「メルカリ」はなぜそれほど人気なのか？世界1億DL、月間1900万人以上がメルカリを使う理由 [メルカリの使い方] All About

GVが運営するお金に関する情報メディア「まねーぶ」が「メルカリの利用に関する調査」を行いました（※）。メルカリはローンチから4年目の2017年に世界で1億ダウンロードを突破、2019年には累計取引件数が5億件を超えるなど人気のフリマアプリです。なぜそれほど人気なのか。あらためて考えていきたいと思います。※調査対象：全国20～60代のメルカリ利用者500人

「招待による特典」はきっかけとしてとても大きい

メルカリがここまで大きくなった要因の1つは「招待による特典」があると筆者は考えています。現在は500ポイントがもらえますが、メルカリで欲しいものを買う場合、この500ポイントはけっこう重要です。メルカリにはそれほど値段が高くないものがたくさんあるので、500ポイントが使えるとなると、かなりの値引きになっている感じがするのです。

招待制度はユーザーとして嬉しい（出典：メルカリより）

お小遣いでやりくりする学生など若い世代だけではなく、誰にとっても500ポイントは嬉しいもの。招待するだけで500ポイントをもらえるし、招待された方も500ポイントがもらえて誰も損をしないとなったら、試しにメルカリを始めてみてもいいのかなと考えてしまいます。

知名度の高さ

フリマアプリの中でも、最も知名度があるのが「メルカリ」でしょう。いい意味でも悪い意味でもメディアに取り上げられることが多いのはメルカリです。

有名だからメルカリを使う（出典：GVのプレスリリースより）

まねーぶの調査を見ると「メルカリを選んだ理由」の3位が「有名だから」となっています。もともとメルカリはテレビCMなどを使って一気に知名度を上げた経緯があり、メルカリを使っているのは当たり前という考えを浸透させてきました。人によっては「え？メルカリやってないの？」と言われてしまうこともあるようです。

ユーザー数、出品数が圧倒的に多い

「まねーぶ」が行った調査でも「メルカリを選んだ理由」として「ユーザーが多い」「出品数が多い」の割合が高くなっています。

メルカリを選んだ理由（出典：GVのプレスリリースより）

メルカリの月間利用者は2021年8月時点で1900万人以上にのぼります。出品数は2020年12月に累計20億品を超えるなど、巨大な市場となっています。ユーザー数が多ければ買い手にまわるユーザーも多いことになりますし、出品数が多ければ賑わいがあることになります。商品が常に動いていた方が見ていて楽しくて、ついついメルカリを見てしまう。そんな好循環があるのではないでしょうか。

参考：フリマアプリ「メルカリ」累計出品数が20億品を突破

メルカリだけで満足できてしまう

この調査で「メルカリの他に利用しているフリマアプリ」について質問したところ、「メルカリのみの利用」が約半数にのぼりました。

メルカリは他のフリマアプリと比べ出品数も非常に多いため、ジャンルも幅広くカバーされています。もちろん出品禁止物も厳しく定められているので、それ以外の商品ということになりますが、基本的には欲しいものを探すと大体見つかるのがメルカリのスタンダードになってきています。

売る場合も出品のハードルが非常に低く、操作がしやすい。出品までの時間が短いなどのメリットもあります。例えばバーコードを読み込むだけでタイトルや商品説明などをある程度書いてくれるシステムもあるので、それを有効活用している人も少なくないでしょう。

メルカリで買ったものを使った後にメルカリで売るという循環を作っている人がいるので、メルカリの中でぐるぐると商品を回しているイメージかもしれません。

梱包・発送のハードルを下げる努力

出品作業はさほど難しくなく面倒でもないのですが、梱包や発送に手間がかかると感じている人は少なくありません。筆者の周りでは「何で梱包すればいいの？」という人もいますし、そもそも梱包をするのが面倒で仕方ないとの声もあります。そのようなユーザーの声をしっかりと受け止めたメルカリは、コンビニで梱包材を販売するようになりました。また街中のポストからも発送ができるように「ゆうパケットポスト」も新設しています。