アルバータダークバッチ／大胆ブレンド5・17新発売(2ページ目)

アルバータのイメージを覆す、新たなブレンデッド

前ページのカナディアンウイスキーの製法上の特長をご理解いただいた上で、ユニークなカナディアンブレンデッド「アルバータ ダークバッチ」についてご紹介しよう。
カナダで2012年に新発売。アメリカでは2014年に発売されて人気となっている。
現在の穀類原料にライ麦を100％使用する「アルバータ プレミアム」で知られるアルバータ蒸溜所のこれまでのイメージを覆す新しいコンセプトのウイスキーであり、ライウイスキー91％、バーボン8％、シェリー酒1％の比率でブレンドした、大胆でリッチな味わいを特長としている。

「Alberta Dark Batch」
700ml／45％／￥2,800(税別)
●フレーバリングウイスキー6年熟成とベースウイスキー12年熟成を使用
●長期熟成ベースウイスキーを加えたマスターブレンダーの芸術的ブレンド
●ライウイスキー91％、バーボンウイスキー8％、シェリー酒1％
●衝撃的ともいえる重層感あふれる香味
●ドライフルーツやバニラ様の甘み、心地よいスパイシーさ
Surprisingly Powerful
ライウイスキーの半分は6年熟成のフレーバリングウイスキー、残りの半分は12年という長期熟成のベースウイスキーをブレンド。さらにバーボンウイスキー「オールドグランダッド」とシェリー酒を加え、後熟して生まれた香味である。
伝統的なライウイスキーの風味にバーボンとシェリー酒が繊細に溶け込み、深く芳醇な香味に洗練された現代的なテイストを感じ取ることができる。
色／濃い赤銅色
香り／バニラ、プラム、カシス
味／甘さとともに若干の酸味とスパイシーさ
フィニッシュ／なめらかな余韻が長くつづく
ボディ／フルボディ

飲み方はストレート、オン・ザ・ロックがおすすめ。できるだけ生(き)の香味、深い香味を感じていただきたい。柔らかい飲み口ながら、じっくりと味わうほどに豊かな複雑味を実感できる。
ロックにオレンジピールを絞り入れると、爽やかな甘さが加味され、さらに新鮮な味わいを楽しめる。
カクテルベースにしても深いコクの味わいとなる。とくにわたしが好むのはオールドファッションド、ミントジュレップのふたつ。(ボトル撮影／小寺浩之)

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