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お酒で老けない! 二日酔い撃退法5カ条

今回は、お酒で老けないための、二日酔いや悪酔いしにくい飲み方のコツを5つご紹介いたします。お酒は楽しく飲みたいものですが、悪酔いや二日酔いを続けると体にダメージを与えて、老化が進むだけでなく、病気やがんになるリスクも高まります。

宇山 恵風

執筆者:宇山 恵風

アンチエイジングガイド

お酒で老けないために……二日酔いや悪酔いしにくい飲み方のコツ5つ

老けないお酒の飲み方

頭痛、胃もたれなど二日酔いは脳や内臓に軽い炎症を起こしてダメージを与えており、それが老化を加速させます。

春は花見、夏はバーベキュー、秋は紅葉狩り、冬は忘・新年会と、1年中お酒の席が絶えませんが、二日酔い、飲み過ぎなどで悪いお酒を飲み続けていると、老化や病気の原因になります。

いつまでも「まだ大丈夫!」と自分の健康を過信していると、肥満、高血圧、脂質異常症、高血糖など、メタボリックシンドロームに陥るだけでなく、アルコール依存症、記憶力の低下、脳の委縮、認知症、そして大腸がん、乳がん、心臓病などのリスクも高くなります。

特に飲んだ翌日も胸やけや頭痛、下痢などを起こして二日酔いに悩まされるような飲み方を繰り返すのは最悪です。悪酔いや二日酔いを防ぐ飲み方、二日酔いを早く治す方法を身に付けて、お酒と上手に付き合えるようになりましょう。
 
<目次>
 

老けないお酒の飲み方1.空腹で飲まず、トマトジュースを!

トマトジュースは二日酔い予防にも、肥満予防にも効果的です!

トマトジュースは二日酔い予防にも、肥満予防にも効果的です!

まず、悪酔いや二日酔いを予防するためには、空腹でお酒を飲まないことです。せっかくのご馳走がたっぷりの宴席なので、思い切り空腹で臨みたい気持ちはわかりますが、空腹状態でお酒を飲むと酔いが回りやすく、内臓にもダメージが大きいため、飲む前にきちんと食べて、「小腹が空いた」くらいの状態で飲み始めるようにしましょう。

ガイドのオススメは酒席前にトマトジュースを1缶飲み干すこと。トマトには、アルコールに含まれる毒性の「アセトアルデヒド」の働きを抑えて、二日酔いになりにくくする「リコピン」や、解毒作用のある「グルタチオン」が含まれるほか、酒席でよく出てくる脂っこいおつまみのコレステロールや中性脂肪が体にたまりにくくしてくれる働きがあります。
 

老けないお酒の飲み方2.炭酸割り、お湯割り、熱燗は避ける

炭酸入り、熱燗、お湯割りアルコールは早く悪酔いする可能性大です。

炭酸入り、熱燗、お湯割りアルコールは早く悪酔いする可能性大です。

次にお酒の種類ですが、できればビール、ハイボール、チューハイなどのソーダ割り、炭酸割りは避けましょう。炭酸が入っていると、飲みやすくてぐいぐい飲んでしまいますが、炭酸がアルコールの吸収を早めてしまうため、酔いが回りやすく、悪酔いしやすくなります。

また焼酎のお湯割りや日本酒の熱燗などは、揮発したアルコールを鼻から吸収して酔いが回りやすくなりますから、焼酎は水や冷たい緑茶やウーロン茶で割ったりして、日本酒は常温か冷酒でゆっくり飲みましょう。

お酒を飲むときは常に傍らに「水」をチェイサーにして、お酒を飲んだら水を口に含ませるようにします。こうすることで、アルコールの血中濃度が急激に上がるのを防ぎます。お茶やウーロン茶は利尿作用があるため、水の方がベターです。
 

老けないお酒の飲み方3.大豆と野菜をつまみにする

脂っこいものより、野菜と大豆たっぷり、スルもたっぷりのお鍋が二日酔い予防にはGOOD!

脂っこいものより、野菜と大豆たっぷり、スルもたっぷりのお鍋が二日酔い予防にはGOOD!

