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アロマオイルの酸化は危険! オイルの正しい保管法

アロマオイルの酸化は危険です。酸化すると発がん性物質を含むようになるなんて記述も……。今回は、オイルの正しい保管法をご紹介いたします。どんな場所に、何に入れて保管すれば良いでしょうか。「精油保管」についてポイントをお教えします!

中野 智美

執筆者:中野 智美

アロマテラピーガイド

アロマオイルの酸化を防ぐ……オイルの正しい保管法

アロマオイルの酸化は危険! オイルの正しい保管法

アロマオイルの酸化を防ぐ方法

アロマテラピーに欠かせないエッセンシャルオイル(精油)。どこに置いてますか。
高温多湿の気候になる日本では、エッセンシャルオイルの置き場所にも気を配りたい。ではどんな場所に、何に入れて保管すれば良いでしょうか。エッセンシャルオイルの劣化とあわせてポイントをお教えします。こういったことを守ってこそ、効果的なアロマが実現します。
 
<目次>
  

酸化したオイルは危険です! 発がん性物質を含むようになる⁉

エッセンシャルオイルは高温多湿を嫌います。温度が高く湿度の高いところでは「酸化」しやすくなります。酸化したオイルは匂いが変わります。最初に蓋を開けたときと香りが違うと酸化のサイン。ではどうして酸化すると良くないのでしょうか。

酸化したエッセンシャルオイルを肌に塗った場合、チクチクといった肌への刺激性が高まるといわれます。また、ある文献では柑橘系のオイルは特に酸化しやすく、酸化すると発がん性物質を含むようになるなんて記述もあります。確かに柑橘系のエッセンシャルオイル(レモンオレンジグレープフルーツ、ベルガモットなど)は通常、開封したら早めに使い切るよう言われます。一般にどのエッセンシャルオイルも目安として長くて1年で期限は切れます。しっかりとしたメーカーであれば、エッセンシャルオイルのボトルに期限が明記されていますが、これは未開封でのこと。開封したらなるべく早く使いましょう。
 

精油の置き場所と入れ物

涼しくて暗い場所。これがポイント。

涼しくて暗い場所。これがポイント。

ということで、酸化を防ぐには直射日光や高温、多湿の環境からオイルを遠ざけると良いようですね。たいていエッセンシャルオイルは色のついたボトルに入っています。これは光を遮る工夫。薬品なんかと一緒です。ではどんな場所に置いておくといいでしょうか。

「精油にとって好ましい場所」
・タンス、押入れなどクローゼット
・日光の当たらない棚
・引き出し など

「精油にとって悪い場所」
・浴室や洗面所
・窓際
・台所 など

涼しいからといって冷蔵庫はダメ。温度差があり過ぎてボトルに水滴がつきます。急激に冷やすことでオイルがどのように変質するのかもわかりません。さらに、子どもやペットの手の届かないところが良いですね。赤ちゃんや小さな子どもは色のついたボトルが大好き!興味津々です。すぐに口に加えようとするので気をつけなくてはいけません。また犬や猫も香りのあるボトルに寄ってきます。嫌いな香りもあるようですが・・・。
 

入れ物は「木」がいちおし!

見栄えはイマイチ。でも救急箱はオイル保管にとって良い条件は整ってます。

見栄えはイマイチ。でも救急箱はオイル保管にとって良い条件は整ってます。

たとえば100円ショップなどでもいろんな容器や箱が売られてますね。エッセンシャルオイルは別に何に入れてはいけないということはないのですが、できれば熱を遮断し、光の入らないものがいい。それを実現してくれるのが「木」

蓋のある木製の箱は優れた断熱材となり、暗い環境も作ってくれます。さらに箱の中に仕切りがあるものなら、ボトルが倒れずなおGood。エッセンシャルオイルのボトルが倒れると、蓋の縁についたオイルが箱についたり、閉めが甘いとこぼれる可能性もあります。


木箱は重いし落とすと割れます。そのため持ち運びには布製でもOK。おすすめしないのはビニールや紙、金属製。光を通し、熱を遮断しません。そのためエッセンシャルオイルの酸化が早まります。

木の箱に入れて先ほどのような環境で保管します。アロマセラピストは専用の木箱をよく使っていますが、家庭では木製の救急箱など便利ですね!
 

アロマオイルの保管法まとめ

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アロマショップで売っているさまざまな大きさのエッセンシャルオイル専用の木箱。大切なオイル。ステキな箱に入れておきたいもの。
◆エッセンシャルオイルの期限・・・通常、好ましい環境で置いてあるオイルは最長で1年。柑橘系は数ヶ月が目安。

◆エッセンシャルオイルの保管・・・なるべく倒れにくい木箱に入れて光を遮り、クローゼットなどに置く。高い場所だと子ども、ペットの手も届かず安全です。
 
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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