本格的な夏が始まっている今、紫外線対策は欠かせませんよね。紫外線にはA波とB波があるということまでは知っていても、その詳細については意外と知らないという人も多いようです。今回はその紫外線について簡単にまとめてみました。まだまだ続く暑い日差し。理解を深めて、しっかりケアして下さいね。
地上に届く、紫外線A波(UV-A)とB波(UV-B)
紫外線は、その長短によりA波・B波・C波に分けられています。長いものからA波→B波→C波となります。短いほどエネルギーが強く、人体に悪影響を及ぼすと言われていますが、逆に短いほどオゾン層で吸収されてしまうので、地上には届きにくくなります。紫外線A波はすべて地上に届きますが、B波はオゾン層に吸収されているので、その一部が地上に届きます。私達が浴びている紫外線の約9割はA波で、残りがB波。でもB波はA波の1000倍有害とも言われています。ちなみにC波はオゾン層で吸収されて地上には届きませんが、C波が届くようになってしまったら、地上の生物は生きていられないとか。また、日焼け止めの中に書いてあるPA++やSPF30の文字ですが、PAとはProtection Grade of UV-Aの略で紫外線A波の防止効果を、SPFとはSun Protection Factorの略で紫外線B波の防止効果を表す数値のことです。最大値はそれぞれ、PA+++とSPF50で、SPFは30以上になると効果はあまり上がりません。
紫外線B波はリゾート紫外線と呼ばれるのに対し、A波は生活紫外線と呼ばれていて、窓ガラスも通って室内や車内にも届いています。このA波は真皮層にまで届き、お肌の弾力をうばってシミ・シワ・たるみを作ります。B波はその殆どが表皮で散乱するので、真皮にまでは届きません。
紫外線対策!
曇りの日でも日焼け止めはぬった方がいいですよ。 |
また、日差しを遮るために帽子をかぶるのであれば、つばは7cm以上のものがおすすめ。これなら、顔が浴びる紫外線の約60%をカットすることができます。日焼け止めを使う時は一度にたくさんの量を塗ってもあまり効果がないので、こまめに塗り直すようにして下さい。日焼け止めは、通常の生活であればSPF20・PA++くらいで十分です。その日の予定に合わせて調節してみて下さい。
この季節は、どんなにケアしたと思っていても日焼けをしてしまうことはあります。そんな時は、化粧水や乳液でしっかり保湿させましょう。日焼け後のお肌はとても乾燥していますからね! 日焼け後のケアは、早ければ早いほど効果的です。時間が経つとシミやたるみの原因になってしまいますから。早めのケアなら大事に至らないで済みますよ。かなり日焼けしたと思った時には、普段使っている保湿アイテムを持ち歩き、時間が出来たらまめに塗るようにするだけでもだいぶ違います。
皮膚の老化の80%は紫外線からの光老化で、加齢による老化はたったの20%だとも言われています。避けることの出来ない紫外線と上手に付き合いお手入れをすれば、若々しいお肌を保つことは簡単かもしれません!
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