メルカリの使い方/メルカリの出品方法・売り方の流れ

メルカリで売れないのはなぜ? 出品した商品が売れない原因・対処法

メルカリに出品したけれど、なかなか売れないのはなぜだろう。しかも「いいね!」がついていても購入されないということも、けっこうあります。そんなとき出品者はどうすればいいのでしょうか。売れない原因を探りながら、対処法を紹介したいと思います。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

メルカリで出品した商品が売れないのはなぜ? 4つの理由

メルカリの商品が売れないときの理由

メルカリで出品した商品が売れないのはなぜなのか


フリマアプリ最大手のメルカリに出品したことがあるユーザーの中には、出品して数分で売れた経験を持つ人も少ないくないと思います。実際、私も経験したことがありますが、「あれ?」と思うほどのスピードで購入の通知がきたことがあり、自分でもけっこう驚いたのを憶えています。メルカリのトップ画面には出品された順に商品が表示されていくので、欲しい人が見ているタイミングであれば、即購入につながるためです。

一方で、出品してもなかなか売れないこともあるのは事実です。その理由としては大きく4つあります。

1.値段が高い
メルカリを利用している人の多くは、できるだけ安く買いたいと思っているので、値段が高いとまず売れません。そのため出品時には相場を調べるなどある程度のリサーチが必要になってきます。また、値下げ不可にしていたり、コメントがあっても返事をしないなど、対応が鈍いと購入されにくくなります。

2.商品が埋もれてしまっている
メルカリにはたくさんの商品が出品され続けているので、他の商品の中に埋もれてしまっていることも多々あります。新しく出品された商品がメルカリの画面の上位に表示されるので、出品から時間がたってしまうと表示されるのが下の方になってしまいます。何度もスクロールするような状態では見ている方も飽きてしまうので、商品を見てもらえない状態になってしまうのです。

3.売れない時期に出品している
しばらく出品していると季節が移り変わってしまい、出品物が必要とされる時期とのずれが生じてしまいます。たとえば、夏にサンダルを出品したとしましょう。それが売れずに冬まで出品され続けたら、当然需要は少なくなってしまいます。つまり、売れない時期に出品してしまっているわけです。

4.話題性がなくなった
話題になった商品を売る場合には、時間との勝負になります。一定の人気や需要がある商品ならいいのですが、瞬間的に人気が出た物は熱が冷めるのも早いのです。そうなると、値段を下げても売れにくくなってしまいます。
 

メルカリで売れない理由……値段が安すぎる?

メルカリでは、値段が高いとまず売れないのですが、逆に安すぎても売れないことがあります。特にブランド品に多く見られます。理由は、偽物だと思われてしまうからです。正規店で買うと5万円するものが1万5000円で売られていたら、多くのユーザーは偽物では?と思います。ダメージが大きい中古ならばわかるのですが、新品でその値段は普通はありえないでしょう。そのため、いくら本物だと書いていても、値段から偽物だと判断されてしまい、売れないということになってしまいます。自信を持って本物だと言えるのであれば、適正な価格で出品しましょう。
 

メルカリで「いいね!」が付くのに売れない理由とは

メルカリで商品が売れない原因と対処法

「いいね!」がつくのに売れないのはなぜ……?


メルカリには気になる商品につけることができる「いいね!」があります。いいねをつけた商品は一括管理ができるので、何度も検索する必要がなくなります。ヤフオク!でいうところの、ウォッチリストと同じです。

出品者からすると、いいね!がたくさんつくと、その分気になっている人が多いということがわかるので、購入も時間の問題だろうと考えます。でも、実際には、いいね!が10以上ついてもなかなか購入されないこともけっこうあります。その理由は以下の3つが挙げられます。

■「とりあえず」でつけるから
商品を見ているユーザーは、「とりあえず」という感覚でいいね!をつけることが多いと思います。買うかどうかわからないけれど気になるから、後でもう一度検索をして探すのが面倒だからといった理由からです。絶対に欲しいならばその場ですぐに購入ができますが、それをしないということは、迷いがあることになります。もちろん、他にもっと安い物や状態がいい物があれば、そちらを買うでしょう。ただ、いいね!の数が多いのは、アクセスも気にしているユーザーもたくさんいるということなので、いいね!がない商品よりは売れやすくなります。

