メルカリの使い方/メルカリの購入方法・買い方の流れ

メルカリで商品の返品はできる?返金・送料は?トラブルを防ぐ出品方法

フリマアプリ「メルカリ」で、商品を買ったけど何だか違う……。なので返品をしたいということもあるかもしれません。とはいえ、実際に返品ができるのかどうかは取引の状況によります。そこで今回の記事では返品できる条件やできないケース、返品の方法などを解説。返金されるのか?送料はどうなるのか?や返品トラブルを防ぐ出品方法についてもまとめます。

川崎 さちえ

執筆者:川崎 さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイド

メルカリでのトラブル、商品の返品はできる?

メルカリで返品したいとき、どうする?

 

フリマアプリのメルカリで購入して実際に商品が届いたとき、もしかしたら「あれ? なんだか違うな」と思うことがあるかもしれません。スマホやタブレットを通して見る画像が頼りで、直接商品を見たり触ったりできないためのトラブルのひとつです。そうなると返品を考えますが、実際返品は可能なのでしょうか。

メルカリのルールやシステムを踏まえると、受取評価をしたのか、それともしていないのかがポイントになってきます。受取評価というのは、購入者が商品を受け取り、中身を確認した上で「商品が間違いなく届きました。写真や商品説明とも異なりません」と出品者に連絡をし、同時に評価をするシステムです。

これは購入者も商品に納得をして取引を完了しますという証明なので、ここで取引が完了します。そのため、その後でメルカリ事務局に連絡をしたとしても対処は難しくなってしまうので、特に家電やおもちゃなど動作確認が必要な商品は、必ず確認をしてから受取評価をしましょう。
 

不備があるときには受取評価をしてはいけない

もし商品に不備があったときには絶対に受取評価をしないで、出品者に問い合わせます。たとえば「商品が届きましたが、説明にない傷がありました。ダメージが大きく、使うのに支障があるので返品をお願いします」という内容でOKです。大切なのは、出品者に問い合わせをして両者が返品に合意をしていることです。メルカリのルールにもありますが、相談や合意がないとメルカリ事務局での対応が難しくなってしまうのです。
 

偽物の疑いがある場合は必ず確認する

商品が届いたときに「あれ?ちょっと偽物っぽい」と思ったら、受取評価をしないのはもちろんですが、鑑定を受けて真贋を確認するのがオススメです。シリアルナンバーなどがあるブランドでは公式サイトでの確認もできます。メルカリでは偽物に対してすごく厳しい対応をすると同時に、購入者には手厚い補償制度があります。メルカリ側で調査をして偽物だとわかれば、全額返金をしてもらえるのです。そのため偽物の可能性があるとわかった時点で、メルカリにも報告をしましょう。ただし、補償の対象ブランドは決められています。
 

メルカリの返品の方法

出品者が返品・返金に応じた後の手続きは以下の流れになります。
 
  1. 購入者が出品者に商品を返送
  2. 出品者が受け取り、購入者へ受け取った旨をコメントで連絡
  3. 両者が確認(購入者も「コメントありがとうございます」などした方がいい)
  4. メルカリ事務局に問い合わせる(問い合わせフォームから)
  5. メルカリ事務局が内容確認
  6. メルカリ事務局が購入者への返金手続きをする

上の流れを細かく見ていくと、まずは購入者が出品者に商品の返品を行います。このときは送料着払いで送れば購入者の負担はありませんし、追跡もできます。郵便局の場合はゆうパック、ゆうパケット、ゆうメール、ヤマト運輸の場合は宅急便 、宅急便コンパクトで着払いができます。

追跡機能があった方がいいのは、返品した商品が確実に出品者に届いたことを確認できるからです。前述したように、メルカリ事務局が購入者に返金手続きをするのが、商品が出品者に届いたことを確認した後になるので、もし届いていないとなると手続きが進みません。商品が出品者に届いたらコメントでその旨の連絡が来るはずで、それを受けて購入者もコメントを返しておくと両者が確認をしたことになります。

商品が購入者に届いた後は、メルカリ事務局に問い合わせることになりますが、このとき商品名、お互いのニックネーム、返品の経緯が必要になります。
 

返品できる条件は? ノークレームノーリターンはルール違反

さて、そもそも返品ができる商品はどういった物なのでしょうか。「ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセル」(キャンセルやクレーム、返品を受け付けないこと)、頭文字をとって「3N」にしている出品者もいますが、これはメルカリでは禁止行為になっています。
 
メルカリでは3Nを禁止している。(メルカリのルールより)

メルカリでは3Nを禁止している。(メルカリのルールより)


そのためキャンセルもクレームも返品も受け付けるのが取引上の基本になりますが、これは出品者の方に非があった場合といえます。たとえば商品説明にない傷や汚れがあったり、色が全く違う(黒を購入した白が届いた)、電源が入らず動かないなどです。つまり届いた商品に明らかに不備があれば、購入者は出品者に返品などを要求できることになるのです。
 

メルカリで返品が難しいケース

一方、購入者の都合での返品は難しいかもしれません。サイズが合わなかった、イメージと違った、やっぱり必要なくなったなどという理由です。サイズに関しては購入前に確認が必要ですし(ただし、サイズに大きな誤差があった場合には出品者側のミス)、イメージと違うのも理由としては成り立ちません。必要なくなったというのは、問題外でしょう。購入ボタンを押すということは、そこに購入の責任が発生することです。気軽に取引できるのがメルカリのいいところですが、お金のやりとりがある以上、きちんとした対応が必要になります。
 

返品を防ぐために出品者が注意すべきこと

出品者側もあまりにも簡単に出品するのではなく、やはり商品を売るという認識が必要になります。写真や商品説明でも、返品が起きやすい傷や汚れはしっかりと伝えなければなりません。クレームや返品があると、購入者だけではなく出品者も嫌な気分になりますし、作業に手間がかかります。それを防ぐためにも、責任を持って出品していくことが大切です。

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