お酒で老けないために……二日酔いや悪酔いしにくい飲み方のコツ5つ
頭痛、胃もたれなど二日酔いは脳や内臓に軽い炎症を起こしてダメージを与えており、それが老化を加速させます。
いつまでも「まだ大丈夫!」と自分の健康を過信していると、肥満、高血圧、脂質異常症、高血糖など、メタボリックシンドロームに陥るだけでなく、アルコール依存症、記憶力の低下、脳の委縮、認知症、そして大腸がん、乳がん、心臓病などのリスクも高くなります。
特に飲んだ翌日も胸やけや頭痛、下痢などを起こして二日酔いに悩まされるような飲み方を繰り返すのは最悪です。悪酔いや二日酔いを防ぐ飲み方、二日酔いを早く治す方法を身に付けて、お酒と上手に付き合えるようになりましょう。
老けないお酒の飲み方1.空腹で飲まず、トマトジュースを!
トマトジュースは二日酔い予防にも、肥満予防にも効果的です!
ガイドのオススメは酒席前にトマトジュースを1缶飲み干すこと。トマトには、アルコールに含まれる毒性の「アセトアルデヒド」の働きを抑えて、二日酔いになりにくくする「リコピン」や、解毒作用のある「グルタチオン」が含まれるほか、酒席でよく出てくる脂っこいおつまみのコレステロールや中性脂肪が体にたまりにくくしてくれる働きがあります。
老けないお酒の飲み方2.炭酸割り、お湯割り、熱燗は避ける
炭酸入り、熱燗、お湯割りアルコールは早く悪酔いする可能性大です。
また焼酎のお湯割りや日本酒の熱燗などは、揮発したアルコールを鼻から吸収して酔いが回りやすくなりますから、焼酎は水や冷たい緑茶やウーロン茶で割ったりして、日本酒は常温か冷酒でゆっくり飲みましょう。
お酒を飲むときは常に傍らに「水」をチェイサーにして、お酒を飲んだら水を口に含ませるようにします。こうすることで、アルコールの血中濃度が急激に上がるのを防ぎます。お茶やウーロン茶は利尿作用があるため、水の方がベターです。
老けないお酒の飲み方3.大豆と野菜をつまみにする
脂っこいものより、野菜と大豆たっぷり、スルもたっぷりのお鍋が二日酔い予防にはGOOD!
実は大豆に含まれる「大豆ペプチド」が、「アセトアルデヒド」を無毒性に変化させて、アルコールの血中濃度を下げる働きをしてくれます。野菜たっぷりのお鍋、湯豆腐などは、カロリーも低く、熱々なので、自分だけでなく、飲んでいる仲間が火傷をしないようにと、お互いにゆっくり注意しながら食べるので、ほろ酔い気分を正常に戻してくれます。また水分も多いので、アルコールを中和してくれます。自分で箸を動かして調理するのも酔い覚ましになりますね。
老けないお酒の飲み方4.肝臓の働きを高めるカイロ&腹巻
肝臓を冷やして血行を悪くしないためにもカイロ&腹巻を使おう
そこでガイドは、腹巻を付けて酒席に臨んだり、寒い日は、腹巻の中に使い捨てカイロを忍ばせて、肝臓を温めて血行が滞らないように注意しています。カイロを貼る場所は2カ所で、右側の胸(みぞおち)の下あたりと、ちょうどその裏側にあたる右の背中で、腹巻に貼って挟んでおくと、ポカポカです。
老けないお酒の飲み方5.ツボ押しで肝臓アシスト
飲む前にツボ押しで二日酔い予防。肝臓の働きを高める「期門(きもん)」と、むかつきを解消する「巨闕(こけつ)」の場所を覚えておこう!
飲む前にはぜひ「期門」を刺激して、飲んでいる途中でむかつきや違和感を感じたら「巨闕」をゆっくりじんわりと押します。翌日まで襲ってくる吐き気やむかつきなどが防げます。
こうして二日酔いになりにくい5つの方法を実行すれば、楽しい酒席・宴会・コンパになること間違いなし。とにかく会話が弾めば、お酒を飲み過ぎることもないですし、楽しい会話で頭を使って脳の血行も良くなり、ストレスが解消されて、「良いお酒が飲めた!」と満足感も高まります。
二日酔いになってしまったら……頭痛に効くツボ
二日酔いになって頭痛がするときは「風池」と「天柱」、胃腸が疲れたときは「肝兪(かんゆ)」を刺激しよう
フルーツをたっぷり摂るのも二日酔いには効果的です。アルコールを分解するために消費してしまったビタミンやミネラルをフルーツで補給し、さらにアルコールでダメージを受けた細胞をフルーツの抗酸化物質でサポートしてあげましょう。すりおろしたリンゴやオレンジとレモンを絞った生ジュースなどは、ビタミンCをたっぷり補給できるので、アルコールで傷ついた体を修復してくれます。
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