2017年の白露はいつ?

キリギリスも朝露に濡れ、秋の訪れを感じます

白露の頃は、キリギリスも朝露に濡れて……

2017年の白露は、9月7日から9月22日です。

白露は二十四節気のひとつ。二十四節気は季節の移り変わりを知るためのもので、約15日間ごとに24に分けられています。白露は毎年9月7日頃~9月22日頃にあたりますが、日付が固定されているわけではありません。二十四節気は1年を太陽の動きに合わせて24等分して決められるので、1日程度前後することがあるからです。

なお、白露といっても、白露(二十四節気の第15)から秋分(二十四節気の第16)までの期間をさす場合と、「今日は白露です」のように白露に入る日をさす場合があります。


白露の読み方、意味は?

白露には「はくろ」「しらつゆ」という読み方がありますが、二十四節気の場合には「はくろ」と読みます。

白露とは、露が降り、白く輝くように見える頃という意味です。夜の気温がぐっと下がって空気中の水蒸気が冷やされると、水滴になって葉や草花につくようになります。それが露(朝露)。日中はまだ残暑が続いていますが、朝晩は冷えるようになり、朝露が降りる始める時期をあらわしています。

二十四節気では、白露の前は暑さがおさまる頃という意味の「処暑」、白露の次は昼夜の長さがほぼ同じになり、秋の夜長に向かう「秋分」となります。

●白露前後の二十四節気の移り変わり
処暑→白露→秋分


露をあらわす美しいことば

朝露をいつくしむような美しいことばがたくさんあります

露を表す美しいことばがたくさんあります


白露ということばは、秋の訪れをいつくしむように、朝の光にきらきらと輝く露の美しさを表しています。江戸時代(天明7年)の暦の解説書「暦便覧」には、「陰気やうやく重りて、露凝りて白色となれば也」と書かれており、白露の由来がわかります。

また、日本文化に深く関わっている中国伝来の「五行説」では、秋は白とされており、秋のことを「白秋」ともいいます。ちなみに、多くの名作を残した詩人・北原白秋(本名・北原隆吉)が活躍した時代は、「白露時代」と呼ばれています。

露の美しさは花や宝石にたとえられることも多く、「露華(ろか)」「露珠(ろじゅ)」「玉露(ぎょくろ)」などがあります。「月の雫」ということばは、露の異称です。たくさんの露が草木から滴り落ちる様子を表す「露時雨(つゆしぐれ)」ということばもあります。


白露の初侯・次侯・末侯

二十四節気をさらに3つに分けた七十二侯は、白露の間にこのように移り変わります。

●初侯:草露白(くさのつゆしろし)  9月7日頃
白露と同じ意味で、草の露が白く輝いて見える頃。

●次侯:鶺鴒鳴(せきれいなく)  9月12日頃
セキレイが鳴く頃。セキレイは日本神話にも登場する鳥で、男女の神が結ばれるきっかけを教えたという話から、「恋教え鳥」とも呼ばれています。

●末侯:玄鳥去(つばめさる) 9月17日頃
春にやってきたツバメが、子育てを終え南へ帰っていく頃。来春までしばしのお別れです。


白露の過ごし方

白露の期間に、「重陽の節句」(9月9日)、「二百二十日」(9月11日頃)、「敬老の日」(9月の第3月曜日)、「彼岸の入り」(9月20日頃)があります。また、年によっては「中秋の名月」(旧暦8月15日)がめぐってきます。

●「重陽の節句」(別名・菊の節句)では、前日に菊の花に綿を被せておき、朝露を吸ったその綿で身体をふく「被せ綿(きせわた)」や、ひな人形を飾る「後の雛」という風習があります。季節の風情も楽しめる雅な風習で、フラワーアレンジに被せ綿を取り入れてみても素敵です。また、重陽の節句は長寿祈願の行事なので、重陽の行事食を「敬老の日」に用いてもよいでしょう。
9月9日 重陽の節句(菊の節句)の楽しみ方
重陽の節句にひな人形を飾る!?大人の雛祭り「後の雛」
敬老の日のいろは

●「二百二十日」は雑節のひとつで、立春から数えて210日目にあたり、農家の三大厄日とされてきました。台風の襲来や荒天続きになることが多いため、収穫を控えた農作物が被害に遭わないよう、警戒されてきたのです。暮らしの中でも、気をつけたいものですね。
9月1日「防災の日」と雑節「二百十日」「二百二十日」について

●「彼岸の入り」とは、秋の彼岸(9月23日頃の秋分の日を中日とした7日間)に入る日のことをいいます。「暑さ寒さも彼岸まで」というように、暑さがやわらぎ過ごしやすくなっていきます。「おはぎ」の語源になった萩の花や、彼岸花も咲き始めるので、自然に親しむよい機会になります。
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