おつまみは、脂っこいものの方が二日酔いしないと言われますが、ガイドの経験からすると、野菜と豆腐、豆類中心のつまみが、翌日のお腹の調子も頭の調子も良いです。

実は大豆に含まれる「大豆ペプチド」が、「アセトアルデヒド」を無毒性に変化させて、アルコールの血中濃度を下げる働きをしてくれます。野菜たっぷりのお鍋、湯豆腐などは、カロリーも低く、熱々なので、自分だけでなく、飲んでいる仲間が火傷をしないようにと、お互いにゆっくり注意しながら食べるので、ほろ酔い気分を正常に戻してくれます。また水分も多いので、アルコールを中和してくれます。自分で箸を動かして調理するのも酔い覚ましになりますね。
 

老けないお酒の飲み方4.肝臓の働きを高めるカイロ&腹巻

肝臓を冷やして血行を悪くしないためにもカイロ&腹巻を使おう

肝臓を冷やして血行を悪くしないためにもカイロ&腹巻を使おう

アルコールを飲んだときに一番働いてくれるのが「肝臓」。アルコールは私たちの体にとっては「毒」でもあるため、毒から体を守るために、肝臓がアルコールを無毒化してくれるのです。お酒を飲んだときに肝臓をよく働かせるためには、肝臓の血行を良好な状態に保つ必要があります。

そこでガイドは、腹巻を付けて酒席に臨んだり、寒い日は、腹巻の中に使い捨てカイロを忍ばせて、肝臓を温めて血行が滞らないように注意しています。カイロを貼る場所は2カ所で、右側の胸(みぞおち)の下あたりと、ちょうどその裏側にあたる右の背中で、腹巻に貼って挟んでおくと、ポカポカです。
 

老けないお酒の飲み方5.ツボ押しで肝臓アシスト

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飲む前にツボ押しで二日酔い予防。肝臓の働きを高める「期門(きもん)」と、むかつきを解消する「巨闕(こけつ)」の場所を覚えておこう!

お酒を飲む前、または飲んでいる最中でもいいので、肝臓の働きを高めるツボ押しをぜひ試してください。ツボの場所は、胸の谷間から指3本分くらい下にあり、悪酔いを防ぐ「巨闕(こけつ)」と、一番下の肋骨とバストトップの真下が交差する場所にあり、肝臓の働きを高める「期門(きもん)」です。

飲む前にはぜひ「期門」を刺激して、飲んでいる途中でむかつきや違和感を感じたら「巨闕」をゆっくりじんわりと押します。翌日まで襲ってくる吐き気やむかつきなどが防げます。

こうして二日酔いになりにくい5つの方法を実行すれば、楽しい酒席・宴会・コンパになること間違いなし。とにかく会話が弾めば、お酒を飲み過ぎることもないですし、楽しい会話で頭を使って脳の血行も良くなり、ストレスが解消されて、「良いお酒が飲めた!」と満足感も高まります。
 

二日酔いになってしまったら……頭痛に効くツボ

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二日酔いになって頭痛がするときは「風池」と「天柱」、胃腸が疲れたときは「肝兪(かんゆ)」を刺激しよう

もし万が一、二日酔いになってしまったら、水分補給をしっかり行うこと、ビタミンC(サプリメントでもOK)を補給すること、そして二日酔いの頭痛と胃もたれなどを改善するために、首の後ろ側にある「風池」と「天柱」、そして胃腸の働きを助ける「肝兪(かんゆ)」などのツボを刺激して、体を休ませて、睡眠をとりましょう。

フルーツをたっぷり摂るのも二日酔いには効果的です。アルコールを分解するために消費してしまったビタミンやミネラルをフルーツで補給し、さらにアルコールでダメージを受けた細胞をフルーツの抗酸化物質でサポートしてあげましょう。すりおろしたリンゴやオレンジとレモンを絞った生ジュースなどは、ビタミンCをたっぷり補給できるので、アルコールで傷ついた体を修復してくれます。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して肌荒れや不調を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮し、正しい方法で行ってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。

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