■リマインダー機能がないから
メルカリのいいね!の場合、リマインダーの機能がありません。これは、もともと出品に終わりがないことが原因ですが、あるタイミングで「もうすぐ出品が終わりますよ」というお知らせがないのです。ヤフオク!の場合には、ウォッチリストに登録すると、オークション終了時刻が近づくとメールでお知らせが届きます。これが入札を誘うために、終了間際で価格が上がったりするのです。メルカリにはそれがないために、自分がいいね!をしたことさえも忘れてしまうこともあります。

ただし、メルカリではいいね!をした商品が値下げされたり、他のユーザーがコメントをしたりすると、お知らせに表示されます。そのため値下げのタイミングで購入につながることも多々あります。

■クーポンの発行を待っていることもある
メルカリでは、5%OFFのクーポンなど、お得に買い物ができるクーポンが発行されることもあります。特に価格が高い商品になると5%OFFはかなり大きいので、いいね!をつけた人がクーポンを待っていることもあるのです。
 

メルカリで売れないと思われている、ノーブランドの服の売り方

女性物の衣類や雑貨が一番多く出品されていると言われるメルカリでは、ノーブランドの洋服もよく見かけるアイテムのひとつです。ブランド物なら検索されやすく売りやすいのですが、ノーブランドだとそうもいかないので、売り方の工夫が必要になります。

■キーワードを商品説明に入れる
まずは、検索にかかりやすくするためにキーワードを入れましょう。メルカリの場合には、タイトルと商品説明にあるワードがキーワード検索に対応するので、タイトルよりも商品説明の方にうまくキーワードを入れるのがコツです。たとえば、「ギャップやユニクロ、H&Mなどがお好きな方にもオススメです」と書いておけば、それらのブランド名での検索にかかることになります。注意点としては、メルカリではキーワードの羅列は禁止されているので、商品説明の下の方にやたらワードを書き込んだりするのはルール違反になります。

■何着かまとめて出品する
私自身もよく使う方法ですが、ノーブランドの洋服はまとめ売りがオススメです。出品者が送料を負担することが多いメルカリでは、1点ずつ送るよりもまとめてしまった方が送料が安くなりますし、発送の手間も1回ですみます。購入する側からすれば、一度にたくさん手に入ることもあって、数が魅力になることもけっこうあるのです。まとめ売りをするときには、サイズを統一するのは鉄則です。大人であれば9号なら9号のセット、子供服の場合には130と140という具合に2つにまたがっても大丈夫です。トップスとボトムスは混ざっていてもいいですし、トップスだけ、ボトムスだけでもOKです。
 

出品している日数と再出品のタイミングも売る方法のひとつ!

出品してもなかなか売れないときには、再出品を考えた方がいいかもしれません。そうすれば、上の方に表示されるので、見てもらいやすくなります。 メルカリの場合、出品を停止させることもできますが、再出品をするときにはいったん削除しなければなりません。つまり、出品の停止と削除は違うということです。

削除は商品の編集から行います。
商品の編集から削除を行う

商品の編集から削除を行う


「この商品を削除する」を選ぶと削除すると復活できないという内容の注意書きが表示されるので確認をしましょう。その上で「はい」をタッチすると削除ができます。
注意書きをよく読んでから削除を行う

注意書きをよく読んでから削除を行う


再出品のタイミングは、まずはキーワードで検索をしてみて自分の商品が埋もれていると感じたときです。商品によっては出品数が少なくて、画面の下の方にいかないこともあるからです。一方、出品数が多い物になると、すぐに埋もれてしまうので3日~1週間が再出品のタイミングになってきます。システム上、出品の終わりがないので自分で判断をして、自分で再出品をすることになります。

メルカリには膨大な商品が出品されているので、他に埋もれてしまうとなかなか売れないこともあります。でも工夫やちょっとした注意で売れるようになる可能性は高いと思います。値段やキーワード設定などに気をつけて出品をしてみましょう。

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※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。

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