オリーブオイルの原料植物について
オリーブオイルの効能と使い方
オリーブ学名 Olea europaea
科名 モクセイ科
オイルが採れる部分 果実(果肉)
アロマテラピーでもオリーブオイルを使うんですか?と言われることがありますが、スキンケア基材としてよく活用されている植物油です。今や、日本の食卓でも一般的になったオリーブオイルですが古代エジプト、古代ローマといった古くから、食用や宗教儀式、医療などいろいろなシーンで活用されていたようです。聖書にはエッセンシャルオイル(アロマオイル)の原料と共にオリーブオイルが香油を作る材料として登場しています。
ご存知のとおりオリーブは平和の象徴。オリーブの葉で作った冠の写真やイラストは一度はご覧になったことあると思います。国連の旗のシンボルもオリーブです。
オリーブオイルの特徴
オリーブオイルは原料の品種によっても色に違いが出ます
オリーブは地中海地方原産の常緑樹。果実は熟すと緑から黒へと次第に色が変わります。その果肉からオイルが搾られます。
オイルは、わずかに緑がかった黄色から比較的、濃い緑色のものまであります。品種(栽培種)が多く、香りや色も微妙に違いがあります。
また食用と化粧品グレードの違いもあり、いろいろな種類のオイルが存在します。
低温では固まるので冷蔵庫に入れると固まります。
オレイン酸が多いため酸化しにくいオイルといえます。使いやすく、入手もしやすいためビギナーにもおすすめ!
オリーブオイルの種類
果肉部分(食べる部分ですね)からオイルが採れます
果肉を圧搾したオイルの最初の抽出液がバージンオイルです。特に、圧搾の開始直後に抽出された上質な油は「エキストラバージンオイル」または「一番搾り油」と呼ばれます。
さらにそれを精製したものや、残りかすに近いものを水と混ぜて搾るグレードもありますが品質が落ちるため、安価な石鹸に配合されたりします。
アロマテラピーでは、純粋にオリーブの果肉から搾ったエキストラバージンオリーブオイルが推奨されます。エキストラバージンオリーブオイルは、独特の香りが結構強く鼻に届きます。私などは大好きですが、エッセンシャルオイルの香りを妨げないか?と言われると、そうかもしれないなと思います。特に軽い香りのエッセンシャルオイルなら、オリーブオイルの香りに負けてしまいます。
誰にでも好まれるわけではないので、使用する際は、スキンケア用の精製度の高いものなどにするか、香りを確かめてからにしましょう。ただし、フルーティな香りなので、本来あまり不快な香りではありません。
オリーブオイルに期待できる効能
20ml500円~100ml1500円(税抜)前後が目安
■オリーブを使った保湿オイルの作り方
材料(1~2回分)
- (スキンケア用)エキストラバージンオリーブオイル10ml
- スキンケア効果に優れるエッセンシャルオイル1~2滴
■使い方
清潔にした肌を化粧水などで整えた後、作ったオイルを少量手に取って広げるだけ。少し浸透させるようなイメージで、軽く擦り込みましょう。顔も体もいずれも使えます。体の場合は、オイルマッサージのように使ってOKです。
■使用感
とろりとしたオリーブオイルは、まるで何かに包まれているような安心感と心地よさを覚えます。やや重ためです。
オリーブオイルを買うとき、使うときのポイント
食用のものは肌に塗らないようにしましょう。肌に塗布するなら、アロマテラピーショップなどで化粧品(スキンケア)グレードのものを使いましょう。【関連記事】