送料を抑えるポイントは2つ
メルカリで商品を送る際、料金を少しでも抑えるには2つのポイントがあります。1. 荷物のサイズをアップさせない
2. 同じサイズで料金が安い方法を使う
「荷物のサイズをアップさせない」というのは、例えば「ネコポス」から「宅急便コンパクト」にサイズアップしないようにするということ。メルカリ便を使う以上、現状の料金を支払うことになるので、それならば料金が安い方法で送れるようにどうにか工夫する、ということです。
「同じサイズで料金が安い方法を使う」は、メルカリ便にこだわらずに違う方法を取り入れるということ。当然ながら、メルカリ便のメリットは受けられませんが、コスト面でのメリットは無視できない場合もあります。
荷物のサイズをアップさせない工夫
■たたみ方(衣類の場合)衣類を梱包する際、荷物のサイズをアップさせないためのポイントはたたみ方にあります。例えばらくらくメルカリ便のネコポスで送りたいとなったとき、厚さは3cm以内なので、できるだけ薄くたたんで梱包します。
注意すべきは「縫い目」です。衣類の縫い目は厚みが出ているので、それをさらに重ねてしまうと厚みが増してしまいます。そのため縫い目がある肩部分や脇の下をできるだけ重ねないようにします。 画像のようなたたみ方で、脇の下の縫い目と袖を重ねないようにします。 裾部分も縫い目が厚いので、少しずらします。 このようにたたむと、厚みが出づらいです。でも手で触ってみて、厚みは確認しましょう。ボコボコしている部分があれば、生地をずらすなどの微調整をしていきます。
もう1つの注意点は、ウエスト部分。 これはスカートやパンツになりますが、ウエストはゴムが入っているなど厚みがあります。 ここも重ねないように、少しずらしてたたむようにしましょう。
■箱を見直す
例えば化粧品を梱包するとき、箱があるために荷物のサイズが大きくなってしまうことがあります。本体だけならばネコポスやゆうパケットで送れるのに、箱があって厚みがあるからサイズオーバー。そんな経験をした人もいるのではないでしょうか。この場合、箱をつけずに発送すれば送料がアップしませんから、商品説明に「送料を抑えたいので箱から出してお送りします」と書いておきましょう。
もしどうしても箱が必要というコメントがきた場合には、箱を潰して送る方法もあります。相手にその旨を伝えて、それでも良ければ箱も一緒に送りましょう。一方で、箱を潰してほしくないならば、配送方法が変わり送料もアップするので販売価格が上がることを伝えます。それで相手が納得すれば、送料を考えた価格設定にして購入してもらうようにしましょう。
同じサイズで料金が安い方法を使う
極力薄くコンパクトに梱包したけれど、メルカリ便よりも送料を抑えたいとなったら、郵便局の普通郵便やレターパック、クリックポストなどがあります。例えばトレーディングカードのような薄くて軽いものであれば、普通郵便84円で送れるでしょう。定形外郵便になったとしても、50g以内で規格内であれば120円で送ることができます。
他にも全国一律185円(2022年7月20日からの料金。7月19日までは198円)で送れるクリックポストもありますし、レターパックプラスであればA4ファイルサイズの専用封筒に重さ4kgまでの商品を入れて、全国どこにでも520円で送ることができます。レターパックプラスの場合、専用封筒に入ればいいのが大きなメリットです。
例えば、ゆうゆうメルカリ便のゆうパケットプラスは高さ7cmまで対応しますが、それよりもサイズが大きな商品もあります。そのようなとき、レターパックプラスの専用封筒に入れることができれば、520円で送ることができるというわけです。ちなみに、ゆうゆうメルカリ便のゆうパック60サイズの料金は770円ですから、250円の違いが出てきます。
匿名配送が使えないデメリットも
メルカリ便を使うメリットのひとつは、匿名配送が使えることです。ユーザー同士が個人情報をさらさない方法ですから、安全面を考えてあえてメルカリ便を使う出品者も少なくありません。もしメルカリ便以外の方法を使うとなったら、匿名配送にはなりません。そうすると、出品者自身の個人情報が購入者に伝わるだけではなく、購入されにくくなることもあります。送料を安く抑えても売れにくくなってしまうのは考えものです。その点も含めて配送方法は選んでいく必要があります。最終手段は「着払い」だけれど……
どうしても送料を抑えたいとなったら、着払いで送る方法もあります。でも匿名配送は使えませんし、何より購入側からは敬遠されてしまいます。筆者としてはあくまで最終手段と考えていますが、出品者の都合に合わせて取り入れていくのも手立てのひとつになってくるでしょう。メルカリで商品を送る際、料金を抑えたいと思うのはどの出品者も同じです。とはいえ、あまりにも簡易な梱包になると配送中に破損してしまう可能性もあります。購入者からクレームがくることもありますから、今まで通り丁寧な梱包は心がけつつ、ちょっとした工夫を取り入れていくと良さそうです。
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