グルメ・各国料理(海外)/世界のお茶・お酒・スイーツ他

オランダ・ベルギーのチーズ

ゴーダやエダムなどおなじみのチーズの故郷、オランダ。そしてビール大国ベルギーにはビールと関わりの深いチーズもあります。

古屋 江美子

執筆者:古屋 江美子

旅行ガイド

オランダのチーズ 

ゴーダ

ゴーダの町のチーズショップ

オランダのチーズ作りの歴史は古く、ローマ時代にまでさかのぼります。中世になると海外にも輸出するようになり、実は17世紀に日本に初めてチーズを伝えたのもオランダでした。

オランダチーズの約6割を占めるのは車輪の形をした「ゴーダ」というハードチーズ。大きなもので20kgほどもあります。いまやオランダ全土で作られていますが、ロッテルダム近郊の町、ゴーダが生まれ故郷。ゴーダには何百年ものあいだ実際に使っていたチーズ計量所があり、現在は博物館になっています。

もうひとつ、コロンと丸い形がかわいいチーズ「エダム」も有名。かつてアムステルダム北のエダム港から輸出されたのが名前の由来です。ゴーダよりもあっさりした味わいで、輸出用には赤いセロファンを貼っているため「赤玉」と呼ばれることも。チーズの町として知られるゴーダ、エダム、アルクマールなどでは夏のあいだチーズ市も開催されます。

 

ベルギーのチーズ 

ベルギーでも数百年前からチーズは作られていますが、とくに活発になったのは1960年代と比較的最近のこと。ベルギーで最も有名なチーズは、表面を塩水で洗う「エルヴ」と呼ばれるウォッシュタイプのチーズです。

ベルギーらしさが漂うチーズなら「シメイ」。シメイと聞いて、ベルギービールの銘柄を思い浮かべた人もいると思いますが、アタリ。実はこのチーズ、ビールと同じスクールモン修道院で作られている、修道院ビールならぬ修道院チーズなのです。作っているチーズのタイプもいくつかあり、なかには「シメイ・ア・ラ・ビエール」のように、シメイビールで洗って仕上げたチーズもあります。

世界のチーズ
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます