香りのお守りポマンダー

ポマンダーってご存知ですか?ポマンダーという名前は、pomme(りんご)とambre(琥珀色の、または上質の香料である「リュウゼンコウの香り」)からできています。

ポマンダーはヨーロッパにおいて、もともとタッジーマッジー(ハーブのブーケ)と同じく、魔よけや病気予防のためのお守りでした。ポマンダーなど「香りもの」を携えていると、流行病ペストにかからなかったといいます。

エッセンシャルオイルには、強弱こそあれ、ほとんどすべてに抗菌作用が含まれていることからも納得な話ですね。中世ヨーロッパの貴族たちは練り香を入れた金銀で作られたポマンダーを首からかけたり、腰にぶら下げて流行病や嫌なニオイから身を守っていたといわれますが、それを果物で作ったものがフルーツポマンダーです。

フルーツで作る香りの置物

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フルーツはオレンジがおすすめ!
フルーツポマンダーはりんごやオレンジといった果物に、殺菌、抗菌効果の高いスパイス(クローブ:丁子)を刺し、乾燥させて作ります。このクローブを刺していく方法は、エジプトのミイラ作りと基本的に同じ製法だとか...!スパイスの成分が細菌を寄せ付けず、その間に果物が乾燥しドライフルーツ状態になります。クローブは食用として売ってるものでOK。

通常、生のフルーツを何ヶ月も置いておくと当然、腐ります。しかしこのポマンダーはまったく腐らない!私のスクールには一番古いもので、確か10年近くたつオレンジポマンダーが転がっていますが、まったく腐っていません。知らない人は「これ、何ですか?珍しいフルーツ?」などと言われます。「オレンジのミイラですよ!」と言うと決まって驚かれるのです。もちろん今ではペスト予防などの必要はないので、香りのお守りとして部屋に飾って香りを楽しみましょう。