メルカリでの「値下げ」とは?

値下げ交渉が盛んなメルカリ。

値下げ交渉が盛んなメルカリ。

メルカリなどのフリマアプリにおいては、出品者と購入希望者の間で値下げの交渉が行われます。実際にメルカリなどに出品をしてみると、高い確率で値下げについてのコメントがくるので、かなり浸透していると感じます。一方で、値下げはユーザーにとってメリットであると同時に、トラブルを招く要因にもなっています。この記事で詳しく見ていきますが、顔が見えない取引である以上、安易な考えで取引をしようとしているユーザーがいるのは否定できません。

とはいえ、ほとんどのユーザーはルールやマナーを守って取引に臨んでいますし、トラブルを防止する方法もあるので、あまり心配はいらないかもしれません。それに、値下げには必ず応じなければならないわけではありません。メルカリのルールには書かれていないので、値下げが無理なら断ってもいいのです。
 

値下げに応じた方が売りやすくなるのは事実

先ほど値下げは応じる必要はないと書いたのですが、より売りやすくするためには、応じた方がいいのも事実です。購入したいと思っているユーザーは、少しでも値段を下げたいので、値下げの可能性がある商品を選んできます。特に類似商品が多数ある場合には、価格はもちろんですが、いくらまで下がるかを気にします。そのため競争が激しい商品や、値下げ交渉に応じた方がよりスピーディーに売れると言えます。またマニアックな商品については、もともとの需要が少ないので、多少値段が下がったとしても、欲しいという人が現れたときに売ってしまった方が得策なこともあります。
 

メルカリでの値下げの流れ

では、実際の値下げの流れをざっと確認してみましょう。
 
  1. 購入希望者から値下げのお願いのコメントがくる
  2. 値下げ可能ならば返信をして、値段を下げて専用出品にする。値下げ不可ならば断る
  3. 購入される

出品者が判断するのは、値下げをするか否かということと、いくらにするか?ということです。購入希望者から具体的な金額が提示されていれば、それでOKかどうかの判断になります。

購入者側が値下げのお願いするときについては、「メルカリで値下げ交渉を成功させるコツとマナー」で詳しく書いています。専用出品については「メルカリの文化「専用」の使い方」をご覧ください。
 

メルカリでの値下げにまつわるトラブル

冒頭でも値下げがトラブルの要因になることがあると書きましたが、ここからは実際の例を挙げていきたいと思います。どんなトラブルが起きる可能性があるのか、それに対する対処法や予防策などを紹介します。

■値下げ不可と書いてあるのにコメントがきた
値下げ依頼のコメントが煩わしかったり、送料を考えると値下げができないという場合には、最初から「値下げ不可」と書いておくのがオススメです。それでも値下げのお願いがきたら、きっぱり断りましょう。「商品説明にも書いてありますように、送料を考えるとこれ以上安くするのは難しいです」といった内容で大丈夫です。「値下げできないって書いてありますよね?」というけんか腰の返答はしてはいけません。

■何度も値下げ交渉をしてくる
一度値下げの依頼がきて、それを断っても何度もコメントをしてくるユーザーもいます。あまりにもしつこいならば、ブロックしてしまうのも手です。そうすればコメントができなくなります。ブロックは、ブロックしたいユーザーのページを開き、右上の「・・・」をタッチし、「この会員をブロック」でできます。

■いくらにして欲しいのかわからない
値下げの依頼がきても、具体的にいくらにして欲しいのかが書かれていないこともけっこうあります。「値下げは可能ですか?」という質問です。実はこれ、出品者からするとすごく困る質問なのです。具体的にいくらなら買うのか?を知りたいからです。しかも「では1500円でいかがですか?」と値下げした価格を出品者が提示しても、「検討します」という返事がくることも。だったら最初から希望の金額を言ってくださいと思うのは出品者として当たり前のことです。その結果、コメントをしてきたユーザーをブロックすることもあるので、交渉するときには具体的な金額を伝えるようにしましょう。

■他の人と比べて値段を言ってくる
同じ商品が出品されているとき、違う商品の値段と比較して値下げ交渉をするユーザーもいます。たとえば「他の出品者さんは5000円で出品しているので、4,800円に値下げしてもらえませんか?」という内容です。値段に関しては出品者の都合でつけているので、いくら同じ商品とはいえ値下げができないこともあります。それに中古であれば、商品の状態も違ってくるので、そういったいくつもの要素を考えなければなりません。

■値下げをして専用にしたのに購入しない
値下げをOKして専用出品にしたにもかかわらず、それ以降一切連絡がこないということもあります。理由としては、気が変わったとか、そもそもいたずらだったとか考えられますが、出品者としては、いつまで専用にしておけばいいのか悩んでしまうのは間違いありません。でも、こういった事態を考えて期日を決めておけば、その後の対処がしやすくなります。「24時間以内の購入がない場合には、値下げと専用出品を解除します」というように、具体的な数字を書いてメッセージを送ればいいのです。

