小原地区には十月桜の一種として冬に咲く四季桜があり、紅葉と桜の美しいコラボレーションを楽しむことができます。
■大原・実光院(京都府)
(紅葉の見頃:11月上旬~中旬、桜の見頃:11月中旬~) 三千院門跡の少し奥にあり、タイミングが良ければ11月から花を咲かせる不断桜と紅葉を同時に眺めることができます。
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