期日が過ぎても購入されなければ、「専用出品の期日が過ぎましたので、解除します」とコメントをしてから値段を戻し専用を解除しておきます。そうすれば、トラブルも回避できます。

■横取りされた
値下げをと同時に専用出品にする理由は、他のユーザーの購入を防ぐためですが、専用を無視して購入するユーザーもいます。いわゆる「横取り」です。でも、これに関してはペナルティなどはありません。専用は、ユーザー同士の暗黙のルールであって、メルカリの公式なルールではないからです。そのため、購入手続が進んだ以上、購入者に商品を売るのが出品者の役目ではあるのですが、実際のところ気持ちのいい取引にはならないと思います。

他のユーザーが横取りをしてしまうのは、「いいね!」をしている人に値下げ通知が届くことも理由のひとつです。メルカリでは10%以上値下げをすると、その旨を伝える通知が届くので、それを見て購入をすることが多いのです。

専用出品を無視した横取りについては、防ぐのは難しいので、ここは考え方を変えてみるといいかもしれません。「あくまで早い者勝ちである」ことをプロフィールに書いておくのです。たとえば

コメントをしていただいたり、専用出品にしたとしても、最初に購入手続をした方と取引をします

という一文があれば、トラブルは防ぐことができます。
 

メルカリでの値下げ対応でもめないための断り方!返信メッセージ例

値下げのお願いを断ると、なんだか気分を害してしまいそうだなと思うかもしれません。でも、ちゃんと言葉を選び、真面目に対応すれば全く問題ありません。逆に、対応の仕方によっては相手を不愉快にすることもあるので、断るときのポイントを4つ挙げてみます。

■必ず返信する
値下げをするしないに関係なく、返信をするのはマナーです。出品者から返事がないと、コメントした方もその後の対応に悩んでしまいます。ダメならダメで早めに伝えることが、相手のためになるのです。

■断る理由を述べる
なぜ値下げができないのか?を伝えることで、相手も納得してくれるはずです。送料が高いから、出品したばかりだからなど理由は様々でしょう。たとえば以下のようなフレーズで返答すれば大丈夫です。

送料を考えると、値下げは難しいです。ご要望に応えることができずすみません。

出品して間もないので、もう少し様子を見たいと思います。またよろしくお願いします。

ただ単に「できません!」と書いてしまっては、相手も理由がわからないだけではなくて、そのやり取りを見ている他のユーザーにも不安を与えます。「この出品者は、ちゃんと取引ができるのだろうか…」と思われてしまう可能性もあるので、誠実な返答をしておきましょう。

■「ご期待に応えることができず、すみません」と書く
値下げを断っても出品者に全く非はないのですが、一言「すみません」とあると、印象が良くなります。「ご期待に応えることができず、すみません」「また機会があれば、そのときにお願いします」という内容でOKです。先ほども書いたように、コメントは他のユーザーが見る可能性もあるので、誠実な対応ができることを伝えると、その後の取引がやりやすくなります。

■値段を提示してみる
購入希望者から提示された価格が安すぎて値下げができないときには、出品者の方から提示するのもアリです。たとえば、2000円の商品に対して「1500円ではどうですか?」と依頼がきたとします。さすがにここまで下げられないと思ったら「1500円は難しいので、間をとって1750円ではいかがでしょう?」というイメージです。

実は、こういった値引きはユーザー同士の駆け引きでもあるので、本当は1700円とか1750円で買いたいと思っている可能性があります。でも、最初からその値段で交渉してしまうと、万が一難しいとなったらそれ以上の価格になってしまいます。先ほどの例でいうと、1750円でお願いして、それが無理なら1800円とか1850円になるという感じです。でも、1500円でお願いした場合、それが難しくても間をとって1750円なら……と出品者は考えるかもしれません。そう購入希望者は思っていることもありますし、実際、私はそう考えて交渉することもけっこうあります。

出品者の立場になると、せっかく購入希望者が現れたのだから売りたいと思うのは当然です。妥協できる価格を提示することで、お互いに納得いく価格で取引が成立することもあるということです。

商品をできるだけ高く、そして早く売りたいと思うのは、出品者なら誰でも同じです。でも、値下げの依頼がくる可能性があるので、それを見越した価格を設定しておくのも手だと思います。値段は後から下げることができるので、まずはちょっと強気の価格で出品するといった工夫をするといいかもしれません。

 
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※OSやアプリ、ソフトのバージョンによっては画面表示、操作方法が異なる可能性があります。